ワイモバイルの速度を比較!遅い原因・口コミ・速度制限について徹底調査

ワイモバイルが遅い・繋がらない時の対処法をご紹介します。ワイモバイルの回線にスマホが接続できない時は、今回紹介する改善方法を試してみてください。通信速度が遅くなる主な原因も4つまとめています。また、ワイモバイルの通信速度は遅いのかということを善悪両方の口コミをまとめて比較しています。
ワイモバイルの速度を比較!遅い原因・口コミ・速度制限について徹底調査

ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドという位置付けで、ソフトバンク回線を利用している格安SIMの1つです。

豊富な割引やキャンペーンで人気がありますが、実際の通信速度はどうなのか気になっている方も多いでしょう。

今回は、ワイモバイルの通信速度について徹底調査しました。

時間帯による速度の変化や他社との速度比較、低速時にどれくらいの速度が出るかなどを解説します。

また、ワイモバイルの契約を検討している方やワイモバイルの速度について知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

【結論】ワイモバイルの速度は速い

平均速度 一般的な格安SIM ワイモバイル※
下り速度 20〜30Mbps 65.43Mbps
上り速度 10Mbps 14.89Mbps

※「みんなのネット回線速度」より直近3ヶ月の測定結果を参照しています。

「上り速度」「下り速度」とは?

  • 上り速度とは:データを送信する速度(アップロード)
  • 下り速度とは:データを受信する速度(ダウンロード)

結論からいうと、ワイモバイルの速度は速いです。

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドという位置付けです。ソフトバンク回線を利用していて、5G通信にも対応しています。

キャリア並みの速度で利用したいけど、料金はできるだけ安く済ませたいという方におすすめです。

ワイモバイルは国内に4,000以上の店舗があり、店舗でのサポートも受けられます。

はじめて格安SIMを利用する方でも、安心して利用できるサービスと言えるでしょう。

point!
  • ワイモバイルはソフトバンク回線を利用している
  • 5G通信に対応している
  • 国内4,000以上の実店舗がある

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ワイモバイルのメリット・デメリット

メリット デメリット
1.キャリア並みの速度で使える
2.キャリアよりも料金が安い
3.割引キャンペーンが豊富
1.無制限プランがない
2.他の格安SIMよりも高い
3.店舗が近くにない場合がある

ワイモバイルは、今回の調査の結果キャリア並みの速度で使えることがわかりました。

料金プランはキャリアに比べて安いので、高品質な回線を安い価格で利用できる点は大きなメリットと言えるでしょう。

また、端末割引やPayPayポイントがもらえるキャンペーンなども頻繁に実施されているため、お得に契約できる点も魅力です。

一方で、スマホプランには無制限で利用できるプランがない点や他の格安SIMに比べると価格が高いというデメリットもあります。

店舗は全国に4,000店舗あるものの、お住まいの地域によっては近くに店舗がない場合もあります。

その場合、せっかく実店舗でサポートを受けられるという利点を活かすことができません。

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ワイモバイルがおすすめな人

  • ソフトバンクを利用している
  • 家族がワイモバイルを利用している
  • 実店舗でサポートを受けたい

ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドなので、ソフトバンク回線が利用できる場所であれば快適に利用できます。

