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Xperia 5 Ⅲ レビュー|Xperia 1 Ⅲとの違いを比較!ahamoで機種変更して安く運用する方法

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ソニーの2021年2機種目のフラグシップモデル「Xperia 5 Ⅲ」は、NTTドコモから11月12日に発売となりました。
春に登場したフラグシップ機「Xperia 1 Ⅲ」のスペックをコンパクトにまとめた本機は、Xperia 1 Ⅲに比べ総額113,256円(税込)と手に取りやすいのが特徴。
今回は実機を用いて本機の魅力をレビューしていきます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
サイズ・デザイン・カラー
まずは端末の外観の特徴から見ていきます。
サイズ・重量
Xperia 5 Ⅲ | Xperia 1 Ⅲ | |
---|---|---|
縦(単位:mm) | 157 | 165 |
横(単位:mm) | 68 | 71 |
厚さ(単位:mm) | 8.2 | 8.2 |
重さ(単位:g) | 168 | 188 |
画面の縦横比は、21対9となる「シネマワイドディスプレイ」を継承。Xperia 1 Ⅲと比べ縦-8mm,横-3mm,重さ-20gとやや小ぶりになりました。
同じ画面サイズ6.1インチのiPhone 11が194gですので、このサイズのスマホとしては軽い方に入るかと思います。
▼端末側面は丸みを帯びており、個人差はあるかもしれませんが、全体的に手に馴染み、縦に長いですが重心も酷く傾いていませんので、女性が片手で持っても操作しやすい印象です。

ただし、スルスルとした指紋がつきにくい素材な上に丸みのある筐体なので、ちょっと滑りやすいかなと思います。専用のカバーケースなどの装着をおすすめします。
▼端末右側面は、上部から音量キー、生体認証には電源キー兼指紋センサーを引き続き採用、Googleアシスタントキー、シャッターキー。マスクを付けていても、特にストレスなく、画面ロック解除や各種アプリの認証を行えます。

