- 格安SIM
- 更新日:2024年02月05日
eSIMのおすすめ13社比較!デュアルSIM向けや海外対応も紹介
※当記事はPRを含みます。詳しくはこちら。
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。
本記事では、おすすめのeSIMを目的ごとに紹介します。安く使えることは大切ですが、それ以外にも例えばデュアルSIMや海外利用など目的に合わせて選ぶことも大事です。
そもそもeSIMとは何か、どのようなメリットがありどのような人に向いているのかお伝えします。
なお、eSIMには機種変更時に手間がかかるなどのデメリットもあるので、注意点として覚えておいてください。
目次
【結論】eSIMのおすすめはこれ!
現在eSIMを利用できる事業者(MNOやMVNO)は10社以上ありますが、その中でも下の表で紹介している3社は、料金の安さや使い勝手の面で特におすすめです。
eSIM | 詳細 |
---|---|
楽天モバイル |
・データ無制限プランが安い(3,278円/月) ・国内通話が無料 |
povo |
・基本料金が0円なのでデュアルSIMとして使いやすい ・自分の好みでデータ容量やかけ放題を追加できる |
ahamo |
・20GBまで海外ローミングが無料 ・5分以内の国内通話が何度でも無料 |
詳細は後ほどお伝えしますが、楽天モバイルは月額3,278円で、データ通信および国内通話が無制限利用できます。
例えばahamoの場合、月間100GBで4,950円なので比較すると断然楽天モバイルがお得です。データ無制限・通話かけ放題に魅力を感じるなら、楽天モバイルの申し込みを検討してみてください。
また、povoは基本料金が0円なのでデュアルSIMを目的として使いたい人におすすめです。povoでは、自分の好みに合わせてデータ容量や通話かけ放題などを自由に追加(トッピング)できます。
そのため、例えば1つは仕事用のために通話かけ放題を設定する、もう1つはプライベート用に大容量プランを追加するなどの使い分けが可能です。
ahamoは、申し込みや追加料金不要で20GBまで海外ローミング(渡航先の携帯電話会社の電波を利用しデータ通信を行うこと)が行えます。
渡航先で、海外ローミングをONにするだけで利用できるため手間がかからないのがメリットです。
また国内通話に限っては、5分以内であれば何度でも無料通話ができます。海外・国内どちらの利用も多い人はahamoの申し込みを検討してみてください。
eSIMとは
eSIM(Embedded SIM)とは、従来のカード型SIMではなく、端末に内蔵されたチップに通信事業社の契約者情報を書き込むことができる、バーチャルなSIM(加入者を識別する仕組み)です。
iPhoneにおいては、2018年に発売されたiPhone XR・iPhone XS・iPhone XS Max以降の全機種でeSIMが採用されています。
eSIMに対応した事業者と契約すると、設定を行うためのプロファイルが書き込まれたQRコード(or アクティベーションコード)が発行されます。
それを読み込むことで、eSIMが利用できる仕組みです。
なお、eSIMを有効化(アクティベート)させるためには、WiFi環境もしくはモバイル回線に接続している必要があるので、その点は注意しましょう。
参考に、povoのeSIM開通手順(iPhone)を紹介します。なお、下記の手順はアクティベーションコードを手動入力する流れです。(※QRコードの場合別の端末が必要となるため)
- povo2.0 アプリより「eSIMを発行する」をタップ
- SM-DP+アドレスとアクティベーションコードをコピーする
- それぞれiPhoneの設定画面(eSIMを追加画面)で入力する
以上の流れで完了です。なお、eSIMは対応端末でなければ利用できません。利用したい端末がeSIMに対応しているか事前に確認しておいてください。
eSIMを利用するメリット
開通まで時間がかからない、海外利用で便利などeSIMのメリットを解説します。
すぐにオンライン開通できる
eSIMは、オンラインで契約した後すぐに開通できるのがメリットです。例えばUQモバイルでSIMカード(カード型SIM)を契約すると、通常翌日発送になります。
手元に届くまで数日~1週間かかるため、すぐに利用できないのがデメリットです。一方eSIMであれば、契約から開通まで30分程度(混雑状況によっては1時間程度)で完了します。
楽天モバイルのように、店舗で申し込みできるのであれば、カード型SIMでも即日開通できるでしょう。
しかし、店舗に出向くまでの時間がかかるだけでなく交通費も発生します。eSIMであれば、例えばahamoのように24時間自宅にいながら開通できるのがメリットです。
