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WiFiを利用した位置情報の特徴を解説|注意点も紹介

WiFiを利用した位置情報の特徴を解説|注意点も紹介

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インターネットの位置情報について理解を深めておけば、ゲームや写真を撮影した場所の記録など、さまざまな活用が可能です。

この記事では、WiFiを利用した位置情報とその仕組みや注意点について詳しく解説します。インターネットをよく利用する人や位置情報について詳しく知りたい人などは、ぜひ参考にしてください。

位置情報システムの基本

位置情報システムにはさまざまな種類があり、メリットとデメリットもあります。まずは基本を理解して、位置情報システムを賢く利用できるようになりましょう。位置情報の主な種類やメリットなどを詳しく紹介していきます。

位置情報の主な種類

位置情報には、おなじみのGPS、IMES、ビーコン測位といった種類があります。それぞれ異なった特徴を持っており、向いている環境も違います。位置情報の主な種類について理解を深め、インターネットをより有効活用できるようになりましょう。

人工衛星を利用したGPS

「Global Positioning System」の略称であるGPSは、宇宙にある測位衛星から送られる情報によって、位置を特定するシステムです。4機以上の衛星から情報を収集しているからこそ、正確な位置がわかります。

もともとは軍事用として使用されていましたが、昨今では、ナビゲーション、タクシー、地図アプリ、防犯、ゲーム、スポーツ、カメラなど、GPSが使われているものはたくさんあります。つまり、ものすごく身近な存在ということです。

しかしながら、GPSにも欠点はあります。それは、ビルの中や高架下、地下などで効果を発揮できないことです。都会のようなあらゆるものが密集したエリアは苦手とも言えます。海や山などの上空が広々としている場所では、GPSがもっとも向いているといえるでしょう。

日本独自のIMES

「Indoor Messaging System」の略称であるIMESも、位置情報システムの一つです。これはGPS衛星とは異なり、日本オリジナルの技術として知られています。

屋内に設置して位置情報がわかるシステムですが、タブレットやスマホなど受信側の端末が対応していなければ使用できません。しかもスマホであれば、対応している機器はありませんので、IMESを利用したい場合、専用機器を用いる必要があります。

ビーコン測位

音楽データ通信などでおなじみのBluetoothを利用した屋内測位システムであるビーコン測位は、設置しやすく利用しやすいですが、電波干渉によって精度が落ち、信号の半径も広くありません。

ビーコンの技術は、正確には「Bluetooth Low Energy」を使用するシステムです。屋内空間に設置することで、スマホの位置情報を取得できる技術となります。

位置情報のメリットとデメリット

スマホやタブレットなどで位置情報システムを利用することによるメリットは、さまざまなものがあります。その反面、デメリットがあることも事実です。位置情報のメリットとデメリットについて理解を深め、失敗しない活用方法を実現させましょう。

メリット

タブレットやスマホにおいて位置情報を利用すれば、今いる場所から目的地までの経路案内が可能です。そのため、プライベートでもビジネスシーンでも活用できます。

また、ゲームの種類によっては、位置情報を利用して、近くにいる人と一緒にバトルなどを楽しめる時もあります。

撮影した写真の情報を収集できることもメリットになるでしょう。具体的には、場所と時間の情報を得られます。また、タクシーの配車アプリケーションでタクシーを呼ぶことも可能です。

このように、自分のいる場所、あるいはいた場所の情報がわかりますので、さまざまなシーンにおいてメリットを実感できます。

しかも、端末をなくしてしまった際に場所を特定することも可能です。iPhoneを紛失してしまった際は、パソコンがあれば、iCloudの「iPhoneを探す」ページに入り、見つけることは可能です。ご家族がどこにいるのかもわかりますので、連絡が取れないなどの心配も減るでしょう。

デメリット

自分の位置情報がわかるからこそ、誰かに場所を特定されてしまう危険性もあります。写真の情報によって、いつどこにいたのかが知られてしまいます。

ゲームで遊んでいた場合は、履歴によって働いている場所や自宅をある程度知られてしまうこともあるでしょう。

このように、個人情報がもれてしまうことは、位置情報のデメリットです。また、バッテリーの消費が多くなってしまう傾向もあるため、利用していないアプリケーションなどは閉じておくことをおすすめします。

あるいは、最初の段階で、位置情報を使用しない設定にしておきましょう。

WiFiを利用した位置情報

位置情報は、WiFiを利用することも可能です。WiFiのデータを利用し、それを受信する端末があれば位置情報を収集できます。

室内でも利用でき、短い時間で位置情報がわかることは、WiFiを利用するメリットになるでしょう。WiFiを利用した位置情報の特徴とそのメリットについて詳しく解説していきます。

WiFiのデータを利用して測位する

WiFiアクセスポイントがあれば、受信できる端末などによって、位置情報を取得できます。電波の強弱や到達時間を利用した三点測位によって位置を割り出し、GPSでは対応できない建物内や地下にも最適な位置情報システムです。

しかしながら、カバーエリアが広いとはいえません。また、アクセスポイントが多くないと正確な位置情報の取得は難しいといえます。こうしたデメリットはあるものの、すぐに利用できる事は大きな利点です。

