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[比較解説]auピタットプランとワイモバイル本当にお得なのはどっち?
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MVNO(格安SIM)の浸透により、月額2,000円~3,000円程度でスマートフォンを持てる時代が到来しました。
さまざまな条件や懸念点(通信速度が遅くなるなど)こそあるものの、この価格はかなり魅力的でしょう。
通信費を節約するため、大手キャリアから乗り換える人が増えています。そのような事情があってか、大手キャリアが格安SIMへの対抗策を打ち出しました。
たとえば、NTT docomo。対象端末を購入すると、月々1,650円(税込)の割引が受けられる「docomo with」というプランを展開しました。
iPhone6sも対象に含まれており、本体代が実質数百円に収まる仕組みです。
今回はワイモバイルとワイモバイルに対抗して作られたのでは?といわれているauピタットプランンを比較し、本当にお得なのはどちらか解説していきます。
auピタットプランの料金と5つの注意点

大手キャリアの格安SIMへの対抗はもちろん、auも例に漏れません。
2017年7月10日、auは月額2,178円(税込)でスマートフォンを利用できる「auピタットプラン」というサービスを開始しました。
月額2,178円(税込)——これは、テレビCMで話題の「ワイモバイル」の最安プランと同じ価格です。
MVNO(格安SIM)とほぼ同じ料金帯で、auのスマートフォンを持てるのは魅力的です。
料金面だけ見ると、「auピタットプラン」と「ワイモバイル最安プラン」の両者のプランに違いはないでしょう。
しかし、実際は細かい部分で明確な違いがあり、人によっては損をすることもあるようです。
auピタットプランとワイモバイルの最安プランを比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
auピタットプランの料金
auピタットプランは月額2,178円(税込)~でスマートフォンを利用できるプランです。
同時に、データをたくさん使うユーザー向けの4GLTEスマートフォン専用定額型「auフラットプラン」というサービスも開始されています。
料金比較なのでここでは前者のプランを見ていきますが、厳密にいうと、auピタットプランには3種類用意されています。
- 「auピタットプラン(スーパーカケホ)」
- 「auピタットプラン(カケホ)」
- 「auピタットプラン(シンプル)」
通話料金に違いが生じるため、以下の点を抑えておきましょう。
- カケホ:完全通話かけ放題
- スーパーカケホ:5分以内の通話ならかけ放題
- シンプル:かけた分だけ料金がかかる(30秒ごとに22円(税込))
月額2,178円(税込)の基準となっているのはスーパーカケホです。
具体的な料金は以下の通り。

「よく見ると2,178円(税込)じゃない!」と思った方もいるはず。
純粋に月額2,178円(税込)になるわけではなく、さまざまな条件をクリアして、はじめてこの金額になります。料金表を見ながらひとつ、ひとつ紐解いていきましょう。
注意1.auスマートバリューの利用が前提
意外と敷居高いのがこの条件です。月額2,178円(税込)を目指すためには、「auスマートバリュー」の条件を満たさなければなりません。
スマートフォンと光回線(au光)やJ:COMなどの対象固定通信サービスを同時契約することで、毎月550円(税込)の割引が受けられます。
自宅のネット回線を他社と契約している場合、ネット回線も乗り換える必要があるでしょう。
対象固定通信サービスの詳細はauスマートバリューのページをご覧ください。
注意2.auピタットプランは従量性プラン
auピタットプランは、使ったデータ量に比例して料金が高くなる「従量性プラン」を採用しています。
一度料金表を見てみましょう。
当月の使用データ量に対する料金
- 1GB→2,178円(税込)
- 1~2GB→3,278円(税込)
- 2~3GB→3,828円(税込)
- 3~5GB→4,928円(税込)
- 5~20GB→6,028円(税込)
定額でないため、ついつい使いすぎてしまうと、月額料金が跳ね上がることになるでしょう。
その点ワイモバイルでは、データ通信量が上限に達すると、通信速度が行われています。
過剰に料金が高くなる心配もありません。
しかし、通信速度が著しく低下するため、「料金が高くなってもいいから速度を維持したい!」という人には、auの従量制プランが向いています。
注意3.毎月割が適用されない
「毎月割」とは、スマートフォン購入時に割引を受けられるサービスです。
対象機種によって割引額が異なるため、機種ごとに確認する必要があります。
通信費を抑える上で重要なサービスですが、auピタットプランにはこの割引が適用されません。
ちょっとした落とし穴になっているので、必ず確認しておきましょう。
注意4.テザリングの利用料金
現在、オプションで月額550円(税込)となっておりますので、基本料金と合算してお考え下さい。
本当にお得なのはどっち?ワイモバイルとの比較

auピタットプランの特徴を押さえたところで、ワイモバイルについても見ていきましょう。
こちらは、ソフトバンクの回線を利用したMVNO。
データ容量が異なる3つのプランを用意しています。
- 「スマホプランS」
- 「スマホプランM」
- 「スマホプランL」
高速データ通信容量は、それぞれS(2GB)・M(6GB)・L(14GB)。
最初の2年間のみ、データ量が1.5倍になるキャンペーンも行っています。

