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iPhone・iPadが充電できない9つの原因と対処法|アクセサリ交換・初期化・修理

iPhoneやiPadの充電の充電時間がだんだん長くなっていると感じたことはありませんか?
例えば、夜眠る前に充電をし、朝起きたときに7時間以上経っているのにフル充電されていないケースなどです。
また、電源を差し込んでいるのに、充電中のランプが点かなかったりすることがあり不思議に感じている人も多いのではないでしょうか。
充電できない原因を探り、通常通り充電できるようにする方法を紹介していきます。
この記事でわかること
目次
iPhone・iPadが充電できない9つの原因
充電ができなくなる理由としてはさまざまな原因が考えられます。iPhoneやiPadの充電ができないときは以下のようなことが考えられます。
原因1.きちんとコンセントやケーブルが差し込まれていない
基本的なポイントとして、コンセントや延長ケーブルがしっかりと差し込まれているかを確認する必要があります。
意外と見落とされがちなポイントでもあるので、充電ができなくなったときは必ず最初に確認することが大切です。
もし差し込みが甘かった場合は充電されないことも多いです。しっかりと差し込み直してから充電されるかどうかをチェックしましょう。
また、コンセントや差込口に不具合があって充電できない場合もあるので、違うコンセントや差込口を利用してみてください。
コンセントやケーブルの差し込みが原因の場合の対処法
- ケーブルを差し込み直して、充電されるかどうかチェックする
- 異なるコンセントや差込口を利用してみる
原因2.ケーブルに異物が付いている
Lightningケーブル(Apple製独自の電源コネクタ)にホコリやゴミが付着したまま充電を繰り返したり、ペットの毛が付着していることに気付かず充電したりしていると、Lightningコネクタの奥にそれらが詰まって充電の妨げとなる場合があります。
そのため、Lightningコネクタの異物を取り除くだけで充電が可能となることもあります。
ただし端子に直接触れることになるため、掃除の際は静電気対策がなされたブラシや工業用の細い綿棒を使用するなど、細心の注意を払う必要があります。
ケーブルに異物がついていた場合の対処法
- Lightningコネクタ内を、ブラシや工業用綿棒を使って掃除する
原因3.接続しているケーブルに異常がある
コンセントやコネクタに問題がなかった場合、続いてLightningケーブルに問題がないか、特に断線などの損傷がないかを確認します。Lightningケーブルは毎日使用することにより劣化していくものです。
特にiPhone・iPadを使うときに充電が差しっぱなしだと、ケーブルが無理な方向に引っ張られていたら徐々に負担がかかります。
そのためケーブルを使う際にケーブルのコネクタの部分に負担が係るような使い方をしている場合、断線する場合があります。
Lightningケーブルを使用する際は、Appleの純正ケーブルもしくは、MFI認証済みの公式ライセンス認証製品を使うことにより、より不具合の発生を減らすことができます。
断線した状態のケーブルをそのまま使用するのは非常に危険なため、断線が確認できた場合にはただちに使用を中止し、新しいケーブルを購入しましょう。
セブンイレブンでは2019年5月22日から純正のAppleアクセサリが購入できるようになりました。Lightningケーブルはもちろん、EarPodsなど計9品が販売されています。
Lightning – USBケーブルの長さは、0.5m、1m、2mのケーブルも取り扱っています。
純正品でないケーブルを購入する際の注意点
純正品ではないものの、安価な商品も多数販売されています。純正品でない商品はiPhoneとiPadで兼用できるものが多く、電源アダプタも特に区別されていません。
断線しにくく、端子が頑丈なアルミニウムでできているLightningケーブルの購入をおすすめします。コード全長が短いものやコード周りが補強されているものを選ぶと、断線が防ぎやすくなります。
「MFI」と記載があるものは、アップルの用意した認証プログラムによって認められた製品ですので、安心してご利用いただけるでしょう。
iPad用電源アダプタを購入する際の注意点
iPad用のLightningケーブルはiPhoneと兼用になります。電源アダプタを購入する場合は、12wの表記のものを選んでください。
またセブンイレブンではiPhone、Apple Watch、iPodのモデルが充電できるアダプタ「Apple 5W USB Power Adapter」が発売されています。
以下の記事ではおすすめのLightningケーブルを紹介しています。ぜひご一読ください。
接続しているケーブルに異常がある場合の対処法
- Appleの純正ケーブルもしくは公式ライセンス認証製品を使用する
- すでに断線している場合は新しいケーブルに買い換える
原因4.電源アダプタに不具合がある
電源アダプタはあまり故障することのない部分ですが、まれに不具合が生じて充電できなくなることもあります。その場合はAppleの純正品を使うことで、不具合を最小限に抑えられます。
純正品は製造する際の検査項目がたくさんあり、厳しくチェックをしてきたものの中から合格したコンセントプラグのみを使用しているからです。
また電源アダプタに問題があるかどうかを調べたい場合は、試しにLightningケーブルのみでPC等に接続してみてください。問題なく充電できる場合はアダプタの不調だと考えても良いでしょう。
電源アダプタに不具合がある場合の対処法
- LightningケーブルのみでPC等に接続してみる
- Apple純正品の電源アダプタを使用する
原因5.iPhone・iPadに不具合が起きている
前述の方法で問題が見当たらない場合、iPhoneやiPadを再起動することで不調が改善される場合があります。
まずiPhone・iPad本体のスリープボタンを長押しし、ディスプレイに現れたスライダをスライドすることでiPhone・iPadをシャットダウンできます。
このとき、画面が消えてもすぐに起動せず、完全に電源が切れるまで数秒間待ちましょう。
数秒待ったらスリープボタンを再度長押しし、iPhone・iPadを起動します。問題なく再起動できたら、充電できるかもう一度試してみましょう。
電源を切ることにより、メモリがリセットされ不具合が解消する場合があります。
iPhone・iPadに不具合が起きている場合の対処法
- iPhone・iPadを再起動してみる
