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格安SIMでLINEアカウント・トーク履歴を引き継ぐ方法!乗り換え後の手順

スマホのコミュニケーションツールであるLINEは、プライベートでも仕事でも必須です。
格安SIMにすることでLINEが使えなくなってしまうのではないかと、乗り換えを悩んでいる方は多いかもしれません。
格安SIMは毎月の出費を抑えられるのが魅力ですが、乗り換える場合は注意点があります。注意点を理解した上で格安SIMに乗り換える準備をしましょう。
目次
格安SIMでもLINEは使える

LINEは友人との連絡や仕事上でコミュニケーションをとるのに便利なツールです。スマホアプリの中でメールよりLINEの活用頻度が高いユーザーも多くいます。
LINEは「LINE通話」で通常の電話と同じように相手と通話が可能ですが、電話回線を使わずにインターネット回線を使用します。
格安SIMに乗り換えた場合も、今まで通りインターネット回線でLINEを使用できます。ただし、気をつけなければならないのが、LINEアカウントの引き継ぎ方法です。
新規にLINEを開設するのであれば簡単ですが、今まで使っていたアカウントを引き継ぐのであれば、注意が必要です。格安SIMとLINEの関係性について詳しく説明しましょう。
格安SIMとキャリア回線の違い
4大キャリア回線とよばれる「ドコモ」「au」「ソフトバンク」「楽天モバイル」は、自社で通信回線を所有しています。
一方で自社で通信回線を持たず、他社の通信回線を借りて運営しているのがMVNO「仮想移動体通信事業者」です。
キャリア回線で契約すると、スマホや携帯電話の中には通信回線を信号を送信するSIMカードが入っていますが、MVNOで契約するとMVNOが提供する格安SIMが提供されます。
提供するサービスによって機能に差がありますが、キャリア回線の通信料金と比べて格安でネット回線が使えることもあり、格安SIMに乗り換える人が増えています。
基本的なサービスは利用可
格安SIMに乗り換えた場合、基本的なサービスのメッセージや、通話は利用可能です。最大のメリットは、料金の安さと縛りがないことです。
ただし、基本料金が安いからといって電話をかけすぎると通話料金が高くなるため、注意しましょう。また、デメリットとして、大手キャリアのメールアドレスは使用できません。
おすすめはSMS対応のSIM
SMS(ショートメッセージサービス)に対応しているSIMを使えば、LINEの登録が簡単に行えます。
登録手順は、通常のスマートフォンと同じです。新規登録をタップして利用規約に同意すると、SMSに認証番号が送られて手順に従い登録をするだけです。
LINEは、本人確認のためにSMS認証が必要です。SMS認証とは、本人確認のため携帯電話のSMSを利用した認証機能で、不正な利用を防止するためのものです。
SMS非対応のSIMの場合
SMS非対応のSIMでもLINEは利用できますが、その場合、Facebookアカウントで認証が必要です。
また、SMSがなくてもトークや無料通話は利用可能ですが、電話番号認証が必須である「LINE Out」は利用できないので、注意しましょう。
乗り換えの際の注意事項
大手キャリアのスマホで使っていたLINEアカウントを、新しい格安SIMに引き継ぐことは可能です。
しかし、LINEアカウントの引き継ぎをせずに「新規登録」をタップしてしまうと、すべての情報が消えてしまうので注意しなければなりません。。
この場合、今までの情報を復元できなくなってしまうため、LINEアカウントの引き継ぎは慎重に行いましょう。
LINEのデータやアカウントの引き継ぎ方法

