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格安SIMのメールアドレスは?フリーとキャリアの違いを紹介

スマホは、今や生活に欠かせないアイテムの1つですが、通信費の高さが問題になりやすいです。
通信費を抑えるためには、auやdocomoなどの大手キャリアではなく、格安SIMに契約することがおすすめです。格安SIMなら、通信費を3分の1程度に抑えられますが、使用できるメールアドレスは一部制限があるため、注意が必要です。
格安SIMでメールを利用する場合、アドレスはどのようなものを使うのか知っておきましょう。
目次
格安SIMのメールはフリーメールが主流

格安SIMの場合、通信事業者が特定のメールアドレスを持っていない場合があります。
大手キャリアなら、「@docomo.ne.jp」のような、特定のアドレスを持っています。@以降の部分を指してドメインといいますが、固定のドメインを使用し、前半部分に自由に数字や英語を組み合わせて、自分のアドレスを決めるのが基本です。
しかし、格安SIMの多くは、そもそもドメイン自体を持っていないため、メールを利用するなら通信事業者に関係せずに使える、フリーメールを使用しなければなりません。
格安SIMでは、フリーメールの使用がメインになるため、メリット・デメリットの特徴を覚えておきましょう。
フリーメールのメリット
フリーメールのメリットは、主に以下の5つに分けられます。
- 無料で利用できる
- 携帯会社の乗り換え後も継続使用が可能
- スマホ以外の媒体でも使用できる
- 複数デバイスで共有可能
- アプリで使えるフリーメールもある
フリーメールはその名のとおり、無料で使用できることが特徴で、登録から使用に際して一切費用はかかりません。一部メールボックスの拡張といった、有料プランを設定しているものもありますが、基本的には無料のまま使用できます。
媒体を選ばずに使用できることも魅力で、スマホを始め、パソコンやタブレットでも利用できます。キャリアを乗り換えた場合でも、そのまま継続して使用でき、メールボックスもスムーズに移行できます。
また、単に別のデバイスで利用するだけではなく、それぞれでメールボックスの共有も可能なため、使用における自由度は非常に高いでしょう。
フリーメールは種類が多いですが、有名なものだとブラウザ版だけではなく、アプリ版も開発されています。アプリならではの便利機能が搭載されていることも多く、キャリアのメールよりも便利に使える場合もあるでしょう。
フリーメールのデメリット
フリーメールのデメリットは、キャリアメールよりも信頼度が低い点にあります。
キャリアメールを使用するためには、キャリアと契約して料金を支払わなければなりません。料金を支払っている点で、キャリアメールの方が信頼度が高く、実際にセキュリティ面も優れている場合が多いです。
信頼度はビジネスにおいては非常に重要で、フリーメールを使っているとそれだけで信用されないということがあります。もちろん、フリーメールでも気にしないという人はいますし、必ずしもキャリアメールに劣っているわけではありません。
また、そもそもプライベートのみの使用で、対外的な目的で使わないなら、信頼度はそれほど関係ないといえます。
フリーメールの信頼度が低いのは、一人が複数のアカウントを持てる点にも由来しますが、これは見方によってはメリットでもあります。複数アカウントを持てることで、用途に合わせたアドレスの使い分けができ、より便利に連絡が取りやすくなることもあるでしょう。
デメリットは存在するものの、絶対的にマイナスに働くわけではなく、人によってはメリットに替わることもあります。それほど気にせずに済む場合も多いため、デメリットはそれほど大きくありません。
格安SIMで使える!おすすめのフリーメール

一口にフリーメールといっても種類は非常に多く、どれを使用するかが問題です。フリーメールは、マイナーなものを使っていると、それだけで信用を損なってしまう可能性があります。
また、マイナーなものはサービスが充実しておらず、セキュリティ面に問題を抱えていることもあるため注意が必要です。
フリーメールは、メジャーで信頼度が高くてユーザーが多く、使い勝手のよいものがおすすめです。利用料金無料のフリーメールでも、キャリアメール並みか、それ以上に使いやすいものは存在します。
この項では、利用料金が無料で、iPhoneとAndoroidの両方でアプリが使用できるおすすめのフリーメールを紹介します。
Yahoo!メール
Yahoo!メールは、「@yahoo.co.jp」のドメインでメールが使用できるアプリです。1つのアカウントで最大10個のアドレスが持てるので、多方面に連絡を取る人、人によってアドレスを使い分けたい人におすすめです。
Yahoo!メールのアプリは「プッシュ通知の設定」が可能で、オンにしているとメールを受信した際に、アプリから通知がきます。不要な際には設定1つでオフにもできるため、使い勝手は優れているでしょう。また、初回起動時に連絡先をインポートでき、1件ずつ打ち込む必要はありません。
スマホの連絡先とデータを共有して、アプリに情報を入れられるため、インストールから使用までの流れもスムーズです。また、アプリから別途連絡先を追加することも可能です。無料ながらも、メールボックスは大容量で、日常的な利用なら容量が足りなくなることはまずないでしょう。
シンプルで使いやすいため、スマホ初心者の人にもおすすめです。フリーメールのため、メールの最後には文字広告が付きますが、ビジネス目的での使用でないなら、特に問題はないでしょう。
Gmail
Gmailは、「@gmail.com」のドメインを使用するアプリです。
その他のGoogleのサービスとリンクできるため、Googleアカウントを持っている人には特におすすめです。例えば、メールとカレンダーをひもづけすることで、メールの内容から素早くカレンダーにスケジュールを設定できます。
複数サービスと連動させることで、メール機能もより便利に使えるため、別のGoogleサービスの利用も検討しましょう。
Gmailのアプリは直感的で使いやすいことが特徴で、各種マークのタップやスワイプだけで様々な操作が可能です。ペンのマークをタップすると、新規メールの作成、紙飛行機のマークをタップすると、メールの送信ができます。
また、受信フォルダでは、メールを横にスワイプするだけで、アーカイブへの移動や既読、削除などの複数操作も可能です。
気になるメールにはスターを付けるという、お気に入りのような機能も使え、重要なメールを見落とす心配もないでしょう。設定からは、メールの送受信の細かな設定ができ、迷惑メールの振り分けも可能です。
また、署名の作成も可能で、事前に作っておくとより便利にメールを作成できるでしょう。無料でありながらできることは豊富で、その他サービスとの互換性もよく、便利に利用できるフリーメールです。
一部の格安SIMではメールアドレスを提供している