デュアルSIMで併用できる
eSIMであれば、1台のスマホで2つのキャリアを使い分けるなど、デュアルSIMとして併用できるのもメリットです。デュアルSIMとは1台のスマホで2つのSIMを使い分けられる機能です。
スマホが対応していれば、カード型SIM+eSIMの他、eSIM+eSIMといった組み合わせも利用できます。デュアルSIMには下記のメリットがあります。
- 通話用とデータ通信用でSIMを分けられる
- 1台のスマートフォンで2つの電話番号が持てる
- 通信回線の切替が可能
- 国内用と海外用で使い分けできる
デュアルSIMであれば、通話用(仕事)とデータ通信用(プライベート)など分けて使えるのがメリットです。
メインとなる仕事用のギガ不足を回避できる他、データ通信用のSIMではiPadやAppleWatchなどが楽しめます。
また、1台のスマートフォンで2つの電話番号を持てるのもデュアルSIMの魅力です。仕事用とプライベート用で番号を分けることができれば、例えば仕事用電話の番号流出対策につながります。
その他、auとソフトバンクなどそれぞれ異なる回線を使用できれば、例えば一方で通信障害が起きたときでも切り替えが可能です。SIMを切り替えれば、再びインターネットにつながるでしょう。
他にもデュアルSIMであれば、国内用と海外用でSIMを分けられるのもメリットです。
日本で使えるSIMと海外で使用できるSIMを搭載していれば、渡航先に着いた際スムーズにネットワーク環境を切り替えできます。
デュアルSIMにはバッテリーの消耗が早くなる、組み合わせによっては料金が高くなるなどのデメリットもありますが、自分の目的に合わせた使い方ができる点はメリットです。
海外利用に便利
カード型SIMと異なり、返却の必要がないeSIMであれば海外で利用する際に役立ちます。例えばデュアルSIMで、一方のSIM(eSIM)に海外対応のeSIMを契約したとしましょう。
アメリカなど現地に着いたら、契約した海外対応eSIMを使ってインターネットを行います。帰国後は解約すればいいだけです。
例えば、アメリカSIMのサービスを提供するHanaCellでは、短期間のプランであれば自動解約となり解約手続きが不要です。他社であっても、eSIMなら返却不要でWeb上で簡単に解約できます。
なお、ahamoであれば帰国後も特別な手続きは不要です。データローミングをオフにするだけで国内利用に切替できます。
eSIMのおすすめ13選|海外対応も比較
ここではおすすめのeSIMを13社紹介します。下の表では料金や速度(みんなのネット回線速度参照)だけでなく、海外対応の有無も記載しているので参考にしてください。
料金プラン | 通話料 | データ容量 | 平均下り速度 | 海外対応 | 回線種類 | |
---|---|---|---|---|---|---|
楽天モバイル |
3GBまで:1,078円/月 20GBまで:2,178円/月 無制限:3,278円/月 |
22円/30秒 (※Rakuten Linkは国内通話無料) |
3GB/月 20GB/月 無制限 |
86.51Mbps |
○
2GBまで:無料 (※追加:500円/1GB) |
楽天回線 au(※パートナー回線エリア) |
povo |
データ使い放題:330円/1回 データ追加1GB:390円/1回 データ追加3GB:990円/1回 データ追加20GB:2,700円/1回 データ追加60GB:6,490円/1回 データ追加150GB:12,980円/1回 |
22円/30秒 |
1GB/7日間 3GB/30日間 20GB/30日間 60GB/90日間 150GB/180日間 無制限/24時間 |
101.98Mbps |
○
640円/0.5GB(24時間) 1,480円/1GB(3日間) 2,880円/2GB(5日間) 4,280円/3GB(7日間) 7,080円/5GB(14日間) (※レギュラートッピングの金額) |
au |
ahamo |
20GB:2,970円/月 100GB:4,950円/月 |
22円/30秒 (※5分以内は無料) |
20GB/月 100GB/月 |
87.32Mbps |
○
20GBまで:無料 (※追加:550円/1GB) |
ドコモ |
LINEMO |
ミニプラン(3GB):990円/月 スマホプラン(20GB):2,728円/月 |
22円/30秒 |
3GB/月 20GB/月 |
72.38Mbps |
○
980円/3GB(24時間) 2,940円/9GB(72時間) |
ソフトバンク |
mineo |
1GB:1,298円/月 5GB:1,518円/月 10GB:1,958円/月 20GB:2,178円/月 (※音声通話+データ通信の金額) |