▼左側面は、手で開けられるタイプのSIMトレイ。SIMスロットは最大1TBのmicroSD/microSDHC/microSDXCを装着可能。eSIMは非対応。

▼端末上部には、インカメラとスピーカーが搭載されノッチ幅は約0.8mm。

▼端末下部、イヤホンジャック差込口。充電タイプは、USB Type-Cとなっています。

カラー
カラーは、グリーン,ピンク,フロストシルバー,フロストブラックの4色展開。

Xperia 1 Ⅲは、フロストグレー,フロストブラック,パープルの3色展開でしたので、お好みのカラーによっても端末選びの基準になりそうです。
端末スペック・バッテリー
本機のスペックを比較します。
Xperia 5 Ⅲ | Xperia 1 Ⅲ | |
---|---|---|
SoC | クアルコム製「Snapdragon 888 5G」 | |
RAM(単位:GB) | 8 | 12 |
ROM(単位:GB) | 128 | 256 |
CPUはクアルコム製「Snapdragon 888」とハイエンドかつ現行では最新のチップを搭載。メモリーは8GB、ストレージは128GB。「Xperia 1 III」を含めたその他のAndroidのハイエンド機種に比べると、どちらもやや抑えめではあります。
Antutuベンチマークスコア
計測をしたベンチマークスコアをみると、総合スコアは「749502」と Xperia 1 III やGalaxy S21 5Gといったハイエンドモデルと差をほとんど感じさせない結果となりました。
動作テスト
操作時を想定した画面のスワイプ、アプリの開閉においてもサクサクと動くのでストレスがありません。
ゲームプレイ
また、ゲームプレイはアプリが落ちたり、カクついたりと言ったこともなくヌルヌルです。
なお、ゲームプレイにおいては、120Hzのリフレッシュレート対応。さらに240Hzの低残像設計で画面が見えやすいのも特徴です。さらに、ゲームに集中しやすく、また配信することを想定した多機能ゲームモード「ゲームエンハンサー」が搭載。ゲーマーにも大満足の端末と言えるでしょう。
バッテリー
バッテリーは4,500mAhとXperia 1 Ⅲと変わりませんが、Xperia 1 Ⅲと異なり、ワイヤレス充電やおすそわけ充電(端末が充電ハブになる)には非対応です。
またバッテリーの消耗テストを行った結果は以下の通りです。
比較端末※1 | AQUOS sense6 | Xperia 5 Ⅲ | iPhone 13 Pro |
---|---|---|---|
YouTube30分間の再生※2 | 93⇨90(- 3%) | 96⇨92(- 4%) | 100⇨96(- 4%) |
ビデオ撮影 30分間 | 57⇨ 47(- 10%) | 64⇨ 55(- 11%) | 68⇨ 51(- 17%) |
動画の書き出し 10分間 ※3 | 43⇨ 36(- 7%) | 53⇨ 45(- 8%) | 51⇨ 44(- 7%) |
※1 いずれも新品のためバッテリー状態は100% ※2 画面の明るさを最大に設定 ※2 YouTubeの解像度は最高画質に設定 ※3 AndroidはCapCutを使用・iPhoneはiMovieを使用
いずれのテストにおいても同時期に発売された他の端末に比べて大きな差異はありませんでした。一点、iPhoneは2021年発売のiPhone 13 Proにおいて他の端末に比べバッテリーの消費が早いのが気になります。この点、Xperia 5 Ⅲはカメラに力を入れていながら省エネ設計になっておりビデオ撮影が多い方には利点と言えるでしょう。
周波数帯・バンド数
通信規格は最新の5Gに対応。ただしXperia 1 Ⅲはミリ波にも対応していますが、本機はミリ波には非対応。IEEE802.11ax (Wi-Fi 6)対応しています。ドコモ版はSIMロックが解除された状態で出荷されていますので、ドコモ回線を契約しなくても通信を行えます。その際に参考にしたい対応バンドは、以下の通り。
対応バンド数
- 5G:n78、n79
- 4G:1、3、4、5、7、12、13、19、21、28、38、39、40、41、42
ユーザビリティ
防水性能はIPX5/IPX8、防塵性能IP6Xに対応。
生体認証は指紋認証のみ。認証速度と認証精度が高くストレスなくロック解除できるのが嬉しいポイントです。フルセグ/ワンセグは非対応。おさいふケータイ・Felicaに対応しています。
ディスプレイ
ディスプレイサイズは6.1インチ。解像度はFHD+、21:9のシネマワイドディスプレイ、HDR対応の有機ELディスプレイを搭載しています。
Xperia 1 Ⅲよりも画面サイズは小さく、解像度は少しばかり低くなっています。
Xperia 5 Ⅲ | Xperia 1 Ⅲ | |
---|---|---|
サイズ | 6.1インチ | 6.5インチ |
解像度 | FHD+ | 4K |
比率 | 21:9のシネマワイドディスプレイ | |
HDR | HDR対応有機ELディスプレイ |
リフレッシュレート120Hz駆動で、画面スクロール時の表示がなめらかに。ブラウジングやSNSなどのアプリも快適に操作できます。
オーディオ・スピーカー
スピーカーはハイレゾ再生に対応。さらにLDAC ※1対応で、ワイヤレスでもハイレゾ音源を高音質で再生可能。 ※1 LDAC対応のスピーカー(別売)やヘッドホン(別売)が必要です。
さらに、360 Reality Audio、360 Spatial Sound、DSEE Ultimateに対応している点はXperia 1 Ⅲと変わりません。
Xperia 5 Ⅲ | Xperia 1 Ⅲ | |
---|---|---|
オーディオ | 3.5mm オーディオジャック/フルステージステレオスピーカー(ジャックのみ向上)/Dolby Atmos/ハイレゾ,ハイレゾ/ワイヤレスLDAC/360 Reality Audio/360 Spatial Sound/DSEE Ultimate | 3.5mm オーディオジャック/フルステージステレオスピーカー(40%音圧向上)/Dolby Atmos/ハイレゾ,ハイレゾ/ワイヤレスLDAC/360 Reality Audio/360 Spatial Sound/DSEE Ultimate |
補足
- 360 Reality Audio:ソニーの360立体音響技術を使った新たな音楽体験。Xperia 5 IIIは360 Reality Audioの再生に対応した認定スマートフォン。生演奏に囲まれているかのような、没入感のある、豊かな音場を実現します。
- 360 Spatial Sound:ストリーミングサービス ※2などのいつも聴いている音源を広がりのあるサウンドに変換。アーティストの目の前で演奏を聴いている臨場感を。※2 お使いのサービスの仕様により、非対応の場合があります。
- DSEE Ultimate ※3に対応。Xperiaに転送した音源やストリーミングサービス ※4の音楽を、ソニー独自のAIが解析して、ハイレゾ相当の高音質に。AIアルゴリズムの進化によりさらに再現性が向上しています。※3DSEE Ultimateの設定ON時に有効です。ハイレゾ相当の音質で楽しむには、ハイレゾ対応ヘッドホン(別売)が必要です。※4お使いのサービスの仕様により、非対応の場合があります。
レンズ・カメラ
本機のレンズ構成はXperia 1 Ⅲとほぼ同じです。Xperia 1 Ⅲとの違いは、3D iToF sensorの有無。3D iToF sensorは、Xperia 1 Ⅱ(2020年3月)に採用されたセンサーで、暗い場所でも物体を立体的に検知しオートフォーカス性能を高める機能があります。

