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  • 更新日:2023年04月04日

中華スマホの危険性は?情報漏洩が心配?中国製スマホのデメリットを解説

中華スマホの危険性は?情報漏洩が心配?中国製スマホのデメリットを解説

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近年スマホの価格が高騰していることから、値段が安い中華スマホの購入を検討している方も多いのではないでしょうか。

しかし、初めて中華スマホを使う場合、端末の品質や情報漏洩などの危険性がないか心配ですよね。

そこで今回は、中華スマホは危険性が高いのかを徹底解説します。中華スマホを検討している方はぜひ参考にしてください。

中華スマホとは

中華スマホとは、中国を拠点とした通信機器メーカーのスマホのことを言います。

主な中華スマホのメーカーは以下の通りです。

  • OPPO(オッポ)
  • Xiaomi(シャオミ)
  • ZTE(ゼットティーイー)
  • HUAWEI(ファーウェイ)

HUAWEIは上記4社の中でも中華スマホの先駆け的存在で、以前は特に人気があり、日本のユーザーも多かったスマホメーカーです。

しかし、2019年に米政府が「HUAWEI」製の通信機器の危険性を指摘したことから、日本でも安全性に不信感を抱く意見が増えました。

現在、OPPOやXiaomi、ZTEを扱っているキャリアでも「HUAWEI」製スマホは取り扱っていません。

「HUAWEI」製スマホを購入する場合は、公式サイトや中古販売店を利用する必要があります。

中華スマホはなぜ安い?

中華スマホが安い理由として考えられるのは、以下のことがあげられます。

  • 開発から部品の調達まで国内で完結できる
  • 部品の大量生産で調達コストを抑えている
  • 人件費が安い新興国で製造している
  • 国内製造の場合は移動コストが抑えられる
  • 薄利多売で自社配信コンテンツで利益を上げている

これらの理由をみると、中華スマホが安いことにも納得できるのではないでしょうか。

中には安かろう悪かろうの中華スマホもあるかもしれませんが、多くのメーカーがコストを抑えるために様々な努力をしています。

中華スマホの利用に危険性はある?

中国製のスマホには、個人情報流出のリスクが潜んでいます。

中国Shanghai Adups Technologyが開発したファームウェアには、中国のサーバーに以下の情報が無断で送られる問題が多発しています。

  • アドレス帳や通話履歴、電話番号、入力したテキストメッセージの内容
  • 個体識別情報であるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)
  • IMEI(International Mobile Equipment Identity)

つまり、クレジットカード番号や電話帳の内容などの個人情報が、不特定多数に知られてしまうリスクがあるということです。

こうした背景から、諸外国では自国のネット環境に中国製スマホを接続しないよう呼びかけています。

中華スマホのメリット

安全性が問題視されているものの、価格の安さや海外でも利用できるといったメリットもあります。

どのようなメリットがあるか、それぞれ見ていきましょう。

  • 高品質のスマホが格安で買える
  • 1万円以下で購入できる
  • 海外でも利用できる

高品質のスマホが格安で買える

中国製スマホの一番のメリットは何と言っても、コストパフォーマンスが良い点でしょう。

日本で人気の高いiPhoneを最新機種かつ最高スペックの端末を購入しようとすると、20万円以上してしまいます。

しかし、中華スマホならハイスペックな機種も格安で購入できるので、機能を重視しつつ端末代を安く抑えたいという方におすすめです。

1万円以下で購入できる

スペックにもよりますが、中国のスマホは、安いものだと1万円以下で端末を購入できます。

最低限の機能が使えれば、性能は重視しないという方におすすめです。

子供に持たせる初めてのスマホやサブ機として購入を検討している人にもよいでしょう。

海外でも利用できる

中華スマホには、基本的にSIMロックという制限がかかっていません。そのため、海外のSIMカードをそのままスマホに挿して使えます

海外出張や旅行に行く機会が多い人にとって、海外でも使用できるのは大きなメリットではないでしょうか。

空港や街のコンビニで売られているSIMカードを差し込めば、現地の通信サービスに接続することができます。

ポケットWiFiをレンタル・返却する手間とコストを考えると、非常に使い勝手が良いと言えます。

中華スマホの中でも人気なOPPO製スマホの評判・口コミは、こちらで解説しています。

中華スマホのデメリット

中華スマホには、安全性以外にも気を付けるべきデメリットがあります。

どのようなデメリットがあるか、それぞれ見ていきましょう。

  • 補償サービスが少ない
  • 「おサイフケータイ」機能が使えない
  • 日本の電波を使う許可がない機種がある

補償サービスが少ない

スマホを地面に落として液晶にヒビが入ってしまったり、バッテリーやSIMに不具合があったりすることもあるでしょう。

中華スマホには、このようなトラブルが生じたときの補償サービスが少ないというデメリットがあります。

また、店頭や電話などでのサポート体制も十分ではありません。自分で直接メーカーに電話をして新しい機種に交換するといった面倒な配送手続きも発生する可能性があります。

キャリアの保証対象になる場合がある

キャリアで販売している中華スマホなら保証オプションに加入すればサポートを受けられます。

ただし、格安の中華スマホの場合は、保証に入って修理するよりも買い替えたほうが安いかもしれません。

中華スマホの中でも比較的高価なハイスペックスマホを利用している場合は、保証オプションの加入を検討しましょう。

スマホ保険の加入もおすすめ

キャリアで端末を購入しない場合は、スマホ保険の加入を検討しましょう。

スマホ保険とは、スマホの故障に備えて加入できる保証サービスのことです。

毎月定額の保険料を支払うことで、万が一スマホが故障したり盗難されてしまっても、修理費用の負担や代替品を提供してもらえます。

どのような保険があるか知りたいという方は、スマホ保険を比較したおすすめランキングをチェックしてみてください。

「おサイフケータイ」機能が使えない

おサイフケータイ」は日本特有の機能なので、中華スマホにはほとんど搭載していません。

そのため、「おサイフケータイ」機能が必須という方は、機種選びの際に注意が必要です。

日本国内で発売されているOPPOの一部シリーズでは「おサイフケータイ」機能が搭載されています。

おサイフケータイ対応のスマホを購入したい方は、以下の記事もあわせてチェックしてください。

日本の電波を使う許可がない機種がある

中華スマホを購入する際には「技適マーク」があるか確認しましょう。

技適マークは、日本の電波を法的に問題なく使える端末だという証です。

このマークを取得していない端末は、日本の基準認証を受けていないということになります。

もしも技適マークがない端末を利用した場合、電波法違反で罰せさせてしまう可能性がありますので注意してください。

中華スマホの危険性についてまとめ

中華スマホには、情報漏洩の危険性があるものの、コストパフォーマンスの良さはそれを超えるメリットでもあります。

もともと格安で購入できる点が魅力ですが、格安SIMの乗り換えキャンペーンなどでさらにお得に購入できるケースも多いです。

中華スマホを購入する場合は、注意点やデメリットを理解した上で、上手に活用しましょう。

谷口稜 ― ライター
谷口稜 ― ライター

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