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楽天モバイルとIIJmioをデュアルSIMで併用する方法!eSIMの設定手順も解説

楽天モバイルとIIJmioをデュアルSIMで併用する方法!eSIMの設定手順も解説

月々の携帯代を安くしたい場合、2つ以上のSIMを併用する方法もあります

特に楽天モバイルとIIJmioのデュアルSIM運用は、月額440円で3GB使えて、通話もかけ放題という最強の組み合わせです。

ただし対応端末が必要であること、SIMカードとeSIMを間違えないことなど気をつける点がいくつかあります。

この記事では楽天モバイルとIIJmioの併用がなぜ最強なのか、設定方法や注意点も合わせて解説します。

楽天モバイルとIIJmioの併用を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

楽天モバイルとIIJmioを併用するとなぜ最強なの?

楽天モバイルとIIJmioを併用すると非常に相性がよく、両社のメリットを活かした運用ができます。

楽天モバイルとIIJmioのデュアルSIMが最強と言われる理由を5つ紹介します。

楽天モバイルは通話付きSIMが基本料0円~

楽天モバイルの料金プランは、0円から段階的に料金が上がる仕組みになっています。

具体的な金額は以下の通りです。どのキャリアでも、5Gに変更すると料金は上がります。

Rakuten
最強プラン
月額料金
(税込)
〜3GB 1,078円
3〜20GB 2,178円
20GB〜 3,278円

上記のように1GB以内の利用であれば0円で、1GBを超えると料金が発生します。

1GBを超えなければ、毎月0円で運用が可能です。

楽天モバイルでは“180日間全く使わないと通告の上解除”というルールがありますが、毎月0円でも電話や通信を使っていれば解除されることはありません。

今回のデュアルSIM運用は楽天モバイルをメイン回線として使うため、強制解除の対象にはならないのです。

0円で通話SIMがずっと持てるのは、楽天モバイルだけの大きなメリットといえます。

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Rakuten Linkでどれだけ使っても通話料無料

楽天モバイルのもう一つのメリットとして、通話使い放題のRakuten Linkがあります。

Rakuten Linkは、楽天モバイルユーザーが使える通話アプリです。

ライン通話など他のツールとは違い、相手がRakuten Linkでなくてもかけられます。

固定電話や楽天モバイル以外の携帯にも繋がるため、通常の通話の代わりとして、いつでも誰にでも無料かけられます。

楽天モバイルなら基本料金0円に加え、通話も0円が実現可能なのです。

なお無料でかけられるのは国内のみで、海外にかける場合は有料となります。ナビダイヤルなど、一部対象外の電話番号があることも覚えておきましょう。

IIJmioはデータ専用のeSIMが2GB440円

IIJmioの料金は他社より安く、データ専用のeSIMであれば2GBが440円で使えます。具体的な価格は以下のようになっています。

容量 料金(税込)
2G 440円
4G 660円
8G 1,100円
15G 1,430円
20G 1,650円

上記の料金はデータ専用のeSIMの料金なので、通常の電話からの発信はできません。楽天モバイルは0円で1GBの容量が付いているため、IIJmio2GBと併用すれば1GB+2GBで3GBとなります。

楽天モバイルだけの場合3GBで1,078円ですが、IIJmioを併用すれば3GBを440円で使うことが可能です。2GBが足りない人はひとつ上の4GBを選べば、楽天モバイルの1GBと合わせて5GBが660円となります。

さらにIIJmioでは翌月まで繰り越しできるため、使う月と使わない月がある人も安心です。

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楽天回線エリア外もIIJmioでカバーできる

楽天モバイルとIIJmioを併用すると、楽天回線エリア外の場所をカバーできるメリットもあります。

楽天回線エリアは急速に拡大していますが、地方など一部地域はまだ届いておらず、大手の携帯会社に比べ狭いのが現状です。

IIJmioのデータSIMはドコモ回線を利用するため、楽天回線エリアが来ていない地域でも安定した通信ができます。 楽天モバイルは人口カバー率96%ですがドコモは99%となっており、ほとんどの人がエリア内に住んでいると考えられます。

またドコモ回線は途切れにくいというメリットもあります。

楽天回線は壁などで電波が遮断されやすいという問題点がありますが、ドコモはプラチナバンドを所持しているため、建物内でも安定して使えます。 楽天モバイルで指摘されがちなエリアのデメリットが、IIJmioを併用すれば解決できるのです。

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いつ解約しても解除料が無料

楽天モバイルとIIJmioは両社とも、解約しても解除料は発生しません。 使ってみて自分に合わないと感じても、他社に乗り換える際の解除料がかからないため安心です。

IIJmioでは最低利用期間があるものの、利用開始月の翌月末日までとなっており、そこまで長くはありません。 楽天モバイルには最低利用期間がなく、いつ解約しても無料です。