Xperia 5 Ⅲ | Xperia 1 Ⅲ | |
---|---|---|
レンズ | 12MP・F2.2・16mm 超広角レンズ 12MP・F1.7・24mm・広角レンズ 12MPF2.3・70mm,105mm・望遠レンズ ※ 可変式望遠レンズ | 12MP・F2.2・16mm 超広角レンズ 12MP・F1.7・24mm・広角レンズ 12MPF2.3・70mm,105mm・望遠レンズ ※ 可変式望遠レンズ 3D iToF sensor |
その他の性能 | ZEISS lens T/リアルタイム瞳AF/最高秒間20コマのAFおよびAE追従高速連写(ノイズ低減)/最大秒間60回のAFおよびAE演算/AI超改造ズーム/FlawlessEye 対応のハイブリッド手振れ補正/Cinema Pro 4K 120fps スローモーション動画 | ZEISS lens T/リアルタイム瞳AF/最高秒間20コマのAFおよびAE追従高速連写(ノイズ低減)/最大秒間60回のAFおよびAE演算/リアルタイムトラッキング/AI超改造ズーム/FlawlessEye 対応のハイブリッド手振れ補正/Cinema Pro 4K 120fps スローモーション動画 |
Xperia 5 Ⅲのカメラにおいて最大のメリットはXperia 1 Ⅲの特徴のひとつ「4種類の焦点距離を1台のスマホで撮れる」ことです。
レンズ構成は、上から焦点距離16mmの超広角レンズ。真ん中には24mmの標準レンズ、そして最下部に70mmか105mmの可変式望遠レンズと3つのレンズが搭載されています。望遠レンズは内部のペリスコープ構造によって2種類の焦点距離を実現。簡単に言えば、少し遠い被写体と遠くの被写体どちらも、デジタルズームでありがちな劣化がなくキレイに撮影できます。
作例
▼実際に超広角、広角、望遠での撮影を行いました。




今回はiPhone 12 Proと比較しましたが、実際のところ2倍ズームまでは綺麗です。しかし、それ以降5倍、10倍、最大12.5倍ズームと拡大していくとiPhoneと比べて解像度の劣化が目立つなという印象でした。
ただし、レンズの倍率を変えての撮影、例えば超広角撮影は歪みがなく肉眼に近い0.7倍ズームでの撮影が可能です。また、望遠は12.5倍と数値だけ見るとiPhoneと比べ倍率は低いのですが、ズーム尺度は大きく変わりません。遠くまでしっかり撮影できています。
一方で夜間の撮影においてはiPhoneに比べ白と黒のコントラストがはっきりしており、綺麗だと感じます。また、ISO感度はカスタマイズ可能なので、光の量は調整しながら撮影できるのも嬉しいポイントですね。
カメラの特徴
さらに、iPhoneのカメラと大きく異なる点は「瞳AF」や「オブジェクトトラッキング機能」。「瞳AF」は、その名の通り人や動物の瞳を自動で検出してピントを合わせるオートフォーカス機能。さらに、本機は「リアルタイム瞳AF」に対応しています。秒間60回のAF演算でリアルタイムに瞳を検知でき、さらに、撮りたい被写体を一度タップするだけでトラッキングしてくれる「オブジェクトトラッキング機能」では、瞳AFで捉えた被写体にピントを合わせたまま撮影できます。
そのためお子様やペットの撮影、スポーツシーンなど動く被写体を綺麗に撮影したいといった場合には大いに役立つでしょう。
▼個人的にいいなと思ったのは手前に被写体があるポートレート撮影。被写体との遠近感が肉眼に近いのでプロっぽい写真に仕上がっていると感じました。
Xperia 5 Ⅲ 撮影