使用しているiPhoneの状態が気になる方やトラブルが見受けられる方は、ぜひ以下の記事を読んでiPhoneの買い替えを検討してみてくださいね。
原因6.電池残量が足りていない
バッテリー残量が極端に少ないときや、残量が0%で完全に放電している場合などは、充電を開始してすぐに画面に反映されないことがあります。
その場合は、2~30分ほど充電して様子を見てみましょう。しばらく待つことで画面が点灯し、充電が反映される場合があります。
電池残量が足りていない場合の対処法
- 2~30分ほど充電して様子を見てみる
原因7.iOSに不具合が出ている
普段からしっかりとバックアップを取ってある場合、iPhoneやiPadの初期化と復元を試みるのも有効です。ただし、バッテリー残量に余裕があり、PCと問題なく接続できる場合に限られます。
iPhone・iPadの初期化を行ったら、「iTunes」もしくは「iCloud」のバックアップからデータを復元し、改めて充電できるかどうかを確認します。
初期化と復元の手順については最後に解説していますので、ぜひご覧ください。
iOSに不具合が出ている場合の対処法
- iPhone・iPadの初期化と復元を試みる
原因8.内蔵バッテリーに問題がある
iPhoneの内臓のバッテリーに入っているリチウムイオンはフル充電を500回程度行っても、80%まで容量の維持ができるように設定されています。それでも、使用とともに劣化していき、いずれは充電できなくなってしまいます。
その場合はバッテリーの交換をしたほうが良いかもしれません。
AppleCare+に加入している場合は、加入時より2年以内なら無償で交換ができます。もし、加入していない方は端末を購入時より1年以内なら保証期間内なので無料で交換をしてもらえます。
内臓バッテリーに問題がある場合の対処法
- 内臓バッテリーの交換をする
原因9.iPadなら電力不足である場合も
iPhoneとiPadでは必要となる電力が異なります。iPhoneの充電には5Wが必要ですが、iPadの充電には倍の10Wが必要です。
iPhoneのケーブルでiPadを充電しようとすると、5Wの力でしか充電されないため、iPadは充電されなくなってしまいます。
同じような見た目をしていますが、送られる電力に違いがあるので新たに購入する際は注意が必要です。
iPhoneの充電コードでiPadを充電しようとしていた場合は、10Wに対応しているケーブルで充電を試みてください。必要な電力を十分に送ることができるものを使用すれば、正常にiPadの充電が行われるかもしれません。
電力不足が原因の対処法
- iPad用の充電コードで充電してみる
- 10Wに対応している充電コードを選ぶ
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充電するときによくある疑問
充電ができないわけではないけど、スピードが遅かったり、本体が熱くなってしまったりした経験はありませんか?ここでは、iPhoneやiPadを充電する際によくある疑問と解決策をまとめました。
すでに充電ができない状態でも、以下に書いてある解決策を試すと充電できるようになる可能性があります。ぜひ一度目を通して確認してみてくださいね。
疑問その1.充電中にiPhone本体が熱くなるけど大丈夫?
本体に温度センサーが取り付けられていて、一定以上の温度になるとセーフティ機能が働きます。
そのため、0~35℃の場所であれば、正常に動作するようになっています。心配な場合は一旦充電を止めて、本体の温度が下がるのを待ってから充電を再開してください。
また、カバーやケースで布や木材など保湿性の高いものに覆われている場合は、うまく放熱することができなくなります。充電するときはカバーやケースを外したり、涼しい場所で充電するようにしてみてください。
疑問その2.なかなか充電が進まない場合はどうすればよい?
iPhone・iPadを充電しているときに中々パーセンテージが進まないときは、アプリをすべて終了させてみてください。
アプリを使用、もしくは起動させたまま充電していると進みが遅くなります。映像がきれいなゲームアプリや、負荷が大きいアプリをダウンロードしているときも進みが悪くなってしまいます。
疑問その3.警告メッセージが表示された場合の対応方法を教えて
「このケーブルまたはアクセサリは認定されていないため~」と警告のメッセージが表示されたなら、充電しているLightningケーブルがAppleの審査を通していない製品の可能性があります。
違いを確認するためにLightningケーブルをAppleの純正品もしくは、Appleの審査をパスした製品に替えて充電してみてください。
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対処方法でも解決しなければ修理に出す
前述のどの方法も効果がないという場合、iPhoneやiPad本体の故障かバッテリーの経年劣化の可能性があります。バッテリーの寿命は無限ではなく、使えば使うほどに当然衰えていくものです。
しかしバッテリーを換えたばかり、またはiPhoneやiPadを購入したばかりであれば、バッテリーの初期不良も考えられます。
購入や交換から2年以上経過している場合には、バッテリーの経年劣化を疑ってもいいでしょう。充電できなくなる前にバッテリーの消耗が早くなるなどの前兆があった場合は、その可能性はさらに高くなります。
Apple公式サポートに依頼する
Appleの公式サポートに症状を伝えると、改善方法のアドバイスをもらえることがあります。
改善方法が修理以外にないとサポートが判断した場合や、教えられた方法でも症状が改善されない場合には、修理や交換の手続き方法が案内されます。
またサポートコミュニティにサインインをして、ディスカッションをしてみるのも良いでしょう。最新のディスカッションという項目で、同じような悩みを持っている人がいれば解決策が分かることもあります。
「AppleCare+」に加入しているiPhoneやiPadであれば、元々付帯している1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償電話サポートが2年間に延長されます。
基本料金が高めにはなるものの、故障の原因が過失や事故であっても格安で修理が受けられるなど、いざというときの安心感があります。
AppleCare+の保証対象であれば、バッテリーの蓄電容量が本来の80%未満に低下していればバッテリーの無償交換が可能です。
修理業者に依頼する
Apple公式の修理は最も安心できる反面、時間とお金がかかることも事実です。急な出費でできるだけ安く、かつ早くスマホを直したい人のために修理業者をピックアップしました。
iCracked