格安SIMの乗り換えにともなう機種変更で、LINEのアカウントやデータをそのまま引き継ぐためには、乗り換える前に、やらなくてはいけないことがあります。
以下で詳しく解説します。
アカウントの引き継ぎ方法
新規にアカントを作成するのと違い、アカウントの引き継ぎをする際には気をつけなければならないことがいくつかあります。
引き継ぎに失敗すると、今までのトークやデータが消えてしまうこともありますので、注意して行いましょう。
設定情報の確認
今のスマートフォンが使えなくなる前に、必ずLINEに登録している「設定情報」を確認しましょう。「電話番号」「メールアドレス」「パスワード」を確認し、最新に更新します。
メールアドレス、パスワードはメモに書いておくと安心です。
さらに、LINEに登録したメールアドレスが有効なのかを確認しましょう。メールアドレスが未登録の場合は、登録が必要です。
パスワードがわからない場合は、再発行の手続きをしましょう。
引き継ぎの許可設定
これまで使用していた電話番号を変更する場合は、機種変更をする前に、今のスマートフォンで「引き継ぎの許可」をONにする必要があります。
この設定を行ってから36時間以内に、新しいスマートフォンでの引き継ぎの設定を行う必要があります。
許可設定
許可の方法は、LINEの「設定」から「アカウント引き継ぎ設定」をタップし、「アカウントを引き継ぐ」をオンにします。
これで、自分のLINEアカウントを、ほかのスマホで引き継げる状態になります。
注意点
メールアドレス登録をしないまま「新規登録」をタップすると、アカウントの引き継ぎが行われずに、新しいアカウントが作成されます。
その場合、友達、グループ、購入したスタンプなどの全てのデータが削除されてしまうので、注意が必要です。
削除されたデータは復元できないので、間違えないように注意しましょう。
サービス別の引き継ぎ方法については、UQモバイルでLINEを引き継ぐ方法を解説した記事も参考にしてください。
トークのバックアップをとっておく
LINEでは、アカウントの引き継ぎをしただけでは、トーク履歴は引き継がれません。
トーク履歴が必要な場合は、iCloudやグーグルドライブに、トーク履歴のバックアップをとって保存しましょう。
iOSの場合のバックアップ方法
iOS端末は、iCloudを使ってバックアップします。
トーク履歴のあるアプリの「設定」から「トーク」をタップし、続けて「トークのバックアップ」から「今すぐバックアップ」とタップします。
ただし、バックアップで保存できるのは文字情報だけのため、画像やスタンプは必要に応じてアルバムやKeepを活用しましょう。
機種変更後の新端末にバックアップデータを復元する手順は以下のとおりです。
- バックアップに使ったAppleIDを使い新端末でiCloudにログイン
- iCloud Driveをオンにして、LINEをインストール
- LINEにログインして復元
- トーク履歴の復元画面→「トーク履歴をバックアップから復元」をタップ
Androidでのバックアップ方法
Androidでは、以下の手順でGoogle Driveへバックアップします。
- バックアップに使ったAppleIDを使い新端末でiCloudにログイン
- 設定画面の「トーク」→「トーク履歴のバックアップ・復元」を選択
- メールアドレスを入力しGoogleアカウントの登録を行う
- Googleドライブへのアクセス許可を求める画面が表示されたら「許可」をタップ
Googleアカウントの設定が完了したら、「Googleドライブにバックアップする」をタップするとバックアップが開始されます。
復元するには、トーク履歴の復元画面でGoogleアカウントを選択します。「OK」を押し、「トーク履歴を復元」をタップすると復元します。
異なるOSの場合、直近14日間のトーク履歴しか引き継ぎできません。
LINEトークはテキスト形式で保存ができますし、履歴をメールで送ることもできるので、違うOSへ機種変更するときはそれらを活用しましょう。
不安なときはサポート店を利用しよう!
スマホの修理店のなかには、LINEのデータ移行サービスを提供している会社もあります。
おすすめのサービスとして、総務省の登録修理業者であるiCracked(アイクラックト)の「iTechサポート」を紹介します。
iCracked

- 機種変更をしたのでLINEアカウントやトークの引き継ぎをしたい
- データのバックアップを行いたいが、どうすればよいか分からない
- iTuneで有料コンテンツをダウンロードしたいが、支払方法の設定がわからない
このような相談に関して、iCracked(アイクラックト)の「iTechサポート」ではサポート料金1回3,300円(税込)(時間目安:約30分)で引き受けてくれます。
サポート内容はスマホ・SNSアプリの初期設定からLINEやトークの引き継ぎ、機種変更時のデータ移行・バックアップまで様々。
また、iCrackedは総務省登録の修理業者で、iPhone修理で高い評判を得ています。液晶やボタンなどに不調が出ている時もiTechサポートでチェックしてもらいましょう。
格安SIMはLINEの「年齢認証」ができない