22円/30秒 (※mineoでんわ:10円/30秒) |
1GB/月 5GB/月 10GB/月 20GB/月 |
41.32Mbps |
△ (※データ通信は利用できない) |
ドコモ au ソフトバンク |
IIJmio |
2ギガプラン:850円/月 5ギガプラン:990円/月 10ギガプラン:1,500円/月 15ギガプラン:1,800円/月 20ギガプラン:2,000円/月 |
11円/30秒 |
2GB/月 5GB/月 10GB/月 15GB/月 20GB/月 |
48.67Mbps |
△ (※データ通信は利用できない) |
ドコモ au |
日本通信SIM |
合理的シンプル290プラン(1GB):290円/月 合理的みんなのプラン(10GB):1,390円/月 合理的30GBプラン(30GB):2,178円/月 |
11円/30秒 |
1GB/月 10GB/月 30GB/月 |
51.76Mbps |
△ (※データ通信は利用できない) |
ドコモ |
HISモバイル |
1GB:550円/月 3GB:770円/月 7GB:990円/月 20GB:2,190円/月 50GB:5,990円/月 (※自由自在プランの金額) |
9円/30秒 |
1GB/月 3GB/月 7GB/月 20GB/月 50GB/月 |
109.03Mbps |
○
481円/1GB(毎日) 607円/1GB(毎日・5G) 1,072円/3GB(毎日・5G) 2,657円/無制限(1日間) 28,766円/無制限(30日間) (※渡航先韓国の金額) |
ドコモ |
リンクスメイト |
100MB~1GB:517円/月~ 2GB~4GB:770円/月~ 5GB~9GB:1,210円/月~ 10GB:1,870円/月 12GB~18GB:2,090円/月~ 20GB~80GB:2,970円/月~ 100GB~1TB:8,305円/月~ |
22円/30秒 | 100MB~1TB/月 | 79.9Mbps | × | ドコモ |
UQモバイル |
ミニミニプラン(4GB):2,365円/月 トクトクプラン(15GB):3,465円/月 コミコミプラン(20GB):3,278円/月 |
22円/30秒 |
4GB/月 15GB/月 20GB/月 |
103.65Mbps |
○
490円~/24時間 (※世界データ定額の金額) |
au |
ワイモバイル |
シンプル2 S(4GB):2,365円/月 シンプル2 M(20GB):4,015円/月 シンプル2 L(30GB): 5,115円/月 |
22円/30秒 |
4GB/月 20GB/月 30GB/月 |
99.68Mbps |
○
980円/3GB(24時間) 2,940円/9GB(72時間) (※海外あんしん定額・定額国Lの金額) |
ソフトバンク |
NUROモバイル |
VSプラン3GB:792円/月 VMプラン5GB:990円/月 VLプラン10GB:1,485円/月 VLLプラン15GB:1,790円/月 NEOプラン20GB:2,699円/月 NEOプランW40GB:3,980円/月 (※音声通話付きSIMの金額) |
22円/30秒 (※NUROモバイルでんわ:11円/30秒) |
1GB/月 3GB/月 5GB/月 10GB/月 15GB/月 20GB/月 40GB/月 |
56.24Mbps |
△ (※データ通信は利用できない) |
ドコモ |
irumo |
0.5GB:550円/月 3GB:2,167円/月 6GB:2,827円/月 9GB:3,377円/月 |
22円/30秒 |
0.5GB/月 3GB/月 6GB/月 9GB/月 |
68.58Mbps |
○
980円/日 (※世界そのままギガ通常プランの金額) |
ドコモ |
各社対応している回線種類や、契約できるデータ容量などに違いはありますが、無制限使えて月額3,278円の楽天モバイルは群を抜いてお得です。
平均下り速度(実効速度)も80Mbpsを超えており、ストレスなくインターネットが楽しめます。(※YouTubeで4K動画を快適に視聴するには20Mbps以上の速度が必要)
また海外利用も可能です。
なお海外対応については、ほとんどの事業者で利用できますが、リンクスメイトのようにまったく使えない場合や、通話とSMSはできてもデータ通信ができないなどもあるので注意してください。
楽天モバイル
eSIMの利用を検討しているなら、お得な無制限プラン、そしてプラチナバンドを獲得しよりつながりやすくなった楽天モバイルがおすすめです。楽天モバイルには下記の特徴があります。
- 最大3,278円で利用できる無制限がお得
- Rakuten Linkで国内通話が無料
