- 格安SIM
ドコモからワイモバイルに乗り換えるメリットと注意点について徹底解説


2015年6月以降に販売されている端末は、SIMロックの解除が義務づけられ、ドコモなどの大手キャリアからワイモバイルなどの格安スマホに乗り換えやすくなりました。
今回は、大手キャリアのドコモから格安スマホのワイモバイルに乗り換えるメリットと注意点について解説していきます。
ドコモからワイモバイルにするメリット

ドコモなどの大手キャリアから格安スマホのワイモバイルに乗り換える場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
この項では、ドコモからワイモバイルに乗り換えるメリットを順に解説していきます。
スマホ代が安くなる
スマホの料金は、従来型の携帯電話(ガラケー)と比べると高額になる傾向にあり、月々の支払い額は10,000円前後というユーザーが多いのが現状です。
しかし、ドコモから格安スマホのワイモバイルに乗り換えることで、月々のスマホ代が大幅に安くなるというメリットがあります。ドコモの料金プランとワイモバイルの料金プランを比較してみましょう。
ドコモ | ワイモバイル | |
---|---|---|
1GB | 3,465円(税込) (5Gギガライト) |
– |
2GB | 4,565円(税込) (5Gギガライト) |
– |
3GB | 2,178円(税込) (シンプルS) |
|
4GB | 5,665円(税込) (5Gギガライト) |
– |
5GB | – | |
7GB | 6,765円(税込) (5Gギガライト) |
– |
15GB | – | 3,278円(税込) (シンプルM) |
20GB | 3,278円(税込) (ahamo) |
– |
25GB | – | 4,158円(税込) (シンプルL) |
無制限 | 7,315円(税込) (5Gギガホプレミア) |
– |
ドコモは5Gギガライト・5Gギガホプレミア・ahamo、ワイモバイルはシンプルS/M/Lの料金プランを比較しました。このように比較してみると、データ容量20GB以下のプランなら、ワイモバイルの方がお得なことがわかります。
データ容量をあまり使わない方や、スマホの月額料金を抑えたいという方は、ワイモバイルに乗り換えてみましょう。
キャリアメールが使える
LINEやSNSのダイレクトメッセージが、主な連絡手段になっている方も多いと思います。しかし、ネットバンキングの取引や学校・会社の連絡網など、重要な場面ではキャリアメールが役立ちます。
格安SIMでは、キャリアメールがない場合が多いですが、ワイモバイルならキャリアと同じように申し込み不要・月額無料で、キャリアメール(@ymobile/ne/jp)を使用可能です。
誰でも無料で簡単に取得できるフリーメールとは異なり、キャリアメールは信頼性が高いことがメリットの1つと言えるでしょう。
乗り換え時の手数料がゼロ
ドコモからワイモバイルに乗り換える場合、解約違約金・MNP転出手数料・契約事務手数料が発生します。
現在 | 2021年4月1日以降 | |
---|---|---|
違約金 | 1,100(税込)〜10,450円(税込) | 1,100(税込)〜10,450円(税込) |
MNP転出手数料 | 3,300円(税込) | 0円 |
契約事務手数料 | 3,300円(税込) | Web0円/店舗3,300円(税込) |
解約違約金は、契約しているプランによって金額が異なります。最大で10,450円の解約違約金が発生することがあるので、乗り換え前に契約内容を確認しましょう。
なお、MNP転出手数料に関しては、2021年4月1日より撤廃することを発表しました。ただし、2021年3月31日までに取得したMNP予約番号を2021年4月1日以降に転出した場合は、手数料3,300円(税込)がかかります。
ワイモバイルへ乗り換える際はオンラインで乗り換え手続きを行うと、契約事務手数料が無料です。費用を安く抑えたい方は、2021年4月1日以降にMNP予約番号の取得・転出を行い、オンラインショップで手続きを行ってください。
iPhone 12/iPhone 12 miniが購入できる