また、ソフトバンクの光セット割なども利用でき、自宅の固定回線や電話回線がソフトバンクであれば、割引の適用対象です。

格安SIMの中では数少ない実店舗があるサービスなので、店舗で契約やトラブル時の対応をしてもらいたい方にもいいでしょうう。

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ワイモバイルの速度比較

ワイモバイルの通信速度がどれくらい速いのか、実際に測定された平均速度「実測値」がとても重要です。

そこでここでは、実際のユーザーの速度レポートが投稿されている「みんなのネット回線速度」の結果をもとに比較表を作成しました。

通信速度は利用する環境によって異なるため、常に同じ速度が出るわけではありません。

時間帯別や低速時の比較も合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

他社との通信速度比較

平均速度 平均ダウンロード速度 平均アップロード速度
ワイモバイル 65.43Mbps 14.89Mbps
ドコモ 187.99Mbps 17.96Mbps
ソフトバンク 90.7Mbps 19.51Mbps
au 70.33Mbps 13.37Mbps
楽天モバイル 57.53Mbps 26.1Mbps
ahamo 155.83Mbps 17.16Mbps
povo 81.33Mbps 15.01Mbps
LINEMO 52.96Mbps 14.74Mbps
UQモバイル 78.62Mbps 15.05Mbps
nuro mobile 65.39Mbps 13.58Mbps
OCNモバイルONE 55.09Mbps 11.25Mbps
イオンモバイル 49.55Mbps 10.13Mbps
IIJmio 46.14Mbps 10.43Mbps
LIBMO 19.26Mbps 11.3Mbps
mineo 40.16Mbps 9.4Mbps

ワイモバイルの下り平均速度は65.43Mbps、上り平均速度は14.89Mbpsという結果でした。

キャリアや格安SIM各社の実測値(平均速度)を比較すると、大手の3大キャリアには及ばないものの、格安SIMサービスの中では速い速度が出ていることがわかります。

下り速度はネットの読み込みやダウンロードに影響するため、実生活で重要なのは下り速度です。

4K動画を快適に視聴するには、下り速度20Mbps程度は必要だと言われていますので、50Mbps以上であれば基本的なネット利用で困ることはなさそうです。

ただし、キャリアの格安プランや格安SIMのUQモバイルはデータ上ではワイモバイルよりも速い速度がでています。

速度重視で格安SIMを選ぶのであれば、ahamoやpovo、UQモバイルなどの契約も検討しましょう。

速さと安さを比較した格安SIMランキングは、こちらの記事で紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。

時間帯別の通信速度比較

スマホの通信速度は、利用する時間帯によって前後します。

次に、時間帯別の通信速度に違いがあるか見ていきましょう。

時間帯 下り平均速度 上り平均速度
65.89Mbps 13.69Mbps
47.23Mbps 12.69Mbps
夕方 83.62Mbps 19.41Mbps
43.07Mbps 11.76Mbps
深夜 68.84Mbps 12.72Mbps

ワイモバイルの実測値を見ると、下り速度がもっとも速いのは夕方で83.62Mbpsでした。

最も遅いのは夜の時間帯で43.07Mbpsですが、この速度でもWebサイトの閲覧や動画視聴程度なら快適に利用できます。

昼や夜の時間帯は利用者が増えるため、どの回線も他の時間帯に比べて遅くなる傾向があります。

利用したい時間帯が決まっている場合は、メインで利用する時間帯にどれくらいの速度が出ているか確認しておくとよいでしょう。

速度制限時・低速モードの通信速度比較

平均速度 制限時の通信速度
ワイモバイル 128Kbps〜1Mbps
ドコモ 128Kbps〜1Mbps
ソフトバンク 128kbps
au 128kbps
楽天モバイル 1Mbps
ahamo 1Mbps
povo 128kbps
LINEMO 300Kbps〜1Mbps
UQモバイル 200kbps〜1Mbps
nuro mobile 200kbps〜1Mbps
OCNモバイルONE 200kbpss
イオンモバイル 200kbps
IIJmio 300kbps
LIBMO 128kbps〜200kbps
mineo 200kbps

ワイモバイルの通信制限時・低速モード時の速度は128Kbpsまたは1Mbpsで、プランによって異なります。

詳しい内容は以下の料金表を参考にしてください。

プラン名 シンプルS シンプルM シンプルL
データ通信容量 3GB 15GB 25GB
月額料金(税込) 2,178円 3,278円 4,158円
割引後
月額料金(税込)(※)
990円 2,090円 2,970円
速度制限時の
通信速度
最大300Kbps 最大1Mbps 最大1Mbps