- 楽天ポイントが貯まる
楽天モバイルは、最大3,278円で無制限データ通信できるのがメリットです。例えばpovoも無制限利用できますが、ひと月で計算すると9,900円かかります。(povoデータ使い放題:330円/日)
楽天モバイルであれば、6千円以上コストを抑えられるのが魅力です。また楽天モバイルは、Rakuten Link(楽天リンク)のアプリを使うことで国内通話が無料になるのもメリットです。
日常的に通話する人はぜひ活用してみてください。その他楽天モバイルの月額料金、110円につき1ポイントの楽天ポイントが付与されるのもメリットでしょう。
楽天カード会員限定の、ポイントプレゼントキャンペーンなども定期的に行っているので、楽天経済圏の人におすすめです。
無制限をお得に使いたい、通話も気にせず使いたい、何より普段から楽天をよく利用している人は楽天モバイルの申し込みを検討してみてください。
povo
基本料金0円で、自分の好みに合わせて柔軟に使えるpovoもeSIMを利用するならおすすめです。povoには下記の特徴があります。
- 基本料金0円、トッピングで無駄なく使える
- auの高速回線が利用できる
- 契約事務手数料が無料
通常LINEMOのように、月額基本料金(3GBで月額990円など)が設けられている事業者がほとんどですが、povoには基本料金がなく0円です。
povoの契約後、自分の好みに合わせてデータ容量を追加し、かけ放題などを追加(トッピング)できます。
povoであれば、デュアルSIMで仕事用と分けて使うなど、用途に合わせた柔軟な使い方ができるのが強みです。なお、選べるデータ容量も1GB~無制限となっており使いやすいのもポイントです。
またpovoであればauの高品質な回線を使用できます。MNOであるpovoは、IIJmioのようなMVNOと比較して高速通信が期待できます。(※MVNOはMNOと比較し使用できる帯域が限られている)
実際に「みんなのネット回線速度」を見ても、povoの下り平均速度は101.98Mbpsとなっており、IIJmioの48.67Mbpsと比較し2倍以上の差がありました。
通信速度は、端末を使用する環境によっても異なりますが、より安定した速度を期待するならpovoがおすすめです。
その他、povoは契約事務手数料が無料なのもメリットです。例えばUQモバイルでは、事務手数料(新規契約や機種変更などで発生する)が3,850円かかります。
povoであれば、その分コストを抑えられるためお得です。デュアルSIMを目的として柔軟に使いたい、また通信速度にこだわりたいなどの場合はpovoがおすすめです。
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ahamo
eSIMを利用するなら、海外でも手続き不要で使えるahamoもおすすめです。ahamoには下記の特徴があります。
- 海外ローミングが20GBまで無料で使える
- 制限時の速度が1Mbps
- 5分以内の国内通話が何度でも無料
リンクスメイトのように、海外で使えない事業者がある中、ahamoは20GBまで無料で海外ローミングが利用できます。(※海外91の国・地域で使用できる)
普段使用している端末を海外に持って行き、そのまま使えるのはahamoのメリットです。その他ahamoは速度制限時の最大速度(上り・下り)が1Mbpsなのも魅力でしょう。
ahamoでは、国内および国外のデータ通信量が月間20GBを超えた場合に速度制限がかかります。速度制限を受けると、その月の末日まで最大速度が1Mbpsになってしまう点はデメリットです。
しかし、1Mbpsであれば例えばYouTubeで標準画質の動画を視聴できます。またストレスなくWebページも開けます。
例えばpovoの場合、速度制限中の最大速度は128kbpsです。最大128kbpsでは、標準画質の動画を再生するのは厳しいでしょう。
ahamoであれば、速度制限中であっても利用できるサービスが多いのがメリットです。
また、ahamoは国内通話が5分間無料で何度でも利用できます。無料通話が標準搭載された事業者は多くないためお得です。
海外でもそのまま使いたい、速度制限中も快適に使いたい、という場合はahamoの申し込みを検討してみてください。
LINEMO
LINEが使い放題となるLINEMOのeSIMもおすすめです。LINEMOには下記の特徴があります。
- ソフトバンクの安定した回線が使える
- LINE(音声通話やビデオ通話など)が使い放題
- 事務手数料が無料
MNOであるLINEMOは、ソフトバンク回線を使用した安定した通信が可能です。