WiFiを利用するメリット

WiFiを利用した位置情報には、さまざまなメリットがあります。まずは、室内でも利用可能なことです。また、測定が速く、WiFiに接続していない場合でも情報を取得できることも利点として挙げられるでしょう。

こうしたWiFiを利用するメリットについてより詳しく解説します。

室内でも利用できる

WiFiのアクセスポイントが整っていれば、室内でも利用できることが魅力です。GPSの方が精度が高い傾向はあるものの、障害物に弱く、建物内では利用できないデメリットがあります。

しかし、WiFiの位置情報であれば、建物内でも測位可能です。WiFiをオンにして、正確な位置を掴みましょう。

ちなみに、WiFiを使った方法以外にも、屋内の位置を特定する方法は、様々なものがあります。Bluetooth信号を利用するビーコン測位や日本独自のIMES、鉄材の磁力を使う地磁気測位、超音波による音波測位、可視光線通信による可視光測位などでも屋内で位置を特定できます。

短時間で位置情報が測定できる

ケータイとスマホでは、「A-GPS」という方法によって位置情報を取得できます。これは、携帯電話基地局+GPS衛星の情報によって位置を割り出すものです。測定が速く、短い時間で位置を把握できることがメリットです。

しかしながら、電波状況によっては、精度が落ちてしまうこともあります。ここにWiFiアクセスポイントをプラスし、さらに携帯電話基地局の位置情報を加えることで、精度を上げることが可能です。

キャリア回線に接続しなくても測定できる

位置情報においてWiFiを利用するメリットは、キャリア回線に接続していない場合でも、情報を取得できる点です。WiFiをオンにすることで、位置情報がわかります。アプリケーションなどを利用して正確な位置情報を知りたい人は、WiFiを有効に設定しておきましょう。

携帯電話基地局からの位置情報は、WiFiと同様に屋内利用でき、測定も遅くありませんが、精度が低い傾向にありますので、位置情報の測定は組み合わせて利用することをおすすめします。

位置情報の注意点

位置情報を利用する際は、端末の設定を確認し、セキュリティ対策を万全にしておきましょう。そうしなければ、自分の情報が漏れてしまうことがあります。こうした位置情報の注意ポイントについてまとめていきます。

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セキュリティ対策を万全にする

タブレットやスマホなどで位置情報をオンにしている場合、自分のいる場所が特定できます。カメラを使う場合にオンの設定にしていれば、旅行先などの情報が漏れてしまうことも考えられます。

そのため、位置情報を使う必要のないときには、設定をオフにしておくことをおすすめします。

カメラの場合、位置情報だけではなく、日時もわかってしまいます。その画像をインターネット上にアップすれば、個人の行動が知られてしまい、後々トラブルになる可能性も否定できません。

スマホやタブレットのオンとオフの設定は非常にシンプルですので、普段から意識しておきましょう。

スマホやタブレットに限った話ではありませんが、セキュリティ対策は万全にしなければなりません。アプリをインストールして、個人情報を読み取られてしまう可能性もあります。

アプリケーションで位置情報を利用する時は、そのアプリケーションがあやしいものではないのか、レビューなどを見てインストール前に対策しておきましょう。

端末の設定を確認する

自身が使っている端末の位置情報が、どのような設定になっているのかをチェックしておきましょう。そうすれば、未然にトラブルを防止できます。iPhoneユーザーは、「設定」→「プライバシー」→「位置情報」という手順で確認可能です。

スライドさせれば、オンからオフに切り替えられます。

アプリごとにオンオフを変更することも可能です。「設定」→「プライバシー」→「位置情報」とタップしていき、「自分の位置情報を共有」の下に各アプリケーションのオンオフ設定が表示されています。SNSなどには特に注意しましょう。

Android端末の人は、「セキュリティと現在地情報」→「位置情報」と進んでいき、「最近の位置情報リクエスト」をチェックすることで、アプリケーションの利用状況などが把握できます。位置情報を使用しない設定は「アプリレベルの権限」をタップし、利用許可をオフにしましょう。

位置情報のリスクを知った上で上手に活用しよう

位置情報システムは人工衛星を利用したGPS、日本独自のIMES、Bluetoothを利用したビーコン測位など、さまざまな種類があります。

こうした位置情報システムは、経路案内や写真情報の収集、ゲームなどに役立ち、より生活が便利になるだけではなく、端末紛失時にも探すことが可能です。

WiFiを利用した位置情報であれば、GPSでは難しい建物内などでも対応可能です。屋内で利用できるだけではなく、短時間で測定できることも大きなメリットです。WiFiに接続していない場合も、情報取得可能なシステムでもあります。

しかしながら、個人情報が漏れてしまう可能性がありますので、位置情報のリスクを知り、セキュリティ対策をしっかりと行い、プライベートでは、端末の設定をオンではなく、オフにしておきましょう。

このように、セキュリティ対策を万全にすることを心掛けて位置情報を利用しましょう。

また、位置情報を子供の安全確認のために使うこともできます。詳しくはこちらをご確認ください。

公開日時 : 2019年03月29日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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