小学生に持たせるスマホ持たせるべき?メリット・デメリット、安全に使うための端末を紹介

今や小学生がスマホを持っているのは当たり前の時代。小学生でも安心して使えるジュニア・キッズ向けプランがある、おすすめの格安スマホをご紹介します。小学生の子供にスマホを持たせたいご両親、スマホを持たせるメリット・デメリットや注意点が知りたい方も必見です。
小学生に持たせるスマホ持たせるべき?メリット・デメリット、安全に使うための端末を紹介

子どもに携帯電話を持たせておけば、非常時や送り迎えのときなどに居場所がわかり、すぐに連絡もできるので安心です。

最近では、子ども向けのキッズ携帯ではなく、スマホを持つ小学生も増えています。

東京都が行なった「家庭における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査」によれば、2019年時点でスマホを持っている小学生は低学年で19%、高学年で34.6%でした。

子どもが持つ携帯電話の選択肢としても広まりつつあるスマホですが、インターネットやSNSの使い方によってはトラブルに巻き込まれる心配もあります。

この記事では、小学生向けのスマホの選び方や子どもが安全にスマホを使うための機能や注意点について解説していきます。

小学生にスマホを持たせるメリット・デメリット

自分が小学生のときはスマホや携帯は持っていなかったけど、今の子どもにはスマホを持たせるべきか、とても悩みますよね。

便利である一方で危険も潜んでいます。

ここでは、小学生にスマホを持たせるべきか、メリットとデメリットを見ながら整理していきましょう。

メリット1 子どもの位置情報がわかる

スマホのGPS機能を利用すれば、子どもと離れていても今どこにいるのかを把握することができます。

休日や放課後などの時間に、親元を離れているときは特に心配になるかと思います。

何かあったときにも異常を察知して、親のスマホに通知がいくような仕組みづくりも設定などで簡単にできるようになっているので、ぜひ購入したときは設定してみましょう。

メリット2 災害時の連絡手段が確保できる

いつどこでどんな災害が起こるのかは誰も予想できません。

子どもがそばにいないときも、電話やLINEなどを通じて連絡が取れるだけで安心できます。

あらかじめなにか異常が起きたときに、誰に連絡をするのかを子どもと一緒に決めておくとより安全でしょう。

メリット3 同級生や友だち同士で連絡が取れる

子ども同士のコミュニケーション手段としてもスマホは役立ちます。

LINEなどを使えば、一緒にいなくても気軽に連絡を取れるので子ども同士の関係を深めることができます

ただし、顔が見えない状態でのやりとりでトラブルが発生することもあります。

子どもたちが使用している言葉遣いにも気を配れるとよいでしょう。

メリット4 送り迎えや帰宅時間等の連絡が取れる

塾や習い事の送り迎えなどの連絡手段が取れるのも、スマホを持たせる魅力のひとつです。

遅い時間に一人で外を歩かせざるを得ないときにも、適宜連絡を取れるのは安心ですね。

デメリット1 スマホ依存症になる可能性がある

大人の私たちでも、1日のうちの多くの時間をスマホに費やしている人は多いのではないでしょうか。

調べものをしたり、ゲームができたりと子どもたちにとっても魅力的な機械です。

スマホ依存症という言葉があるとおり、依存して勉強や習い事、家族との会話などが手につかなくなるような状況に陥る可能性は大いにあります。

未然に防ぐためにも、ルール作りをしておくとよいでしょう。

デメリット2 ネットトラブルなどに巻き込まれる危険性がある

インターネットを使うと、会ったことのない人たちと繋がることができます。

見ず知らずの人から送られてきたリンクをクリックして、多額の請求をされてしまうようなトラブルも少なくありません。

フィルタリング機能などをつけて、悪質なサイトなどにはアクセスできないように制限をかけましょう

デメリット3 通信費がかかる

携帯会社はそれぞれ値下げをしてきていますが、依然として無料で使うことはできません。

家計費に占める通信費の割合は家庭ごとに異なりますが、適切なプランを選んで節約する必要があります。

子どものデータ使用量とともに、自分の料金を見直してもよいかもしれませんね。

小学生のスマホデビューにおすすめのキッズ携帯・スマホ

ここからは、小学生のスマホデビューにおすすめのキッズ携帯とスマホを紹介します。

TONE e22

「TONE e22」は、子ども向けの見守り機能に特化した格安SIM「トーンモバイル」のオリジナルスマホです。子ども用のスマホとして、保護者の方も安心の機能を多数搭載しています。

中でも便利な機能は、スマホの学校への持ち込みを制限してくれる機能です。

「ここだけアプリロック」では、子どもが学校や学校周辺に入るとGPSが感知して、不要なアプリの使用を制限してくれます。

学校にいる時間帯だけスマホにロックをかけたり、特定アプリの使用を制限する機能もあるので、勉強に集中してもらうことも可能です。

また、TONE e22には、契約時の情報を認識して、AIがおすすめの設定を自動で提案してくれる機能もあります。スマホの電源を入れるだけですぐに使えるので、面倒な設定をする必要がありません。