キャリアから通信回線の一部帯域を間借りしているMVNOでは、利用者が多い時間帯だと混雑のため通信速度が低下する恐れがあります。
一方、MNOのLINEMOであれば、使用できる帯域幅がより広いため安定した速度で通信が行えます。また、LINEMOはLINEアプリの通信でデータ容量を消費しないのもメリットです。
トークだけでなく、音声通話やビデオ通話も使い放題です。その他LINEMOでは、LINEスタンププレミアム(ベーシックコース)が無料で使えます。
LINEスタンププレミアム(ベーシックコース)とは、1,000万種類のLINEスタンプが使い放題となるお得なサービスです。
本来月額240円するため、それが標準で使えるLINEMOはLINEユーザーにとって魅力的でしょう。
その他、LINEMOは事務手数料がかかりません。例えばIIJmioの契約事務手数料は3,300円するため、LINEMOであれば初期費用を抑えられるのがメリットです。
安定したキャリアの回線を使いたい、LINEを思う存分楽しみたい、という場合はLINEMOのeSIMを利用してみてください。
mineo
出典:mineoフリータンクやデータ繰り越しなど、容量不足の回避に役立つ機能を持つmineoのeSIMもおすすめです。mineoには下記の特徴があります。
- 実店舗で直接相談できる
- フリータンクやデータ繰り越しで容量不足を回避できる
- 無制限使えるパケット放題 Plusが便利
mineoは実店舗が全国にあるので、申し込み時に担当者に相談できるのがメリットです。
例えばeSIMの機種変更には、カード型SIMと異なり再発行手続きなど手間のかかる箇所があります。その際直接質問できるのはmineoの強みでしょう。
また、mineoにはフリータンクやデータ繰り越しがあるため、容量不足を回避しやすいのもポイントです。
フリータンクとは、mineoユーザー同士で余ったデータ容量をシェアできる機能です。今月使い過ぎてしまった、という場合は最大1GBのデータ容量を獲得できます。
一方データ繰り越しとは、当月余ってしまったデータ容量を翌月に自動で繰り越しできる機能です。繰り越しできるデータ容量に上限はないので、いざというときに役立ちます。
その他mineoには月額385円で、無制限通信が行えるパケット放題 Plusのオプションがあるのもメリットです。(※10GB以上のプランでは無料となる)
最大速度(上り・下り)は1.5Mbpsですが、YouTubeの標準画質程度であれば視聴できます。実店舗の利便性や、格安で無制限使いたいという場合はmineoの申し込みを検討してみてください。
なお、mineoは3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)に対応していますが、eSIMはAプラン(au)とDプラン(ドコモ)でしか利用できません。
また、海外ではデータ通信が行えないのでその点は注意してください。(※通話とSMSは可能)
IIJmio
eSIMを利用するなら、通話料金がお得なIIJmioもおすすめです。IIJmioには下記の特徴があります。
- 通話料金が他社より安い(30秒11円)
- バースト転送機能で低速時でも使いやすい
- データ容量を家族でシェアして余すことなく使える
povoやahamoなど、多くの事業者の通話料は30秒22円ですが、IIJmioは半額の30秒11円で利用できるのがメリットです。
以前は、IIJmioの専用アプリ「みおふぉんダイヤル」を利用する必要がありましたが、現在アプリは廃止され、標準使用で30秒11円になりました。
また、IIJmioではバースト転送機能が利用できるため、低速通信状態でも使いやすいのがメリットです。
バースト転送機能が利用できることで、低速モード(最大200kbps)でも通信開始から一定量は制限されず、比較的スムーズにWebページが開けます。
そして、IIJmioのデータシェア機能を利用すれば、家族間でデータ容量を分けられるのも利点です。
例えば、父親名義(契約者)のmioIDに紐づいた母親・子どもの回線がある場合、家族間でデータシェアが可能です。(※データシェアはギガプラン・同一mioID内であることが条件)
データシェアは、カード型SIMやeSIM、そして回線種類(ドコモ or au)を問わず利用できます。通話料のメリットやデータシェアに興味があるなら、IIJmioの申し込みを検討してみてください。
なお、IIJmioは海外ではデータ通信が使えません。通話とSMSのみ対応しているので、その点は注意してください。
日本通信SIM
お得な通話料金や、1GBの料金が魅力的な日本通信SIMのeSIMもおすすめです。日本通信SIMには下記の特徴があります。
- 1GB月額290円が安い
- 通話料金が他社の半額(30秒11円)