※家族割引サービス適用時

通信制限時・低速モード時の速度は、以前はほとんど128kbpsで、一度制限にかかってしまうと「使い物にならない」と言われていました。

しかし、最近では最大1Mbpsの速度で利用できるサービスも増えてきています。

1Mbpsであれば、制限がかかった状態でもメールや調べ物、キャッシュレス決済などが問題なくできる速度です。

緊急時に備えて低速時の速度が速いサービスやプランを選びましょう。

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ワイモバイルの速度が遅い原因と改善策

スマホを使っていると「なんだか速度が遅い」と思うこともあるでしょう。

そういった場合、速度が遅いと感じる原因を知ることで、改善できる場合があります。

ここでは、速度が遅くなる原因として考える3つを取り上げて、改善策と合わせて紹介します。

  • 1.電波が弱い場所・利用者が多い時間帯に利用している
  • 2.スマホとSIMの周波数(バンド)の相性が悪い
  • 3.ソフトバンク回線で通信障害が起きている
  • 4.速度制限がかかって低速になっている

1.電波が弱い場所・利用者が多い時間帯に利用している

スマホの電波は、利用する時間や場所などの状況によって、遅くなったり速くなったりします。

以下のように、状況が要因で遅くなっている場合は、環境を変えることで改善できることが多いです。

電波が弱い場所

  • 地下鉄
  • コンクリートに囲まれた部屋
  • トンネル
  • 山間部

電波が弱い場所にいるのであれば、屋外などや電波が入りやすい場所で接続を試してみてください。

利用者が多い時間帯

  • お昼時
  • 朝・夜の通勤時間帯

利用者が多い時間帯であれば、時間を置いてから試してみることで改善します。

なお、環境を変えても改善しない場合は、データ容量を超過による低速化や通信障害などの影響が考えられます。

2.スマホとSIMの周波数(バンド)の相性が悪い

速度が遅いと感じる原因として、スマホとSIMの周波数(バンド)の相性が悪いことが考えられます。

いろいろな周波数に対応しているiPhoneは特に問題はありません。

しかし、格安スマホの場合は、扱える周波数が多くないものもあるため、注意が必要です。

特に海外製のスマホは世界規格に合わせているため、周波数に対応していない場合があります。

ワイモバイル以外で購入した端末を使う場合は、対応周波数をチェックしてから使うようにしてください。

3.ソフトバンク回線で通信障害が起きている

ワイモバイルの回線はソフトバンクが提供しています。そのため、ソフトバンク回線で通信障害が起きている場合、ワイモバイルも同様に影響を受けます。このような場合の改善策はなく、復旧を待つしかありません。

通信障害はどこのキャリアでも起こる可能性があります。実際、2022年7月にはauで大規模通信障害が起き、3日にわたり通話や通信を利用できない状態が続きました。

auだけではなく、ドコモ、ソフトバンクでもここ数年間で大規模障害が発生しています。

このことからわかるように、一概にどこのキャリアは通信障害を起こさないからよい、起こすから悪い、とは言えません。

こういった通信障害が起きることを踏まえた上で、異なるキャリア回線を複数持っておくことをおすすめします。

1台のスマホで2つの回線を利用できるデュアルSIMについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

4.速度制限がかかって低速になっている

月間で利用できるデータ容量を超過している場合は、速度制限がかかって低速化してしまいます。

ワイモバイルの中容量プランであるシンプルMの月間データ容量は15GBです。もし月の途中で15GBを使い切ると、自動的に通信速度が低速化してしまいます。

低速化しても、速度制限を解除することは可能で、0.5GBにつき550円(税込)の追加料金を支払うことで速度が回復します。

また、月額550円(税込)の「データ増量オプション」を利用すれば、シンプルMの15GBに5GBがプラスされます。

データチャージよりもお得に利用できますが、当月適用になるのは、新規契約と同時にお申し込みの場合のみです。途中申し込みの場合は適用が翌月となりますので、ご注意ください。