iPhoneの修理は「iCracked」が最もおすすめです。
目の前で修理してもらえる上に、高品質パーツを用いて修理してもらえるので、技術力・満足度も他店より優れているといえるでしょう。
さらに、バッテリー交換は30分・即日対応できるというスピード感。アフターサービスも充実しています。
通常であれば点検費用として3,300円(税込)かかりますが、再来店の場合は無料で点検サービスも行なっています。またシンプルな価格表なのでとても分かりやすく追加料金はかかりません。
iPhone修理アイサポ

修理満足度、2年連続3冠受賞している「アイサポ」は故障部分を特定し、部品単位で修理をしていくので低価格で修理が可能となります。バッテリー交換では最短10分となっていて忙しい人でもすぐに修理が可能です。
もしまたどこか故障をした場合は2回目以降永久的に5%オフで修理してくれます。修理して6カ月以内に故障が発覚した場合は期間は無料となります。また予約しなくても修理してもらえるため、急な故障でも待たずに済むので安心です。(混雑時を除く)
対処方法でも直らない場合や修理代がもったいないと感じる方は、買い替えを視野に入れてもいいかもしれません。
iPhoneを買い換えるべきか悩んでいる方は、iPhoneに安く機種変更する方法や買い替えタイミングを解説した記事を参考にしてください。
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番外編|iPhone・iPadの初期化と復元の手順を解説
ここでは、iPhoneやiPadの充電ができず初期化を試みる方に向けて、初期化と復元の方法をまとめています。初期化をする前に、バックアップをとるのを忘れないように気をつけてくださいね。
iPhone・iPadの初期化手順
初期化の方法はパソコンに接続して行う方法と、iPhone本体で行う方法の2種類があります。今回はパソコンがない場合の初期化方法の手順を解説します。
iPhone・iPad本体で初期化する方法
- iPhone・iPadの「設定」アイコンをタップ
- 「一般」の一番下にある「リセット」をタップ
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
- 指示が出た場合はパスコードを入力
- 「iPhone・iPadを消去」をタップ
- Apple IDとパスワードを入力
iPhone・iPadのiCloudからの復元方法
初期化後はiPhone・iPadの設定をします。
iPhone・iPad本体でiCloudからデータを復元する方法
- 「言語設定」を行う
- 「国または地域を選択」で国を選択
- キーボードを選択しWiFiを設定する
- 「位置情報サービス」をオンまたはオフにする
- 「iCloudバックアップからの復元」を選択
- Apple IDとパスワードを入力
- 利用規約に「同意する」を選択
- バックアップデータを選択
- 再起動され、復元完了
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iPhone・iPadがうまく充電できないときは慌てずに対処しよう

普段、なにげなくつかっているスマホが急に充電できなくなってしまったら焦ってしまいますね。しかし、原因さえ分かれば、対処方法も見つかり、すぐに解決する場合もあります。
自分で対処が難しい場合は、プロの修理屋に依頼するなど方法はいくらでもあります。「スマホが故障した」とあわてることがないように、充電ができない原因やその対処法を把握しておきましょう。
もし、最新のiPhoneを検討している方なら、最新iPhoneのお得購入方法を紹介していた記事もありますので、ぜひご参考にしてください。
公開日時 : 2020年07月07日

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。
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