他にも、利用シーンによって使い分けられる2つの生体認証や、最大4,800万画素のトリプルカメラなど、充実した性能をもっています。

端末名 TONE e22
販売価格 21,780円〜32,780円(税込)
本体サイズ 164.7 × 76.5 × 8.9mm
画面サイズ 6.67インチ
重さ 約191g
CPU MediaTek Dimensity 700
RAM / ROM 6GB / 128GB
バッテリー 4,000mAh
アウトカメラ メイン:4,800万画素
広角:800万画素
深度:200万画素
インカメラ 1300万画素
おサイフケータイ
防水 / 防塵
生体認証 顔・指紋
カラー ホワイト

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iPhone SE(第3世代)

2022年3月に発売されたiPhone SEの第3世代は、サイズや性能の面から小学生のスマホデビューに適した機種と言われています。

大画面のスマホが増えている中、iPhone SEは4.7インチと比較的子どもでも持ちやすいサイズ感です。

また、ハードウェア・ソフトウェアは、プライバシーとセキュリティを第一に設計されており、子どものスマホ利用状況を保護者が把握し管理する、ペアレンタルコントロール機能が備わっています。

公式オンラインショップで
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UQモバイル
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ワイモバイル
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iPhone SE(第3世代)の詳しいスペックは次の表の通りです。

メーカー Apple
本体価格 乗り換え:64GB 48,935円~(UQモバイル税込価格)
新規契約:64GB 59,935円~(UQモバイル税込価格)
機種変更:64GB 43,560円~(UQモバイル税込価格)
サイズ 約138.4×67.3 ×7.3 mm
重量 約144g
ディスプレイ 4.7インチ
メモリ 64/128/256GB
カメラ機能 12MP広角カメラ、7MPカメラ(フロントカメラ)
対応規格 Wi-Fi/Bluetooth/GPS/Touch ID

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大手キャリアから発売されているキッズ携帯

各キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)は、それぞれキッズ携帯を販売しています。

ドコモ|キッズケータイ KY-41C

docomo SH-03Mはドコモが2023年2月に発売したキッズ携帯の最新モデルです。旧モデルはすべてボタン操作でしたが、この機種はスマホのようなタッチパネルとなっています。

防犯ブザーに加え、帰宅を知らせる「おかえり通知」、端末と子どもの距離が離れたことを知らせる「みまもりアラート」など、充実した見守り機能を搭載しています。

また、耐久性と防水性に優れており、汚れたらハンドソープで洗うこともできます。

ドコモで【キッズケータイ KY-41C】を見てみる!

docomo SH-03Mの詳しいスペックは次の表の通りです。

メーカー 京セラ株式会社
本体価格 22,000円(税込)
カラー イエロー、ラベンダー、ブルー
サイズ 約107×54×13.4mm
重量 約109g
ディスプレイ 約3.4インチ TFT
防水/防塵/耐衝撃 IPX5・IPX8/IP6X/MIL-STD-810H
バッテリー容量 1,500mAh
カメラ機能 アウト:約500万画素
イン:約500万画素

au マモリーノ5

「マモリーノ6」は2019年に発売されたauのキッズ携帯「マモリーノ」シリーズの最新機種です。

防犯ブザーや居場所確認機能に加え、子どもが出かける際に携帯を忘れないように促す機能や、端末の電池残量が少なくなると保護者に通知される機能など、便利な機能が搭載されています。

auで【マモリーノ6】を見てみる!

au マモリーノ5の詳しいスペックは次の表の通りです。

メーカー SHARP
本体価格
(発売当初)
22,000円(税込)
カラー ピーチ、ミント、ソーダ
サイズ 約105×56×14.1mm
重量 約101g
ディスプレイ 約3.4インチ/TFT
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP5X
バッテリー容量 1,540mAh
カメラ機能 メイン:約500万画素
サブ:約200万画素

ソフトバンク キッズフォン3

キッズフォン3は、2023年1月にソフトバンクが発売したキッズ携帯です。

シンプルな仕様や優れた耐久性から、子どもだけでなく、お年寄りにもおすすめの携帯電話となっています。

サイズは折りたたみ携帯くらいのコンパクトさで、画面下部にあるホームボタンとタッチパネルで操作する仕様です。

本体上部のストラップを強く引っ張ると緊急ブザーを鳴らすことができ、周囲に危険を知らせるとともに、ブザーが鳴らされたことと現在地を保護者に通知することができます。

また、ブザーを鳴らすとカメラが自動で周囲を撮影し、撮影した写真を保護者に送信します。

防犯ブザーや見守り機能だけでなく、カメラや顔認識スタンプ、漢字ドリルなど、子どもが楽しく遊んだり、学習できたりする機能が搭載されています。

ソフトバンクで【キッズフォン3】を見てみる!

