世界初の折りたたみスマホ「FlexPai」|スペック・価格

世界初の折りたたみスマホ「FlexPai」のスペックや価格をまとめました。中国のRoyoleが発表した、画面が曲がる折りたたみスマホの特徴やデザイン、発売情報をご紹介します。サムスンやファーウェイの折りたたみスマホの噂もお伝えします。
【公式】カシモWiMAX 世界初の折りたたみスマホ「FlexPai」|スペック・価格

2018年1月8日(現地時間)、アメリカ・ラスベガスで世界最大規模のテクノロジー関連展示会、CES 2019(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)が開催されました。

世界各国のメーカーが一堂に会し、新技術や新製品を発表する一大イベントですが、とりわけ注目を浴びたのが中国企業・Royoleの新製品。

「FlexPai」という名の折りたたみスマホが大きな話題となっています。

これまで、スマートフォンは携帯性重視、タブレットがディスプレイサイズ重視という具合に、それぞれ住み分けが行われてきました。折りたたみスマホが実現することにより、従来の住み分けが変化する革新がもたらされるでしょう。

今はまだ、開発者向けモデルの予約受付のみを行っている状況で、一般向けがいつ発売されるのかは決まっていません。「一度は触れてみたい!」と思う風貌の本機ですが、具体的にどのような特徴があるのか。

そこで今回は、「FlexPai」という折りたたみスマホについて、現時点で分かっていることをまとめてみました。

世界初の折りたたみスマホ FlexPai

折りたたみスマホを開発したのは、中国のディスプレイメーカーであるRoyole社。スマホメーカーとしては無名ですが、元々フレキシブルディスプレイを専門に開発・販売していました。

大手メーカーに先駆けて世界初の折りたたみスマホを発表し、その高い技術力をアピールしようと狙いがあるのかもしれません。

肝心の価格は、128GBモデルが1,318ドル(およそ15万円)、256GBモデルが1,469ドル(およそ16.7万円)です。

高額すぎると話題になったiPhone XS Maxよりも値が張りますが、本当にそれ以上の価値があるのでしょうか。具体的な特徴を1つ1つ見ていきましょう。

基本スペック

Flexpaiは、Android9.0を基にしたWaterOSに加え、オクタコア・Qualcomm、Snapdragon 8シリーズSoCという高性能なパーツ構成になっています。

メモリとストレージは、6GBまたは8GBのRAM、128または256GBのストレージを搭載。折り曲がるディスプレイにフレキシブルAMOLEDを採用し、広げた状態で7.8インチの大きさになります。

なお、カメラは、1,600万画素と2,000万画素のデュアルカメラです。ディスプレイが折り曲がる特徴に加え、基本スペックは昨今販売されたスマートフォンと同程度、もしくはそれ以上となります。

デモ機の問題を改善し、スムーズな折り曲げを実現

実は、FlexPaiを初めて発表したのは2018年11月、サンフランシスコで行われた報道陣向けのイベントです。その際公開されたデモ機は、ヒンジ部分の折り曲げがスムーズでなく、異音がするといった問題がありました。

今回のCES 2019で出展されたモデルは、異音問題が改善されているとのこと。開発に6年もの期間をかけ、ブラッシュアップを続けてきたといいます。

耐久度にも優れた湾曲するディスプレイ

何度も繰り返し折りたたむと、「ディスプレイの折り曲げ部位が劣化するのでは?」という印象を受けます。実際に会場でもそのような質問が飛び出し、開発のRoyoleは「20万回以上の折り曲げに耐えうる」と回答。

FlexPaiのヒンジは、“曲がる箇所がゴム状の樹脂の蛇腹”でできており、その表面にタッチパネルを貼り合わせた構造になっているようです。こうした工夫により、折り曲げてもディスプレイに筋が出でないとのこと。

過去に発表されたデモ機の段階では、折り曲げると筋ができる点が指摘されていたため、大きく改善されたようです。

もちろん、折り曲げ自体もスムーズ。Royoleは元々フレキシブルディスプレイの開発を専門に行っていたため、その技術力を生かした結果となります。

開発者用モデルを予約受付中

2018年の12月から、中国と米国にて開発者用モデルの予約受付を開始しています。しかし、予約注文が殺到し供給が追いついておらず、実際に端末が届くのは2~3カ月かかるようです。

欧州でも開発者用のモデルは、年内での販売予定があるとのこと。一般向けの販売に関しては、キャリアとの話し合いが行われている最中であり、販売は未定です。

折りたたみスマホ用ソフトウェアの開発支援プロジェクト

Royoleは、開発者のための支援に力を入れている企業です。2018年11月に「開発者支援用プロジェクト」を立ち上げ、FlexPai向けアプリ開発支援金として3,000万ドルの出資を行っています。

どれほど素晴らしいハードウェアを作り上げたとしても、それに対応するソフトウェア・アプリケーションがなければ意味はありません。

サンフランシスコで発表されたデモ版の段階では、画面上のアイコンが本体の折り曲げに対応できていないなどの指摘があったようです。その問題を解消するための取り組みといえます。

また、GoogleもSamsungなどが折りたたみスマホを販売することを見越しており、折りたたみスマホに対応するインターフェースの公式サポートが発表されています。ソフトウェアの問題は、近いうちに解消されるのではないでしょうか。

ほかの企業による折りたたみスマホ

大手スマートフォンメーカーSamsung・HUAWEI・LG・BOEも折りたたみスマホの開発を行っています。

今回ご紹介している機種とはやや異なりますが、ZTEの「Z-01K」は、通常のスマートフォンを二つ繋げたようなスタイルの機種です。今現在販売も販売されています。

また、未だ販売こそされていないものの、中国のスマホメーカー「Xiaomi」が高品質な三つ折りスマホの動画を公開しています。Twitter上で一躍注目を浴びました。

このほか、Apple社も折りたたみスマホを開発している噂もあるため、これからのスマホ業界に大きな影響を与えるのは間違いないでしょう。

折りたたみスマホが当たり前の時代になる?

いかがでしたでしょうか?携帯性と大画面を両立した折りたたみスマホは、各所から多大な注目を集めています。

大手スマホメーカーも開発に力を入れており、数年後にはスマートフォンの主流形態の一つとなる可能性も。

折りたたみスマホが業界にどのような革新をもたすのか、今後も目が離せませんね。

公開日時 : 2019年02月08日

ポメラニアン高橋 ― ライター
ポメラニアン高橋 ― ライター

ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター

関連キーワード