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PayPayとLINE Payの特徴と使い方を徹底比較

PayPayとLINE Payの特徴と使い方を徹底比較

スマホでの支払いを実現したのが、PayPayやLINE Payをはじめとした「スマホ決済サービス」です。ただ、このサービスは種類が多いためどれが一番自分に合っているのかは、調べるだけでも面倒です。

そこで今回は、2018年10月にサービスを開始した新サービス「PayPay」とメッセンジャーアプリLINEが提供する「LINE Pay」の特徴を項目に分けて比較します。

自分の具体的な生活の場面を想像しながら、どちらがいいのか考えてみましょう。

PayPayとLINEPayの特徴

PayPayは、ソフトバンクとYahoo!が共同で設立したPayPay株式会社が提供するスマホ決済アプリです。利用にあたって審査や年齢制限はなく、手軽にダウンロードできる上設定も簡単です。決済方法は複数から選べて、ユーザー間の送金もできる使い勝手のいいサービスです。

一方のLINE Payはメッセンジャーアプリとして大きなシェアを持つLINEが提供する決済サービスです。加盟店での買い物やLINEの友だちとの間で送金にも使えます。友だちと食事に行ったときに役立つ「割り勘機能」も特徴です。

またLINE Payは、スマホ決済サービスにはめずらしい国際的セキュリティ認証を受けています。「電子決済は個人情報の流出が心配」という人でも安心して使えます。

PayPay-ペイペイ(簡単、お得なスマホ決済アプリ)
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開発元:PayPay Corporation
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PayPayとLINEPayのサービス内容を比較

もしどちらも使ったことがなければ、これらは同じサービスだと感じるかもしれません。しかしこれらには違いも多く、日頃使う場面や方法によっては「全く使えない」場合もあります。ここではPayPayとLINE Payの間の「実際に使うときの違い」について詳しく見てみましょう。

決済方法を比較

スマホを利用した決済方法は、大きく2つに分かれます。1つはスマホをリーダーにかざす方法「かざして支払い」で、もう1つは画面にコードを表示させてレジに読み取る「コード決済」です。

PayPayで使えるのはコード決済のみですが、LINE Payではそのほかにもたくさんあります。コード決済の他に、QUICPayによるかざして支払い(Android端末のみ)、国際ブランド「JCB」提携のプリペイドカード「LINE Payカード」での決済、オンライン決済と実に多彩です。

使えるお店を比較

スマホ決済は、どこで使えるかによって便利さの度合いが大きく変わります。PayPayもLINE Payもそれぞれ独自に加盟店を増やしているため、使えるお店が違うこともよくあります。特にLINE Payでは、決済方法によって使えるお店が違ってくることがあるため注意が必要です。

PayPayが使えるお店

PayPayは公式アプリを使うと地図上に使えるお店がどこにあるか表示できるためとても使いやすいと評判です。

  • 飲食店:築地魚銀・魚民・キッチンオリジン・上島珈琲店・ピザーラなど
  • 家電量販店:エディオン・100萬ボルト・パソコン工房・ヤマダ電機・ビックカメラ・コジマなど
  • 交通機関:第一交通株式会社・江ノ島タクシー・勝山タクシー・日本中央タクシーなど
  • コンビニ:ファミリーマート・ポプラ・ミニストップ
  • 宿泊施設:HOTEL MYSTAYS PREMIER・HOTEL MYSTAYS・Hotel Monterey Groupなど
  • ファッション:earth music&ecology・AMERICAN HOLIC Green Park・koeなど
  • その他:ai賃貸・HIS・クスリのアオキ・Zoff・ビッグエコーなど

LINE Pay(コード決済)が使えるお店

  • 飲食店:白木屋・笑笑・魚民・スターバックス・壁の穴・和民など
  • サービス:ミュゼプラチナム・リップス&ヒップス
  • コンビニ他ショッピング:ローソン・ファミリーマート・Right-on・釣具のポイントなど
  • その他:コロッケ倶楽部・ビッグエコー・ジャンボカラオケ広場