ワイモバイルの速度に関する口コミ・評判

ここでは、ワイモバイルを実際に利用しているユーザーさんによる、速度に関する口コミを紹介します。

良い口コミだけではなく、悪い口コミもまとめましたので、どちらの側面も理解した上で契約を検討しましょう。

ワイモバイルについての良い口コミ

楽天モバイルからワイモバイルへの乗り換えで、「回線速度が大幅にアップした」という口コミがありました。

ワイモバイルにしたことで基本料金が高くなったものの、家族割で総合的にはお得になっているようです。

ワイモバイルでは、iPhoneの取り扱いがあるものの、キャリアのような最新機種の取り扱いはありません

ただし、セールやキャンペーンでお得に購入できるため、新型にこだわらない方にはとてもおすすめです。

ワイモバイルはソフトバンクユーザーにおすすめの乗り換え先です。家族で乗り換えれば、家族割が適用されてさらに安くなります。

ソフトバンク回線を安く利用できる点が大きなメリットです。

「ソフトバンク回線がつながりやすい」「固定費を節約したい」という方はワイモバイルに乗り換えましょう。

ワイモバイルは15GB以上のプランであれば、容量超過時も最大1Mbpsの速度で利用できます。

1Mbpsあれば、低画質に落とせば動画も視聴可能です。万が一容量をオーバーしても「全く使えない」ということにはならないでしょう。

なお、シンプルS(3GBプラン)のみ最大速度が300kbpsです。低速時の速度が速いプランを選びたいならシンプルMまたはシンプルLを選んでください。

ワイモバイルについての悪い口コミ

ワイモバイルを利用していて特に問題はないものの、お昼時や混雑する時間帯は速度が落ちることがあるとツイートしています。

サブブランドに限らず、同じ回線を利用する人が多くなると、回線が混雑して速度が落ちることはあります。

しかし、キャリアに比べると、サブブランドや格安SIMの方が混雑による影響を受けやすいのかもしれません。

ワイモバイルはデータ増量オプションを利用すれば、月に最大30GBまで使えます。

しかし、無制限プランがないため、データをたくさん利用したい人には物足りないかもしれません。

そういう方は、多少月額料金が高くなってもキャリアの無制限プランを契約しましょう。

なお、「無制限で使える格安SIMはないの?」という方は、格安SIMの無制限プランについてまとめたこちらの記事をご確認ください。

こちらのユーザーさんは、ワイモバイルよりもLINEMOの方が安いという点を指摘しています。

基本料金はLINEMOの方が安いため、条件によっては、LINEMOを契約した方がお得な場合があります。

ただし、LINEMOは家族割やおうち割は適用されません

家族にワイモバイルユーザーがいる方や自宅でソフトバンクのネットを利用している場合はワイモバイルがおすすめです。

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ワイモバイルの速度についてよくある質問

ここからはワイモバイルの通信速度について、よくある質問を紹介します。

速度を確認する方法や制限時の速度はどれくらいなのかを解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ワイモバイルの通信速度を確認する方法は?

ワイモバイルの通信速度は、通信速度測定サイトで確認できます。

通信速度は利用する場所や時間帯によって異なりますので、利用する環境でどれくらいの速度が出ているかみておきましょう。

速度比較サイトでは、回線名だけではなく、都道府県や市区町村を絞って検索することも可能です。

速度制限時の1Mpbsはどれくらいの速さ?

ワイモバイルのシンプルM、シンプルLプランを利用した場合、制限時の速度は最大1Mbpsです。

1Mbpsの速度でできることは、以下の通りです。

  • YouTubeなどの動画サービス
  • Zoomでのオンライン会議
  • LINEビデオ通話
  • 地図アプリ
  • SNS(TwitterやInstagram)

ただし、動画や画像を読み込む際には、画質を落とす必要があります。

高画質動画やデータサイズの大きいファイルのダウンロードはできないと思っておきましょう。

ワイモバイルの通信速度まとめ

今回は、ワイモバイルの通信速度について解説しました。

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドという位置付けで、高品質なソフトバンク回線を利用しています。

速度の実測値を比較するとキャリアには及ばないものの、他の格安SIMに比べて速い速度が出ていました。

今ソフトバンク回線を利用していて、快適に使えている方にはとてもおすすめの格安SIMです。

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公開日時 : 2023年01月30日

Remi ― ライター
Remi ― ライター

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