背景の奥行きに注目するとXperia 5 Ⅲの方が三次元的にグッと絞っているのに対し、iPhone 13 Proの方は二次元的で平たい印象。
本体価格・キャンペーン
端末本体価格は総額113,256円(税込)ですが、「いつでもかえどきプログラム」を活用すれば残価44,880円が割引された62,856円で購入可能。23回の分割払いで月額2,972円です。「いつでもかえどきプログラム」はいわゆる残価設定型のプログラムですが、旧プログラムに比べ
- 回線の契約は不要
- ドコモで新しく端末を購入する必要はない
キャンペーン詳細
出典:NTTドコモ
いわゆる残価設定型のプログラムです。予め一部の代金を差し引いた額をご自身で設定した規定の回数で分割払いし、決められた月にドコモに端末を返却すると、通常よりも安い価格端末の購入が可能になります。
また、本プログラムの特徴として、一つに返却のタイミングが23ヵ月目よりも早い場合に、各月の分割代金から規定の代金を割り引くことができる「早期利用特典」があります。
対してドコモに端末を返却しなかった場合には、自動的に残価が24回に再分割されますので、その後も所定の額を払えば端末を持ち続けることもできます。
いつでもカエドキプログラムが適用されるには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- プログラム対象機種を購入すること
- dポイントクラブに加入していること
- 対象機種を残価設定型24回払いで購入すると同時にプログラムに加入すること
- 端末返却時に未払金がないこと
- 返却端末に故障や水濡れ、破損、改造などがなく正常に動作することを確認できること
- 郵送での返却は利用申し込みの翌月末までに端末を郵送し到着させること
査定基準を満たしていない場合22,000円(税込)の故障時利用料を支払う必要がありますのでご注意ください。
従来「スマホおかえしプログラム」は、残りの機種代金を免除してもらう際に必ずドコモで機種変更する必要がありました。しかし、いつでもカエドキプログラムはこの条件が撤廃され利用しやすくなっている点は、利点と言えるでしょう。
Xperia 5 Ⅲをahamoで購入する方法
2021年5月19日からドコモオンラインショップがahamo契約者の機種変更に対応しました。ahamo現会員もXperia 5 Ⅲの購入が可能です。
機種変更の手順は他のプランと同様で、ドコモオンラインショップから購入したいスマホを選択し「機種変更」のメニューをクリックして手続きを進めます。
ドコモで機種変更する方法はこちらの記事で紹介しています。
Xperia 5 Ⅲはどんな人におすすめ?
Xperia 5 ⅢはXperia 1 Ⅲの主要機能をしっかり引き継いだモデルと言えるでしょう。10万円前後を予算として新しい端末の購入を検討していた、オーディオや動画再生にこだわりたい、スマホゲームをサクサク楽しみたい、お子様やペットなど動く被写体の静止画や動画を撮影したいといった方におすすめです。
端末をドコモで購入し、回線はahamoで運用することで固定費を抑えることもできます。ぜひチェックしてみてください。
公開日時 : 2021年12月06日

最近、ようやく格安SIMスマホ契約しました! 月々6,000円浮くので、浮いたお金の使い道をあれこれ考える時間が至福です。趣味はカフェとVOD鑑賞で、個人的おすすめはNetflixです。
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