LINE Pay(オンライン決済)が使えるお店

ZOZOTOWN・新ラクマ・SHOPLIST.com・haco!・HMV ONLINE・ソク読み・LINEチケット・LINE STORE・ハイブリッド型総合書店「honto」・まんが王国・出前館・ミュゼプラチナム

LINE Pay(請求書払い)が使えるお店

東京電力エナジーパートナー・九州電力株式会社・東北電力株式会社・マキアレイベル・株式会社ヴェントゥーノ・阿久根市水道課など

使えるお店がある方を選ぼう

便利だからと使い始めたとしても、実際に使うお店がなければ意味がありません。PayPayにしてもLINE Payにしても、今使っているお店で利用できる方を選びましょう。

チャージ方法を比較

PayPayでは、Yahoo! JAPAN IDと連携すると、それに紐づくYahoo!ウォレットに登録した銀行口座や、Yahoo!マネーからチャージできます。クレジットカードから直接チャージできるのは、Yahoo! JAPANカードだけです。利用するにはあらかじめ本人認証登録する必要があります。

LINE Payはあらかじめ登録した銀行口座や、LINE Payカードを使えばセブンイレブンやファミリーマート、LINE Payが使える店舗のレジでチャージできます。アインズ・アインズ&トルペ・LIPS&HIPSのLINE Pay導入店ならQRコード・バーコードでのチャージも可能です。

登録できるクレジットカードを比較

どちらのサービスも、クレジットカードを登録すればチャージなしで決済できますが、登録できるカードの種類に違いがあります。

PayPayで登録できるクレジットカード

PayPayではVISA・MasterCard・Yahoo! JAPANカードが登録できます。クレジットカード決済では、利用するとお店のポイントサービスとは別にクレジットカード会社のポイントももらえるのでお得です。

LINE Payで登録できるクレジットカード

LINE Payに登録できるクレジットカードは、VISA・MasterCard・JCB・AmericanExpress・DinersClubです。ただ、現在のところLINE Payを経由したクレジットカード決済できるリアル店舗はありません。利用できるのはLINE STOREなどのLINE関連サイトのみです。

送金方法を比較

銀行振替のような面倒な手続きなしに口座間で気軽に送金できるのもスマホ決済の大きな魅力です。それぞれグループや提供元企業の特徴を意識した仕組みとなっています。

PayPayの送金先は携帯電話番号で指定

PayPayの送金で必要な情報は、相手の携帯電話番号のみです。アプリの「友だちに送金する」をタップして、表示される画面に携帯番号・金額を入力するだけで送金完了ととても簡単です。

ただし、送金できるのはPayPay残高額まで、それ以上は別途チャージした後に送金しなくてはなりません。また、送金できるのは相手がPayPayを利用している場合のみです。

LINE Payの送金先は「友だち」

LINE Payで送金できるのは、メッセージアプリLINEに登録されている「友だち」に限られます。その代わり銀行振込でいう振込手数料は無料となっています。

隣にいる友だちに立て替えてもらったお金も、現金のやり取りなしにすぐ支払うことができます。受け取ったお金は、LINE Payに登録した銀行口座へ出金すれば現金を手にすることができますが、出金には216円の手数料がかかってしまうのでそのまま使う方がお得です。

PayPay-ペイペイ(簡単、お得なスマホ決済アプリ)
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開発元:PayPay Corporation
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還元率で比べるPayPayとLINEPay

今度は、利用したときに還元されるメリットを比較してみましょう。メリットも大きい方がよいですが、金額だけでなく具体的に「使ってお得かどうか」が重要なポイントです。

PayPayで支払うと0.5%還元

PayPayを利用して支払うと、用途に関係なく支払った金額の0.5%相当がPayPay残高として付与されます。付与される時期はPayPayが別途に定めており、1ユーザーにつき月あたりの付与は5,000円相当が上限となっています。