解約しても解除料を支払う必要がないため、併用を気軽に始められます。

楽天モバイルとIIJmioを併用する注意点

楽天モバイルとIIJmioの併用はとてもお得でおすすめですが、デメリットもいくつかあります。

併用する際の注意点を2つ紹介するので、しっかり確認しておきましょう。

IIJmioは時間帯によって遅く感じる場合がある

IIJmioはドコモの回線を一部レンタルして運営しています。

そのため本家のドコモに比べ通信帯域が狭く、時間帯により混雑して遅く感じる場合があります。 特に混雑しやすいのは、休憩を取る人が多い昼12時から1時の時間帯です。

また、朝の出勤時や夕方のたくさんの人が帰宅する時間帯なども、遅く感じることが多くなります。通信が遅くてもLINEやSNSは問題なく利用できますが、動画や通信ゲームは体感速度が落ちる可能性があります。

混雑する時間帯によく使う人は注意してください。遅くなったら会社や公共のWi-Fiを利用するなど、対策を考えておくとよいでしょう。

Rakuten Linkの品質が落ちる場合がある

Rakuten Linkは通常の電話回線ではなく、データ通信を利用する通話アプリです。

通信環境が良好な場所なら問題ありませんが、不安定な場合通話の品質が落ちる可能性があります。Rakuten Linkの口コミでよく指摘されているのは、ガサガサした声になる、途切れやすいと言った点です。

Rakuten Linkが不安定な場合、通常の電話を使って通話もできますが、30秒22円(税込)の通話料がかかります。仕事で使う場合など、通話の品質が落ちると困る人は特に注意が必要です。

安定した通常の電話をたくさん使いたい人は、月額1,100円の「10分(標準)通話かけ放題」オプションを付ける方法もあります。

楽天モバイルとIIJmioの併用はこんな人におすすめ

楽天モバイルとIIJmioを併用すると、お得なメリットがたくさんあります。デメリットも少しあるものの、楽天モバイルとIIJmioの併用は以下のような人におすすめです。

  • ほどよく使って1,000円以下に抑えたい人
  • SIMの契約や端末の設定に慣れている人
  • 対応端末を持っている人

楽天モバイルとIIJmioは、料金が安く抑えられるのが最大の特徴です。

楽天モバイルなら3GB使うと1,078円ですが、IIJmioを追加することで440円に抑えられます。5GBでも660円なので、ほどよく使って料金を抑えたい人に最適です。

ですが使い始めるまで手間がかかるため、格安SIM初心者の人は難しく感じてしまうかもしれません。格安SIMや端末の設定に慣れている人におすすめします。

対応端末を持っている人なら、初期費用がかなり抑えられます。ぜひ挑戦してみてください。どの端末が使えるかは後ほど解説します。

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楽天モバイルとIIJmioを併用する手順

楽天モバイルとIIJmioを併用は、以下の手順で始められます。

併用の手順

  1. 対応端末を準備する
  2. 楽天モバイルでSIMカードを契約する
  3. IIJmioでeSIMを契約する
  4. IIJmioでeSIMを契約する
  5. 端末に設定する

1つずつ具体的に見ていきましょう。

LINEMO

対応端末を準備する

楽天モバイルとIIJmioの併用は、eSIM対応かつデュアルSIM対応端末が必要です。デュアルSIMはDSDVに対応したものをおすすめします。

DSDVなら着信の同時待受が可能で、4G通信の切り替えもできるため運用のストレスがありません。現時点でeSIMのデュアルSIMに対応している端末を、iPhoneとAndroidそれぞれ紹介します。

なお他の携帯会社で購入した端末は、SIMロック解除が必要な場合があります。SIMロック解除が必要かどうかは、購入した携帯会社の公式サイトやショップで確認してみてください。

iPhoneの対応端末

eSIMとDSDV両方に対応するiPhoneは、以下のものがあります。

eSIMとDSDV両方に対応するiPhone

  • iPhone Xs Max
  • iPhone XR
  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 11 Pro Max
  • iPhone 12
  • iPhone 12 mini
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12 Pro Max
  • iPhone SE 第2世代
  • iPhone SE 第3世代
  • iPhone 13
  • iPhone 13 mini
  • iPhone 13 Pro
  • iPhone 13 Pro Max

iPhone Xs MaxとiPhone XR、iPhone 11以降であればDSDVに対応しています。なおiPhoneはSIMカードとeSIMを使う必要がありますが、iPhone 13以降の端末は、eSIMの同時待受も可能です。

この記事では楽天モバイルでSIMカードを契約する方法を解説しますが、iPhone 13以降を持っている人はeSIMでも構いません。

Androidの対応端末

AndroidでeSIMのDSDVに対応する、主な端末は以下になります。

  • OPPO Reno5 A
  • OPPO A73
  • AQUOS wish
  • AQUOS sense6(ドコモ版以外)
  • AQUOS sense4 lite
  • Xperia 10 III Lite

上記の端末は楽天モバイルでも販売されているため、楽天回線エリアで安心して使えます。

OPPO A73とAQUOS sense4 liteは、楽天モバイルでキャンペーン端末として0円~で販売されています。持っていない人は契約と同時に購入するのもおすすめです。

