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PayPayを機種変更で引き継ぐ方法|電話番号変更時の注意点


クレジットカードに代表されるキャッシュレス決済ですが、近年では、電子マネーやスマホ決済アプリなどさまざまな方法が利用できるようになりました。
その内の1つに、スマートフォンで決済できるPayPayがあります。アプリをダウンロードし、アカウントを作成して支払いができるようになるため、スマートフォンは必須です。
では、スマートフォンの機種変更を行う場合はどうすればいいのでしょうか。
今回は、機種変更を行う際にPayPayアカウントはどうすればいいのか解説します。
目次
PayPayとは
PayPay(ペイペイ)とはスマートフォンにクレジットカード情報や銀行口座情報を登録することで、スマートフォンで決済ができるサービスです。
専用のアプリをスマートフォンにダウンロードし、アカウントを作成することで利用することができます。サービスを展開しているのは、PayPay株式会社です。
この会社はソフトバンクとヤフーの合弁により2018年7月に設立されたばかりの新しい会社で、サービスの開始も2018年10月とスマホ決済の中でも歴史の浅いサービスです。
歴史こそ浅いですが、サービス開始直後の2018年12月には利用者に100億円を還元する大規模なキャンペーンを展開していたこともあり、その名前を聞いたことのある人も少なくないでしょう。
利用は非常に簡単で、PayPayに対応しているお店でアプリに表示されるQRコードやバーコードを提示する、もしくはお店に設置されているQRコードを読み取ることで、支払いをすることができます。
スマホ1つで買い物ができてしまうため、荷物をあまり持ちたくない、という人にはぴったりのサービスです。アプリ、アカウント作成などは全て無料でできるため、初期費用は一切かかりません。
ソフトバンクも「スマホ決済におけるユーザー数ナンバーワン、加盟店数ナンバーワンのサービスを目指す」としていることからも、今後PayPayのサービスに力を入れていくことが予想されます。

PayPayでできること

PayPayでできることは主に以下の2つです。
- 支払い
- 送金
支払いに関しては、クレジットカードとの連携、銀行口座からのチャージ、Yahoo!マネーとの連携のいずれかの方法から選ぶことができます。
プリペイド式なので、事前にお金をチャージすることで利用可能です。PayPayが使えるお店に関しては、アプリ内で検索することが可能です。
- 「全国のお店一覧」を選択
- 位置情報から使用可能なお店が地図上に表示される
サービス開始からまだ間もない状態ですが、すでに居酒屋などの飲食店、コンビニ、家電量販店、タクシーなどでも利用可能です。通常クレジットカードなどのキャシュレス決済を導入する場合、初期費用がかかってしまいます。
しかし、PayPayは初期投資も固定費も決済手数料も入金手数料もすべて無料となっているため、導入店舗が今後さらに増加していくことが予想されます。
友達への送金
PayPayは、決済の他にもPayPayを利用している人同士で送金をすることもできます。送金を行うには以下の2つ方法があります。
- 相手のQRコードをスキャンして支払う
- 相手の電話番号を入力して支払う
これによって、相手と一緒にいるときはスキャンして支払うことができ、離れているときは電話番号で支払うことができます。
急な支払いでお金を貸す際、飲み会で割り勘をする際などにも活用できます。なお、送金には有効期限があり、7日間を過ぎると受け取ることができなくなるので注意が必要です。

機種変更に伴う引き継ぎはできる?