- iフィルターで子どもを有害サイトに近づけない
日本通信SIMの合理的シンプル290プランでは、1GBが月額290円で利用できます。例えばirumoの0.5GBは月額550円、HISモバイルの1GBは月額550円なので、断然日本通信SIMの1GBがお得です。
また、通常他社の通話料金は30秒22円ですが、日本通信SIMは30秒11円で利用できます。少しでも通話料金を抑えたい人におすすめです。
その他日本通信SIMでは有害なサイトから子どもを守るための、iフィルターのオプションを提供しています。
有料(月額396円)ですが、性行為やグロテスクなど68種類のジャンルから好みに合わせてフィルタリングできるのがメリットです。
お得な通話料金やフィルタリング、1GBを格安で使いたいなら日本通信SIMの申し込みを検討してみてください。
ただし、海外ではデータ通信ができません。通話およびSMSに限られてしまうため、その点は注意してください。
HISモバイル
出典:HISモバイル通話料金がとにかく安いHISモバイルのeSIMもおすすめです。HISモバイルには下記の特徴があります。
- 30秒9円の通話料が格安
- 20GBプランが5分かけ放題付きで安い
- 120ヵ国以上で使えるTrip SIMが便利
通話料30秒11円は他社でも見かけますが、HISモバイルはさらにお得な30秒9円です。通常格安SIMの通話料は30秒22円なので半額以上の安さです。
また、HISモバイルは20GBプランが他社と比べてお得なのもメリットでしょう。例えばpovoの20GBは月額2,700円ですが、HISモバイルは5分かけ放題付きで2,190円です。
その他、HISモバイルは120ヵ国以上で使えるTrip SIMを提供しています。1日単位で契約できるので、短期出張や旅行の際に便利です。
eSIMに対応しているため、国内だけでなく渡航先からでも申し込みできます。お得な通話料金や、海外利用も検討しているならHISモバイルがおすすめです。
リンクスメイト
国内利用に限りますが、カウントフリーオプションや豊富なデータプランが魅力的なリンクスメイトのeSIMもおすすめです。リンクスメイトには下記の特徴があります。
- 100MB~1TBまで豊富なプランがある
- カウントフリーオプションで通信量カウントを90%以上カット
- 対象ゲームと連携すると、ゲーム内で使える特典がもらえる
リンクスメイトでは、100MB~1TBまでのデータ容量に対応しているため、自分の目的に合わせて契約できるのがメリットです。
1TBのように容量が大きいプランは、月額49,852円(音声通話+SMS+データ通信)など高額ですが、低容量プランであれば、他社と同様に金額が抑えられます。(参考:月間1GB=月額737円)
また、リンクスメイトはカウントフリーオプション(月額550円)が利用できるので、特にゲームが好きな人におすすめです。
カウントフリーオプションとは、対象となるゲーム(城とドラゴンなど)やコンテンツ(Abema TVなど)、他SNS(Instagramなど)を利用したときの通信量が90%以上オフになるお得なオプションです。
また、リンクスメイトのカウントフリーオプションを使用し対象ゲームと「連携」すると、ゲーム内で利用できる特典が貰えるのもメリットでしょう。
ゲームを目的にeSIMを契約したい、という場合はリンクスメイトの申し込みを検討してみてください。ただし、海外(通話・データ通信)では利用できないので、その点は注意してください。
UQモバイル
※内容は記事更新日時点の情報です。最新の情報については必ず公式サイトをご確認ください。
通信速度が速く、実店舗も充実しているUQモバイルのeSIMもおすすめです。UQモバイルには下記の特徴があります。
- 通信速度が安定して速い
- 全国に直接相談できる実店舗がある
- 使い切れなかったデータ容量は翌月に繰り越しできる
auと同じ回線を使用するMNOのUQモバイルは、安定して速いのがメリットです。
「みんなのネット回線速度」を見ると、下りの平均実効速度は103.65Mbpsとなっており、50Mbpsや60Mbpsの他社と比較して圧倒的な速さです。
また全国にUQモバイルの実店舗があるので、申し込みの際に相談できるのも魅力でしょう。UQモバイル公式サイトの「現在地(地図)から探す」より、最寄りの店舗がすぐに見つかります。
その他、UQモバイルでは使い切れなかったデータ容量を翌月に繰り越しできるのもメリットです。他社だと、ahamoのように繰り越しできない事業者もあるので、その点UQモバイルの強みです。
なおUQモバイルには、国内で契約中のデータ容量を海外でもそのまま使える「世界データ定額」と、1日あたり一定量(or 無制限)を定額料金で使える「海外ダブル定額」があります。