LINEPayはコード払いでいつでも3.5~5%還元

LINE Payは、マイカラープログラムというランク制度で、上位のカラーになるほどポイントがより効率よくもらえるようになっています。

LINE Payの利用状況に合わせて、グリーン・ブルー・レッド・ホワイトの4段階があり、自分が今どのカラーなのかはLINE Payのメイン画面で確認できます。

マイカラープログラムの基本の還元率は以下の通りです。

  • グリーン 月あたりの決済金額:10万円以上 ポイント還元率:2.0%
  • ブルー 月あたりの決済金額:5万円から9万9,999円 ポイント還元率:1.0%
  • レッド 月あたりの決済金額:1万円から4万9,999円 ポイント還元率:0.8%
  • ホワイト 月あたりの決済金額:0円から9,999円 ポイント還元率:0.5%

嬉しいことに、2018年7月1日から2019年7月31日までの1年間は、LINE PayのQR/バーコード支払い促進キャンペーンとして、全ランクの還元率が3%上乗せされています(LINE Pay請求書支払いのみ対象外)。

最も還元率の低いホワイトでも3.5%、最も高いグリーンならなんと5%のポイントが還元されます。

PayPay-ペイペイ(簡単、お得なスマホ決済アプリ)
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随時開催されるお得なキャンペーン

支払う金額に応じてもらえるものとは別に、PayPayもLINE Payもそれぞれに独自のキャンペーンを展開してユーザー拡大を狙っています。細かに還元を受けるための条件がありますからよく確認しましょう。

PayPayは第2弾100億円キャンペーン開催中

PayPayは100億円キャンペーン第2弾として、利用金額に応じて最大20%の残高を付与しています。開催期間は2019年2月12日9時から2019年5月31日23時59分までですが、付与する金額が100億円に達したらキャンペーンは終了することになっています。

対象はPayPay加盟店でのPayPay決済の全てですが、支払い方法によって付与条件が違います。

  • PayPay残高・Yahoo!マネーから支払う 付与条件:20%
  • Yahoo! JAPANカードで支払う 付与条件:19%
  • 他のクレジットカードで支払う 付与条件:10%

さらにこれには付与上限が設定されており、1ユーザーにつき1回の支払いにおける付与上限は1,000円相当、キャンペーン期間中の付与合計上限は50,000円相当となっています。

LINEPayは定期的にキャンペーンを予定

一方LINE Payは、定期的にキャンペーンを予定しています。キャンペーン2つを紹介します。

LINEギフト実質半額キャンペーンを実施中

LINEのサービスの中の「LINEギフト」ではカフェやコンビニで引き換えできるeギフトや、おしゃれ雑貨や高級スイーツを大切な人にプレゼントできます。2019年2月1日から2月28日まで、LINEギフト内の商品をLINE Payで支払うと、500円相当を上限として利用額の50%のLINE Pay残高を還元するキャンペーンを開催しています。

月に1回開催される予定のPayトク

また月に1回、Payトクというキャンペーンも開催しています。前回は2019年1月25日0時から1月31日23時59分に開催され、コンビニ・ドラッグストアの対象店舗でLINE Payのコード支払いを利用すると20%が還元されました。

Payトクは2018年12月にスタートした定期キャンペーンで、今後も毎月月末に開催される予定です。対象店舗で買い物をするならより大きなメリットを手にするチャンスです。なお、還元は1ユーザーにつき5,000円相当が上限とされています。

PayPay-ペイペイ(簡単、お得なスマホ決済アプリ)
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開発元:PayPay Corporation
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PayPayもLINEPayもお得なサービスや特典が満載

PayPayもLINE Payも、財布を持たずに買い物に行けるという便利さが受け入れられ、今後も利用者が増加すると考えられています。

その手軽さはもちろんですが、利用することで得られる還元は直接家計を助ける大きなメリットです。使える店舗や付与条件をよく確かめて、効率よく手に入れたいものです。

キャンペーン中はさらに還元率が上がるので、日用品など必要な買い物なら特典の対象となるよう工夫して利用すればよりお得です。特典やキャンペーン、お得なサービス情報に注意し、利用しましょう。

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公開日時 : 2019年08月06日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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