LINEでは、初期設定で年齢確認画面が表示されます。3大キャリアの契約内容で照会されますが、システム上でLINEとキャリア間のやり取りを行い、年齢認証をしています。
しかし、格安SIMはキャリア契約ではないので、この手続きがありません。では、この年齢認証ができなければ、LINEを利用する際にどのような不都合があるのでしょうか。
ID検索・電話番号検索は基本的に使えない
年齢認証は、キャリアと提携して行っています。格安SIMでは年齢認証ができないため、LINEのID検索と電話番号検索は行えません。
ID検索や電話番号検索ができないと、新しい友だちを追加するときにとても不便です。また、ほかの人が自分を検索しても検索に表示されることがありません。
ワイモバイル・LINEMOは年齢認証可能
年齢認証ができる格安SIMも一部あります。それは、ワイモバイルとLINEモバイルです。ワイモバイルは、運営会社がソフトバンクで、システムの連携ができているため年齢認証が可能です。
LINEMOはLINEのグループ会社であるため、年齢認証ができます。格安SIMの場合でもこれらを選択肢に入れれば、簡単に乗り換えができます。
他にも年齢認証ができる格安SIMはあるため、乗り換えを検討中の格安SIMが年齢認証に対応しているか確認しましょう。
ID検索を使わないLINEの友達追加方法

格安SIMはID検索ができないので、友達を追加するとき少し不便です。
ただし、ID検索を使わなくても、友達追加をする方法は4つあるので、状況にあわせて使い分けましょう。
「ふるふる」「友だち自動追加機能」「QRコード」「URL」、これら4つの友達追加方法について、詳しく紹介していきます。
友達自動追加機能
スマホのアドレス帳にある相手の電話番号をもとに自動検索をし、友だちへの追加を許可しているLINEユーザーを追加してくれる機能が「友達自動追加機能」です。
友達を1件ずつ登録していくことは面倒で、作業も大変ですが、「友だち自動追加」を許可することで、追加してくれるのでとても便利です。
QRコード
自分専用の「QRコード」を相手に読み取ってもらうことで、簡単にLINE交換ができます。「友だち追加」の画面から「QRコード」をタップします。
リーダーが起動するので「自分用のQRコード表示」をタップすれば表示されます。
自分の「QRコード」が表示されたら、この画面を相手のLINEで読み取ってもらい、「友だち」に追加してもらえばOKです。
このQRコードは、TwitterなどのSNSでメッセージのやりとりができれば、離れた友達にも使えます。
自分のQRコードの画面をスクリーンショットして、その画像を相手に送って読み取ってもらえば追加可能です。
URL
遠く離れた人とは、自分専用のLINEの「URL」か「QRコード」を送って、友達に登録してもらいましょう。
自分の「URL」を作るには、まず自分の「QRコード」が表示された画面で、リンクをコピーをタップします。
そのまま相手にURLをペーストして送りましょう。相手がそのURLをタップするだけで友達登録の画面に飛ぶので、そのまま登録してもらいましょう。
格安SIMでもLINEは使えるが注意が必要

- LINEのデータやアカウントの引き継ぎ方法
- 格安SIMはLINEの「年齢認証」ができない
- ID検索を使わないLINEの友達追加方法
格安SIMは、大手キャリアのスマートフォンと同じようにLINEも使えて、毎月の使用料金も格段に安くなり、ストレスを感じる契約の縛りもないことが魅力です。
しかし、乗り換えるためには、いくつかの注意が必要です。例えば誤って「新規登録」を押しただけで、今までのスマホのデータは消え、修復が不可能にもなりかねません。
そのため、アカウントの引き継ぎは慎重に行う必要があります。
きちんと引継ぎができれば、快適に使用できます。この記事で注意点を理解した上でLINEの引き継ぎをスムーズに行ないましょう。
公開日時 : 2023年04月11日

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