ソフトバンク キッズフォン2の詳しいスペックは次の表の通りです。

メーカー ZTE Corporation
本体価格 20,880円(税込)
カラー ホワイト、ミント、ブルー
サイズ 約105×52×14.9mm
重量 約115g
ディスプレイ 約3.5インチ/TFT
防水/防塵/耐衝撃 IPX5・IPX7/IP5X/MIL-STD-810G
バッテリー容量 1,700mAh
カメラ機能 メイン:約800万画素
サブ:約500万画素

小学生のスマホ代節約なら格安SIMがおすすめ

大手キャリアのキッズ携帯は、必要最低限の機能で小学生に持たせるには最適です。

ただ、保護者が同じキャリアのスマホを契約していることが前提で、基本的にキッズ携帯だけで契約することはできません。

最近では格安SIMを利用している方も多いと思いますが、その場合は子ども用のスマホも格安SIMを利用するのがおすすめです。

子ども向けのフィルタリングのオプションを提供している格安SIMもあります。

また、キャリアのキッズ携帯の場合、新しく端末を購入しなければなりませんが、格安SIMであれば、保護者が使わなくなった端末を利用することも可能です。

トーンモバイル

トーンモバイル

トーンモバイル は、ドリーム・トレイン・インターネットが提供する子どもの安全やスマホ依存症の防止に特化したサービスを行う格安SIMです。

子どもやシニア向けの格安SIMです。回線はドコモ回線を使用しています。

位置確認機能やアプリ制限機能、利用時間制限機能といった機能が最初からついており、小学生に持たせるのに適した格安SIMとなっています。

トーンモバイルの料金プランは次の通りです。

トーンモバイル
(TONEモバイル)
月額料金(税込) 1,100円
データ容量 無制限
(動画は1GBまで)

トーンモバイルの料金プランは、インターネット使い放題プランの1つのみです。

インターネットが無制限に使えて、月額1,100円(税込)という格安プランになっています。無制限プランがある格安SIM自体が珍しいことに加え、大手キャリアの1/7の価格で使える点も大きな特徴です。

ただし、動画は月1GBまでとなっているため、1GB以上視聴したい場合は動画チケット購入が必要になります。動画チケットは1GB330円(税込)です。

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UQモバイル

出典:UQモバイル

UQモバイルは、KDDIの子会社であるUQコミュニケーションズが提供する格安SIMです。au回線を使用しており、安定した通信速度に定評があります。

UQモバイルには、月額0円の「あんしんフィルター for UQ mobile」や、月額418円(税込)の「家族みまもりパック」といった小学生が安心して利用するためのオプションが用意されています。

「あんしんフィルター for UQ mobile」のフィルタリング機能は、子どもの成長に合わせて、小学生、中学生、高校生、高校生プラスの4段階で、制限レベルを設定できます。

「家族みまもりパック」は、位置確認機能「みまもりサービス by Family Locator」と、子どものスマホの利用データを分析する「Filii」がセットになったお得なサービスです。

UQモバイルの料金プランの月額と基本データ容量は次の通りです。

プラン名 くりこしプランS
+5G
くりこしプランM
+5G
くりこしプランL
+5G
データ容量 3GB 15GB 25GB
料金(税込) 1,628円 2,728円 3,828円
速度制限時
or
節約モード時
最大300kbps 最大1Mbps 最大1Mbps

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購入後はスマホルールを作ろう

一般のスマホは、キッズ携帯に比べてインターネット上のゲームや動画の視聴など、さまざまなことができる分、スマホ依存になる心配があります。

子どもにスマホを持たせる際は、あらかじめ利用時間についてルールを決めたり、利用時間制限機能を使ったりすることが重要です。

利用時間制限機能とは、1日のうちスマホを使える時間を設定し、それ以外の時間はスマホをロックする機能です。

また、利用時間についてルールを決める際は、親が一方的に決めるのではなく、子どもと一緒に話し合い、子どもが納得した上で決めることが大切です。ルールを破ってしまったときはどうするかなど、ペナルティーまで決めておくと、より効果的です。

スマホルールの例を以下に記載していますので、ぜひルール作りの参考にしてください。

  • アプリの課金はしない
  • アプリをインストールするときは声をかける
  • 暗い部屋では使わない
  • 利用できる時間帯や総利用時間を決める
  • 子ども用アカウントを共有する
  • 歩きスマホをしない

スマホで子どもの安全を守ろう

子どもにスマホや携帯を持たせておけば、いつでも居場所が確認でき、連絡もできます。

最近は、子どもに持たせる携帯電話の選択肢としてキッズケータイだけでなく、スマホも一般的になりつつあります。

スマホがあれば、格安SIMで安く契約することができるうえ、保護者の使わなくなった端末を利用できるなどのメリットがあります。

また、インターネットが使えるため、LINEなどのSNSやアプリを使って連絡をとることが可能です。

しかし、子どもにスマホを持たせれば便利な反面、SNSやゲームに夢中になってスマホ依存になったり、有害なサイトにアクセスしてトラブルに巻き込まれたりする恐れがあることを理解しておくことも重要です。

子どもにスマホを持たせる際は、使い方について子どもと一緒によく話し合い、フィルタリング機能などをうまく使って、子どもの安全を守るようにしましょう。

公開日時 : 2023年03月24日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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