ワイモバイルは、2021年2月より5Gサービスの提供を開始することを発表しました。それに伴い、iPhone史上初の5G対応モデル「iPhone 12」と「iPhone 12 mini」が2021年2月26日より発売されます。
iPhone 12/12 miniは、前モデルよりも進化した高性能チップ「A14 Bionic」を搭載しており、スマホ史上最速と言われる処理速度を実現したモデルです。
予約は2021年2月19日から開始するので、いち早くワイモバイルでiPhone 12/12 miniを使いたいという方は、早めに予約をしておきましょう。
以下の記事では、iPhone 12/12 miniの詳しいスペックやデザインなどを紹介しています。購入を検討している方は、こちらを参考にしてください。
端末代が実質0円で使える
ドコモなどの大手キャリアで端末とセットで契約する場合、端末代を一括購入か分割購入のどちらかを選択できますが、分割購入をすすめられるケースがほとんどです。
また、分割購入を選択した場合、月々の料金に加えて端末代の料金が上乗せされるため、月々の支払いが高額になりがちです。
しかし、ワイモバイルでは、月々の割引サービスは適用されませんがその分端末代が割引されるため、実質0円で入手できる端末もあります。
Yahoo!プレミアムの利用料が無料
Yahoo!プレミアムはYahoo!ショッピングなどをお得に利用できるプレミアム会員です。プレミアム会員になるには、通常、月額462円の支払いが必要です。
ワイモバイルのユーザーになった場合、Yahoo!プレミアムの月額利用料が無料となり、Yahoo!ショッピングの利用でポイントが5倍になるなどの様々な特典を受けることができます。
お得なサービスが利用できる
ワイモバイルには、月額500円で「Enjoyパック」というお得なサービスオプションが設けられています。
このサービスでは、Yahoo!ショッピングで利用できる500円クーポンが毎月と500円分のパケットが毎月もらえることに加えて、Yahoo!ショッピングやLOHACOの利用でお得にポイントを貯めることができます。
具体的には、Yahoo!ショッピングやLOHACOの利用すると、いつでもポイントが5倍貯まりますが、「Enjoyパック」に加入することで、いつでもポイントが10倍貯まることになるのでお得です。
こちらの記事では、特典盛り沢山のEnjoyパックを実質無料で使う方法についてご紹介しています。
ソフトバンクのWiFi環境が無料
ワイモバイルのユーザーは、国内にあるソフトバンクのWiFiが無料で利用できます。ソフトバンクのWiFiは、2012年11月時点ですでに35万カ所に設定されており、他社の大手キャリアと比べても圧倒的な数を誇っています。
ただし、ワイモバイルが指定するWiFi対象機種でないと繋がらない可能性もあるので注意が必要です。
専用音声通話アプリが不要
他社の格安スマホは、かけ放題プランで契約している場合、専用の音声通話アプリを使う必要があるケースがほとんどです。
しかし、ワイモバイルは専用の音声通話アプリが不要なので、電話をかける度にアプリを立ち上げるという手間が省けるというメリットがあります。
近年は、LINEなどの無料通話アプリが普及していますが、国内通話が10分かけ放題であるため、手短に済む要件であれば、ワイモバイルの音声通話が便利です。
キャンペーンが充実している
多くのキャリアでは、様々なキャンペーンを実施していますが、ワイモバイルのキャンペーンは充実しているという特徴があります。具体的には、以下のようなキャンペーンが開催されています。
新規加入者特典キャンペーン(ご加入特典)

ワイモバイルで契約したユーザーを対象に、Yahoo!ショッピングで使えるTポイント300ポイント、または、1円~という特別価格の商品を購入できます。
このキャンペーン期間は、2017年11月1日からとなっており、現在のところ期限は設けられていません。なお、1円~購入できる特別価格の商品は、「ふてニャンランチトート」や「リール付きイヤホン」などがあります。
ワイモバイルのご加入特典をもらうPayPay新規登録キャンペーン

ソフトバンクとワイモバイルのユーザーを対象として、スマホ決済サービス「PayPay」に新規登録した上で支払い方法の登録をすると、PayPay残高1,000円相当がプレゼントされます。
なお、このキャンペーンは、2018年11月22日~2019年3月31日までの期間限定となっています。
PayPay新規登録キャンペーンに登録するドコモからワイモバイルに乗り換える手順

ドコモからワイモバイルに乗り換える場合、以下のような手順で進めていきます。
契約方法を検討する
ワイモバイルで契約する場合、所有している端末を使用することを前提として回線のみの契約、もしくは、端末を購入することを前提とした料金プランとセットでの契約のどちらかを選択できます。
なお、ワイモバイルで新たに端末を購入する場合、大手キャリアのように最新機種が揃ってはいませんが、最新の機能を求めない限りは困ることはないといえるでしょう。
MNP予約番号を入手する
ドコモからワイモバイルに乗り換える場合、まずはドコモにMNPの申請をする必要があります。申請は、オンライン・電話・店舗の3種類から選択できますが、オンラインで手続きする場合は、dアカウントが必要です。
なお、ドコモでMNP予約番号を入手する場合、携帯電話番号ポータビリティ手数料として2,000円の支払いが必要となります。
SIMロック解除の手続き
現在使用している端末をワイモバイルに持ち込んで契約する場合、SIMロック解除の手続きが必要です。ドコモでのSIMロック解除は、店舗・電話・Webから手続きを行います。
Webの場合は手数料無料ですが、店舗で行うと3,300円(税込)かかるので、なるべく費用を安く抑えたい方はWebで手続きしましょう。
ドコモスマホのSIMロック解除方法は、以下の記事で解説しています。
ワイモバイルで契約する
実店舗とWebの2種類の契約方法があります。その際に必要なものは以下になります。
- 店舗の場合:MNP予約番号と免許証などの本人確認書類、クレジットカード払いの場合本人名義のクレジットカード
- Webの場合:MNP予約番号、クレジットカード払いの場合本人名義のクレジットカード
なお、Webの場合は、本人確認書類はスマホのカメラで撮影後、アップロードする必要があります。
郵送でSIMカードや端末が届く
ワイモバイルで契約後に審査を通過すると、契約時に入力した住所宛てにSIMカードや端末が届きます。なお、ワイモバイルに回線を切り替える必要がありますが、回線の切り替えは自動で行われるので安心です。
また、自分で切り替えを行うこともできますが、サポートセンターに問い合わせれば、丁寧に説明してくれます。
ただし、月末のタイミングで回線を切り替えたい場合は、自動で切り替わるのを待つよりもサポートセンターに問い合わせた方がよいでしょう。
ドコモからワイモバイル乗り換え時の注意点