上記の料金表を元にワイモバイルの特徴をお話しましょう。
単純に“安さ”を比べた場合、有利となるのはワイモバイルです。
料金面はワイモバイルの方がお得!
MVNO並の料金で展開するauピタットプランですが、やはり本元には敵いません。
圧倒的にワイモバイルの最安プランが優れているのです。
お得な理由1.同データ量ならワイモバイルの方が安い
ワイモバイルの最安プランである「スマホプランS」を例に挙げます。
こちらのデータ容量は2GB、初年度の使用料金は毎月2,178円(税込)(光セット割込みで1,628円(税込))です。
auで同じデータ量を使うと、料金は3,828円(税込)(auスマートバリュー込みで3,278円(税込))となります。
また、ワイモバイルなら2年間のみデータ容量が1.5倍になるので、Sプランなら3GB、Mプランなら9GB、Lプランが21GBとなる計算です。
期間を過ぎた後は、毎月550円(税込)支払うだけで1.5倍のデータ容量が続きます。
それを踏まえても、ワイモバイルの安さが際立ちますね。
お得な理由2.光セット割・家族割引・毎月割が用意されている
auピタットプランの月額2,178円(税込)は、auスマートバリューの利用が前提です。
ワイモバイルにも「ソフトバンク光」および「ソフトバンクエアー」を契約すると、月々550円(税込)の割引が受けられる光セット割があります。
同様に家族割引もあるため、家族全員でワイモバイルを利用するとより安くなるでしょう。
また、スマートフォン本体購入時に適用される毎月割もあるため、料金差はさらに広がります。
Y!mobileオンラインストアで詳細を見るauピタットプランを選ぶメリット3点

料金面に軍配が挙がるのはワイモバイルです。
どちらも「2,178円(税込)」という額に目が行きますが、auには大手キャリアならではの強みがあります。
料金面以外の部分でお話しましょう。
メリット1.auの店舗数が多い
ワイモバイルは1000店舗ほど、auは5000店舗ほどを展開しています。※量販店除く
スマートフォンについてサポートを受ける際、店舗で対応してもらう方が素早く解決するケースもあります。
ご自宅や勤務先の周辺にauの店舗があるか確認してみた上で検討するのも良いでしょう。
メリット2.通話重視ならauピタットプラン(カケホ)の方が安い
何かとデータ容量で比較されることが多い料金プランですが、中には通話料金重視の方もいることでしょう。
やはり完全通話かけ放題のauピタットプラン(カケホ)は魅力です。
ワイモバイルは、最初の10分間のみ通話料が無料になります。
ちょっとした連絡程度ならともかく、長時間の通話を頻繁にかけるのであれば、カケホを選ぶべきです。
徹底比較の結果!本当にお得なのはワイモバイル!

最後にauピタットプランおよびワイモバイルのメリット・デメリットをおさらいします。
その上で、各プランに合うユーザーをまとめてみました。
auピタットプランがおすすめの人
- スマートフォンに不慣れでサポートを受けたい人
- 通話かけ放題サービスを利用したい人
- スマートフォンの回線が混雑する時間帯(夜)でも快適に利用したい人
ワイモバイルの最安プランがおすすめの人
- 徹底的に料金を抑えたい人
- ネット回線の乗り換えは検討していない人(auはauスマートバリューの利用が前提となるため)
- 長電話はしないデータ容量重視の人
月額2,178円(税込)をうたい文句にするauピタットプランですが、この額はいくつかの条件をクリアしなければ実現しません。
仮に条件を満たしている場合でも、ワイモバイルならそれ以上の割引が受けられます。
それぞれ一長一短に思えますが、そもそもauピタットプランは料金の安さをウリにするプランです。
同時にワイモバイルへの対抗策として打ち出した、という経緯があります。
同じ土台で戦うのであれば、料金に重きを置いて比較するのは当然です。
以上のことから、筆者は「ワイモバイルの方がお得」だと考えています。
また、さらにお得に契約するにはオンラインショップで購入することをおすすめします。
公開日時 : 2023年05月01日