世界データ定額は1日あたり490円~、また海外ダブル定額は1日あたり1,980円(約24.4MB)~利用できるので、海外利用の際は活用してみてください。
ワイモバイル
安定したソフトバンク回線が利用できるワイモバイルのeSIMもおすすめです。ワイモバイルには下記の特徴があります。
- 通信速度が安定して速い
- 全国のワイモバイルショップで相談できる
- 速度制限中でも快適(最大1Mbps)
MNOであるワイモバイルは、ソフトバンクの高品質な回線を利用できるのが魅力です。「みんなのネット回線速度」では、下り平均99.68Mbpsとなっていました。
例えば、LIBMOの平均ダウンロード速度は20.03Mbpsなので圧倒的な速さです。少しでも速いeSIM(格安SIM)を利用したい場合は申し込みを検討してみてください。
また、ワイモバイルショップは全国にあるのでいざというとき質問しやすいのもメリットでしょう。新規申し込み時や、eSIMの機種変更時など疑問があれば相談してみてください。
その他、ワイモバイルは速度制限中でも比較的ストレスなくインターネットを使えるのもメリットです。
ワイモバイルの料金プラン「シンプル2 M」と「シンプル2 L」では、データ容量を使い切ってしまった場合でも最大1Mbps出ます。(※シンプル2 Sは最大300kbpsなので注意)
1Mbps出ていれば、標準画質動画の視聴やLINE通話など幅広く利用できます。
通信速度のメリットや、ワイモバイルショップに魅力を感じるのであれば、ワイモバイルの申し込みも検討してみてください。
NUROモバイル
通信量がカウントされないNEOデータフリーや、データ容量の繰り越しができる便利なNUROモバイルのeSIMもおすすめです。NUROモバイルには下記の特徴があります。
- NEOデータフリーで対象SNSが通信量を気にせず使える
- 余ったデータ容量を翌月に繰り越せる
- 3ヵ月ごとにデータ容量がもらえる
NEOデータフリーとは、LINEやX、インスタグラムなどのSNSを利用する際にデータ容量を消費しないサービスです。(※対象プランはNEOプラン)
NEOデータフリーの使用料は月額基本料金に組み込まれているので、別途オプション代金はかかりません。頻繁にSNSを利用する人は活用してみてください。
その他、NUROモバイルは余ったデータ容量を翌月に繰り越しできるのも利点です。利用できる期限は翌月末までとなりますが、データ容量を無駄なく使えます。
また、NUROモバイルでは契約プランに応じて3ヵ月ごとにデータ容量がもらえます。例えばNEOプラン20GBの場合15GBプレゼント、VMプラン5GBでは3GBなどです。
データ容量のプレゼントは、NEOプラン20GBなどGigaプラス対象のプランに限られるので、その点は間違えないようにしてください。
SNSを頻繁に利用する、データ容量のお得なサービスに魅力を感じる、という場合はNUROモバイルがおすすめです。
なおNUROモバイルは海外でのデータ通信が行えません。また、eSIMが利用できるのはドコモ回線に限られているので、その点は注意してください。
irumo
ドコモ経済圏の人にとって嬉しい、dポイントが貯まるirumoのeSIMもおすすめです。irumoには下記の特徴があります。
- ドコモの安定した回線が使える
- 店頭サポートが受けられる(※有料)
- dポイントが貯まるキャンペーンを利用できる
MNOのirumoは、ドコモの安定した回線を利用できるのがメリットです。
MNOでは、MVNOと異なり優先的に帯域幅が割り当てられるため、インターネットの利用者が多い時間帯でも比較的スムーズに通信が行えます。
また、irumoはahamoと異なり店舗で新規契約できるのもメリットです。手続きは有料(1,100円~)ですが、初期設定や端末故障時の際に相談できます。
その他、irumoでは定期的にdポイントが貯まるキャンペーンを行っています。
例えば2024年1月時点では、irumoサイト限定で新規契約者を対象とした、10,000dポイントプレゼントのキャンペーンを実施中です。
ドコモの安定した回線を使いたい、店頭サポートを受けたいなどの場合は、irumoの申し込みを検討してみてください。
eSIMを利用する際の注意点
eSIMには機種変更時に手間がかかる、海外で利用できるデータ容量が少ないなどのデメリットがあります。注意点をお伝えするので、申し込み前に確認しておきましょう。
対応していない機種がある
eSIMは対応機種でなければ利用できません。近年eSIM対応機種は増えてきていますが、iPhone 8やZenFone 4など、2018年よりも前に発売された端末はeSIMに対応していません。