ドコモからワイモバイルに乗り換える場合、以下のような点に注意が必要です。
動作確認の有無を確認
ワイモバイルは、現在使用している端末や、新しく自分で購入した端末を持ち込んで契約することが可能です。
その場合は、申し込む前にワイモバイルで動作確認が取れている端末であるかどうかを確認しましょう。動作確認済みでない端末は、契約後正常に作動しない場合があるため、注意が必要です。
動作確認端末は、ワイモバイルの公式サイトにある「動作確認済機種一覧」から検索できます。
失効するポイントを確認しておく
ドコモの場合、ドコモポイントとdポイントの2種類があり、ドコモを解約した時点でドコモポイントは失効されます。
ドコモポイントの場合
このドコモポイントとは、dポイントがスタートする前からあるポイントサービスのことで、dポイントと同様で機種変更の際に代金を充当できたり、スマホアクセサリの購入に使えます。
なお、dマーケットのショッピングにも使えますが、dポイントに比べて使える範囲に制限があります。
dポイントの場合
dポイントについては、dアカウントを保有している以上、ドコモポイントのように失効されることはありません。ただし、dアカウントを保有していない場合は、ドコモの解約と同時にポイントは全て失効します。
端末の種類が限られている
大手キャリアと比べると、格安スマホが取り扱っている端末は少ないという特徴があります。また、最新端末を取り扱っていないケースが多いですが、音声通話やインターネット通信を楽しむ程度であれば問題なく利用できます。
しかし、過去に比べるとハイスペックな端末も取り扱うようになりつつあるのが現状です。
2年目以降の料金がアップする
多くのキャリアでは、契約期間が長いほど基本料金が安くなる制度を採用しています。しかし、ワイモバイルの場合、2年目以降も基本料金は変わらず、長く契約していても恩恵を受けにくいといえるでしょう。
また、2年毎に機種変更すればデータ通信量の増量が無料になりますが、機種変更しなければ月額500円の支払いが生じます。
データ通信量が少なめ
近年では、急激にスマホが普及し、場所を問わずインターネット通信ができるようになりました。また、スマホを対象とした動画アプリや音楽アプリが数多く登場していますが、これらを長時間利用した場合、1カ月のデータ通信量を超えてしまう可能性があります。
そのため、多くのキャリアでは、50GBなどのデータ通信プランを設けていますが、ワイモバイルの場合、最大で21GBとなっており、他社のデータ通信量には劣ります。
SIMカードのサイズを確認しておく
SIMフリーの端末を使用する場合、SIMカードのサイズを確認しておくことをおすすめします。その理由としては、SIMカードのサイズには、標準SIM・microSIM・nanoSIMという3種類があり、サイズが合わないと利用できないことが挙げられます。
そのため、使用予定の端末がどのサイズに対応しているのかを事前に確認する必要があります。なお、SIMカードのサイズは、端末の本体に表示してある場合もありますが、端末を販売しているメーカーの公式サイトで確認する方法もあります。
ワイモバイルに乗り換えて特典を受けよう

ワイモバイルは、WiFi設置数トップクラスであるソフトバンクのWiFi環境が無料で利用できるなど、メリットが多い一方で、データ通信量における大容量のプランが設けられていないというデメリットもあります。
しかし、基本料金はドコモに比べると大幅に安くなり、ワイモバイルのユーザーならではの特典も満載です。
また、Yahoo!ショッピングでポイントが貯まりやすいため、スマホ代を抑えてショッピング代にあてたい人にはおすすめの格安スマホです。

公開日時 : 2021年02月28日