大手キャリアはキャリアドメインのメール、格安SIMはフリーメールの使用が一般的ですが、一部通信事業者では、固定のメールアドレスを提供しています。
ドメインを持つ通信事業者なら、キャリア同様の使い方でメールが利用できるため、別途フリーメールを登録する必要はありません。格安SIMでも、どの事業者なら固定のメールアドレスを使用できるのか、それぞれの特徴の違いも含めて知っておきましょう。
hi-ho(ハイホー)ひかり

hi-ho(ハイホー)ひかりは、「@amy.hi-ho.ne.jp」のドメインが「hi-ho for ドコモ光コース」ユーザーの場合は無料で、その他のコースのユーザーは月額220(税込)で利用できます。
1つアカウントを持っていれば、最大5つのアドレスを無料で追加できるため、プライベート、仕事など多様なシーンで使い分けたい人におすすめです。なお、退会しても月額220(税込)で継続使用が可能です。
BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルは「@biglobe.ne.jp」のドメインで使え、月額料金も無料です。
メジャーな事業者のため信頼度は高く、迷惑メールチェックが無料で利用できることも特徴です。セキュリティ面にも優れているため、格安SIMでも安心して利用できるでしょう。
UQモバイル

UQモバイルのドメインは「@uqmobile.jp」で、月額料金が220円(税込)かかります。
格安SIMの中では唯一のキャリアメールで、信頼度も高いことが特徴です。スマホの利用料金を抑え、かつ信頼度の高いアドレスを利用したい人におすすめです。
UQ学割
UQモバイルの学割プランは、18歳以下の利用者とその家族が対象です。データ容量15GBのプランが1年間990円(税込)で利用できるので、該当する方はチェックしてみましょう。
UQモバイルで格安SIMを契約するワイモバイル

ワイモバイルのドメインは「@ymobile.ne.jp」で、無料で利用できます。ほかのアドレスとは異なり、MMSという形式のスマホ用のアドレスであることが特徴です。
Y!mobileオンラインストアIIJmio

IIJmioは「@IIJmio-mail.jp」と「@miomio.jp」の2つのドメインが利用できます。ただし、月額料金が330円(税込)かかる点が難点です。費用がかかる分、サービスは優れており、保存容量は無制限で利用できます。
メールを使って、容量の大きいデータをやり取りする機会が多い人には、おすすめのサービスでしょう。
IIJmioで格安SIMを契約するmineo

mineoはドメインが「@mineo.jp」で、無料で利用できます。通信費自体も安価で利用できますが、メールの保存期間が60日と短いため注意が必要です。
やり取りを残しておく必要がある人には不向きで、場合によっては長期保存できるフリーメールを利用したほうがよいでしょう。記録の必要がなく日常的なメールだけなら、保存期間が短くても特に問題はありません。
mineoで格安SIMを契約するOCNモバイルONE

OCNモバイルONEは「@ocn.ne.jp」のドメインでメールが利用できます。プロバイダがNTT系列のため、メールの信頼度は高く、ビジネスでの使用にも向いているでしょう。月額料金は無料で、メールの保存期限がないことが特徴です。
過去長くにわたって、やり取りを見返す機会が多い人には、うってつけのサービスでしょう。
OCNモバイルONEで格安SIMを契約する楽天モバイル

楽天モバイルのドメインは「@rakuten.jp」で、絵文字が使えることが特徴です。
月額料金も無料で、使用の条件はほとんどフリーメールと変わらないでしょう。事業者が提供するドメインという点で、信頼度はこちらのほうが高いと判断されやすいです。
楽天モバイルで格安SIMを契約するNifMo

NifMoは「@nifty.com」のドメインで利用でき、月額料金は無料です。
基本は完全無料で利用できますが、メールボックスの容量を拡張する際には、220円(税込)かかります。メールで使用する容量が多い場合は、追加料金がかかる可能性は考慮しておきましょう。
NifMoで格安SIMを契約する格安SIMでのメールアドレスはフリーメールがおすすめ

格安SIMでも、事業者がメールアドレスを提供している場合はありますが、契約先によって使い勝手は様々です。無料で利用できるものだけではなく、月額料金がかかるものもあり、基本的にはメールのサービスはそれほど充実していないでしょう。
格安SIMを利用するなら、より便利に使いやすいフリーメールがおすすめです。フリーメールなら、無料で利用できることはもちろん、スマホを変えた際の引継ぎも簡単です。
また、アプリを利用するとさらに機能を拡張して使えます。フリーメールを上手に駆使して、格安SIMでも上手にメール機能を利用しましょう。
公開日時 : 2019年06月12日

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