使えるかわからない場合は、口コミをネットなどで調べてから行ってください。

楽天モバイルでSIMカードを契約する

端末を準備したら、いよいよ楽天モバイルの申し込みです。楽天モバイルの契約が初めての人は、大量のポイントがもらえるキャンペーンも開催されています。事前にキャンペーンをチェックしてから申し込みましょう。

楽天モバイルはメイン回線として使います。契約は公式サイトの「新規/乗り換え(MNP)お申し込み」からできます。

楽天モバイルでは新規契約の手数料はかかりません。番号を変えずに乗り換える人は、転出元の会社で手数料が発生する場合があります。

楽天モバイルの契約でSIMタイプを選ぶ際、「SIMカード」を選択してください。eSIMと間違えないよう注意しましょう。

その他の有料オプションは特に必要ありません。入りたいものがあれば加入しても構いませんが、オプション料金がかかるとその分料金が高くなります。

契約が完了したら2~3日でSIMカードが送られて来るので、端末に挿入し開通を済ませておきましょう。

なお、現在楽天モバイルでeSIMの人を契約している人は、SIMカード変更が必要です。SIMの変更はmy楽天モバイルアプリにログインし、「契約プラン」→「SIM交換を申請する」より何度でも無料でできます。

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IIJmioでeSIMを契約する

楽天モバイルの契約が完了したら、IIJmioでeSIMを申し込みます。eSIMはQRコードを読み込んで設定するため、パソコンなど今回利用する端末以外から登録しましょう。

コードを手入力でも登録できますが、桁数が多いためおすすめしません。QRコードなら時間がかからず、簡単に設定できます。

IIJmioでは初期費用として3,300円(税込)と、eSIMの発行手数料220円(税込)が初回のみ利用料金と一緒に引き落としとなります。IIJmioの公式サイトより、「新規契約」の「SIMだけを購入する」を選択します。

SIMカードの種類は「データ通信/eSIM」を選び、料金プランは「データ通信(eSIM)」の「eSIM 2ギガ」を選択します。その他のオプションなどは必要ありません。

申し込みが完了すると、最短で数十分後にアクティベーションコードがメールで送られてきます。メールの指示通りに操作し、QRコードを読み込んで設定すれば完了です。

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端末に設定する

楽天モバイルとIIJmioの開通ができたら、併用できるよう端末を設定しましょう。

楽天モバイルをデフォルトの音声回線、IIJmioをメインのデータ通信に設定することをおすすめします。楽天モバイルを最初からメインのデータ通信に設定してしまうと、うっかり使いすぎてしまう恐れがあります。

IIJmioなら2GBまでと決まっており、使いすぎても440円以上加算されることはありません。楽天モバイルは1GBを超えそうでも自動的に止まる機能はなく、気づかないうちに料金が加算されてしまいます

1GBを超えると1,078円の基本料金が発生し、IIJmioの440円と合わせて1,518円支払う必要があります。3GBで1,518円だと他社の格安SIMと変わらず、併用する意味がなくなるので注意してください。

月初めにIIJmioをメインに設定しておき、使い切ったら楽天モバイルに切り替えるとよいでしょう。

iPhoneとAndroidで、それぞれ設定方法を紹介します。

iPhoneの設定方法

iPhoneのデュアルSIM設定は、歯車のマークをタップし「モバイル通信」よりできます。

一番上の「モバイルデータ通信」をIIJmio、上から3番目の「デフォルトの音声回線」を楽天モバイルに設定してください。 モバイル通信プランは、両方ともオンにしておきます。

データの残量を常に確認できるよう、my楽天モバイルアプリとMy IIJmioアプリをインストールしておくと便利です。

特に楽天モバイルは1GBを超えると料金が発生するので、通信する際は残量をしっかり確認することをおすすめします。

Androidの設定方法

次にAndroidの設定方法です。Androidは端末により設定方法が違いますが、今回はOPPO A73を例に紹介します。他の端末の方は、近いメニュー名を探しながら設定してみてください。

歯車マークをタップし「ネットワークとインターネット」を選択します。現在追加されている楽天モバイルとIIJmioの回線が表示されるので、IIJmioをタップします。

IIJmioの設定メニューが表示されたら、「モバイルデータ」をオンにして「IIJmioを使用」選択すれば完了です。

iPhoneと同様に、my楽天モバイルアプリとMy IIJmioアプリをインストールすれば、残量をいつでも確認できます。

またAndroid端末には、モバイル通信が一定量を超えそうになると、警告が出る機能がついています。楽天モバイルで1GBを超えないよう、データ警告も合わせて設定しておきましょう。

楽天モバイルとIIJmioの併用まとめ

楽天モバイルだけでも安いですが、IIJmioを併用すればさらに通信費の節約が可能です。最初に設定さえしておけば、ずっと安いまま使い続けられます。

ただしeSIMとデュアルSIMに対応した端末が必要です。対応端末が限られるため注意してください。

3GBとかけ放題が付いて440円になるのは、楽天モバイルとIIJmioの組み合わせ以外にありません。 興味がある人はぜひ始めてみてください。

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公開日時 : 2023年03月10日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター

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