スマートフォンで利用するPayPayですが、スマートフォンの機種変更を行うこともあるかと思います。
TwitterやLINE、フェイスブックなどは機種変更を行っても、アカウントの引き継ぎができますが、PayPayの場合はどうなのでしょうか。
結論から申し上げると、携帯電話番号が変わらない機種変更であれば、アカウントを引き継ぐことができますが、携帯電話番号が変わってしまう場合は引き継ぎができません。
携帯電話番号が変わらない場合
携帯電話番号が変わらず、機種変更を行う場合は、新しい機種にPayPayアプリをダウンロードし、最初に登録した携帯電話番号とパスワードでログインすることで、機種変更前の状態を引き継いで利用することができます。
携帯電話番号が変わらないのであれば、実際にやるのはアプリのダウンロードとログインだけなので、新機種が手元に届いた日から支払いや送金ができます。
携帯電話番号が変わる場合
一方で、携帯電話番号が変わる場合は、アカウントを引き継ぐことができません。そのため、新機種を手に入れたら新たにアカウントを作成する必要があります。
また、一度作成したアカウントは削除することができないため、携帯電話番号が変わってもアカウントは残り続けることになります。それに伴い旧機種でもいくつかの手続きが必要です。
旧機種での手続き
まず、旧機種で行う手続きは以下の通りです。
- Yahoo! JAPAN IDとの連携解除
- クレジットカードを削除する
- ログアウトする
PayPayにログインする際には、Yahoo! JAPAN IDを使うこともできます。もしYahoo! JAPAN IDを利用しているのであれば、連携の解除を行ってください。解除方法は以下の通りです。
- 「アカウント」もしくは、アプリ左上の「≡メニューアイコン」を選択しアカウント画面を開く
- アカウント画面で「詳細を見る」を選択
- 「詳細を見る」の画面の下の方にある「Yahoo! JAPAN IDの連携を解除する」を選択
- 注意事項を確認して、問題なければ「連携を解除する」を選択
- Yahoo! JAPAN IDとの連携解除完了
次にクレジットカードの削除方法です。
- 「アカウント」もしくは、アプリ左上の「≡メニューアイコン」を選択しアカウント画面を開く
- 「支払い方法」を選択
- 登録している支払い方法のなかから削除したいものを探す
- 削除したいものの画像に表示されている「ゴミ箱」を選択
- 確認画面を確認し、問題なければ「削除する」を選択
- クレジットカードの削除完了
以上の手続きを終えたら、ログアウトを行ってください。これで、アカウントは残りますが、Yahoo! JAPAN IDやクレジットカードとの連携は解除することができます。
新機種での手続き
続いては新機種での手続き方法です。携帯電話番号が変わるとアカウントの引き継ぎはできないため、新機種ではアカウントの新規作成を行うことになります。流れは以下の通りです。
- ユーザー登録
- 支払い方法の登録
ユーザー登録は携帯電話番号もしくはYahoo! JAPAN IDのどちらかで行うことができます。携帯電話番号で登録する場合の流れは、以下の通りです。
- 携帯電話番号とパスワードを設定
- 登録した携帯電話番号にSMSで届く4桁の数字を入力
また、Yahoo! JAPAN IDで登録する場合の流れは以下の通りです。
- Yahoo! JAPAN IDでログインする
- 携帯電話番号を登録する
- 登録した携帯電話番号にSMSで届く4桁の数字を入力
Yahoo! JAPAN IDでログインするとYahoo!マネーが利用できるほか、Yahoo!ウォレットからPayPay残高にチャージができます。
登録ができたら支払い方法の登録を行います。支払方法にはクレジトカード、Yahoo!マネー、銀行口座(PayPay残高へのチャージ)の3つがあります。
- 【クレジットカードの場合】
- 「メニュー」→「支払い方法の設定」
- 「クレジットカードを追加」を選択
- 「クレジットカードの追加」を選択
- カメラでクレジットカードをスキャン
- 「有効期限」「セキュリティコード」を入力し「追加する」を選択
- 登録完了
- 【Yahoo!マネーの場合】
- 「メニュー」→「支払い方法の設定」
- 「Yahoo!マネーを登録する」を選択
- Yahoo!ウォレットのページで口座情報を入力
- 「口座を登録」を選択
- 登録完了
- 【銀行口座の場合】
- 「メニュー」→「支払い方法の設定」
- 「銀行を追加してください」を選択
- 「Yahoo!マネーの利用登録をする」を選択
- Yahoo! JAPAN IDでログイン
- Yahoo!ウォレットを登録する
- アプリの下部にある「口座を登録する」を選択
- 口座情報を入力
- 各銀行の方法沿って認証を行う
- 登録完了
銀行口座の場合、口座の登録ができたら、チャージを行うことができます。以上が簡単な新規登録の際の流れです。

機種変更の方法

続いて、機種変更方法についても解説します。
ここでは、携帯電話番号が変わらないMNP(携帯電話番号ポータビリティ)による機種変更を想定しています。MNPによる機種変更の流れは以下の通りです。
- 今の携帯電話会社で「MNP予約番号」を取得する
- 「MNP予約番号」取得後15日以内に乗り換え先の携帯電話会社に行き、転入手続きを行う
MNP予約番号とはMNPを行うときに必要になる10桁の番号のことです。取得方法としては、各携帯電話会社の店舗に行くか、電話で申し込むかのどちらかになります。
店舗に行く場合は、店頭でスタッフの人にMNP予約番号が必要な旨を伝えれば対応してもらえます。手続きの際には本人確認書類などが必要になるので用意するようにしましょう。
また、予約なしでいくと待ち時間が長くなる可能性があるので、事前予約を忘れないようにしてください。電話の場合は、各携帯電話会社に専用窓口が設けられているため、そこに電話をかけて案内に沿って手続きを進めます。
なお、MNPを利用して転出する場合、大手キャリアおよび一部の格安SIMでは手数料がかかりません。
MNP予約番号を取得したら期限が切れる15日以内に、新しい機種の契約に行くようにしてください。新規契約は店頭もしくはインターネット上で行うことができます。店頭であれば、MNPでの転入希望である旨を伝えれば対応してもらえます。
なお、店頭で手続きを行う場合、MNP予約番号の他に、本人確認書類や印鑑、事務手数料などが必要になります。インターネットの場合は、各携帯電話会社のホームページの案内に沿って手続きを行ってください。

引き継ぎできない場合はサポート店を利用
スマホの修理店のなかには、アプリのデータ引き継ぎの相談に乗ってくれるサービスを提供している会社もあります。
ご説明した手順で引き継ぎを行ってみてもうまくいかない・分からなくなってしまった時はサポート店を利用しましょう。
特におすすめのお店、総務省の登録修理業者であるiCracked(アイクラックト)の「iTechサポート」を紹介します。
iCrackedでPaypayのデータを引き継ぐ

- アプリのデータ引き継ぎ方法が分からない。
- データのバックアップを行いたいが、どうすればよいか分からない。
- 機種変更をしたのでLINEアカウントやトークの引き継ぎをしたい。
このような相談に関して、iCracked(アイクラックト)の「iTechサポート」ではサポート料金1回3,300円(税込)(時間目安:約30分)で引き受けてくれます。
サポートしてくれる内容はスマホ・SNSアプリの初期設定からLINEやトークの引き継ぎ、機種変更時のデータ移行・バックアップまでさまざま。
また、iCrackedはiPhone修理でも高い評判を得ています。液晶やボタンなどに不調が出ている時もiTechサポートでチェックしてもらいましょう。
まとめ
今回は、PayPayアカウントの引き継ぎの可否や引き継ぎ方法について紹介してきました。
PayPayはまだ歴史の浅いサービスですが、大々的なキャンペーンを展開するなど勢いはあります。
アカウントの引き継ぎには条件がありますが、今後もさまざまなサービスが展開されることが予想されるので、ぜひ利用を検討してみてください。

公開日時 : 2019年08月14日