各社の公式ページにて、eSIM動作確認端末をチェックできるので、申し込み前に必ず調べておいてください。
機種変更に手間がかかる
SIMカードの入れ替えがなくすぐに使える点はeSIMのメリットですが、機種変更時に手間がかかる点はデメリットです。
eSIMの機種変更を行う際は、キャリアの公式ページなどでeSIMの再発行手続きを行う必要があります。再発行手続きの完了後に、はじめて新しいスマートフォンでeSIMが利用できます。
再発行手続きの手順はキャリアによって異なるので、各事業者の公式ページでチェックしておきましょう。
なお、iPhoneからiPhoneにeSIMを移したい場合はクイック転送が便利です。ワイヤレスでデータを転送でき、再発行手続きを要しません。手間がかからないのがメリットです。
ただし、クイック転送未対応端末では利用できません。その場合はeSIMの再発行手続きが必要です。
海外で使える容量は少ない
海外で使えるeSIMは、使えるデータ容量が少ない点に注意してください。例えば国内無制限で利用できる楽天モバイルの場合、海外では月2GBまでしか使えません。
またahamoについては、月20GBまで利用できますが、国内・国外合わせた容量です。つまり国内の使用量が多いと、渡航先で満足にインターネットを使えない可能性があります。
なお、海外でデータ容量を使い切ってしまうと速度制限がかかります。(参考:楽天モバイルでは最大128kbps)
上限に達した場合はデータ容量をチャージできますが、追加料金が発生するため注意しましょう。(参考:楽天モバイルは1GBあたり500円でチャージできる)
eSIMに関するQ&A
最後に、eSIMと物理SIM(カード型SIM)はどっちがいいかや、海外利用後に高額請求されないかなど、eSIMに関する質問に答えるので参考にしてください。
海外利用後に高額請求されない?
海外ローミングでは、国内限定のデータ定額プランが適用されないため、帰国後に高額費用を請求されるリスクがあります。その点は注意が必要です。
例えば、デュアルSIMで国内用SIMと海外用SIM(LINEMOの海外パケットし放題など)
の使い分けを考えている場合は、切り替えに気を付けてください。
海外での利用の際に切り替えが上手くできていないと、帰国後に高額な費用を請求される恐れがあります。
高額請求を回避するためには、飛行機搭乗前に国内用SIMの海外ローミングをオフに設定しておくことです。
スマホ(iPhone・Android)の設定画面(モバイル通信)より、データローミングをオフに切り替えできるので忘れず設定しておきましょう。
eSIMと物理SIMはどっちがいい?
eSIMをおすすめする人は、ある程度スマホ操作に慣れている人です。
契約後すぐに使える点はメリットですが、オンラインでの契約やプロファイル(加入者情報)のダウンロードなど作業も発生するので、スマホ操作に慣れていない人だとつまづく可能性があります。
またイオンモバイルのように、eSIMに対応していないキャリアや端末もあるので、その場合は使えません。あらかじめ利用できるか確認しておきましょう。
一方、物理SIM(カード型SIM)は対応機種の多さがメリットです。抜き差しするだけで使えるので、複数の端末を利用したい人に向いているでしょう。
ただし、SIMカードの交換時に紛失するリスクや損傷の恐れがある点はデメリットです。eSIMもしくは物理SIMは、自分の目的や用途に合わせて選びましょう。
eSIMを解約するには?
eSIMの解約方法は事業者によって異なります。例えば楽天モバイルの場合、公式アプリ(my楽天モバイル)より解約手続きが行えます。
楽天モバイルを解約したあとは、不要になったeSIMのプロファイルを削除しましょう。スマホのモバイルネットワークの設定より、対象のプロファイル(Rakuten)を消去すれば完了です。
まとめ
ここまでおすすめのeSIMをはじめ、メリット・デメリットを解説してきました。eSIMといっても、各事業者で利用できるデータ容量や海外対応の有無などが異なります。
そのため自分の目的に合ったサービスを選ぶことが大切です。なお無制限をお得に、また海外でもそのまま使いたいという場合は、楽天モバイルの申し込みをおすすめします。
カード交換の必要がないeSIMは便利ですが、一方で対応している事業者や端末が限られている点、また設定で戸惑う可能性がある点はデメリットです。
その点は事前に理解しておいてください。なお、短期利用やスマホの通信量を節約したいという目的なら、ポケット型WiFiもおすすめです。
eSIMと併せて検討してみてください。
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