トーンモバイル「TONE e21」実機レビュー!ベンチマークスコア・カメラ性能検証

TONEモバイルのオリジナルスマホ「TONE e21」を実機レビュー!スペックやAnTuTuベンチマークスコア、カメラ性能をレビューします。見守り携帯・スマホとしての使い勝手や、使った評価・感想を写真付きでレビューします。
トーンモバイル「TONE e21」実機レビュー!ベンチマークスコア・カメラ性能検証

TONEモバイルのオリジナルスマホである「TONE e21」。

前機種のTONE e20から大幅にバージョンアップしたことで注目を集めています。

本記事では、TONE e21の実機レビューと共にどんな人におすすめのスマホなのか解説していきます。

トーンモバイル 「TONE e21」を実機レビュー

実機を使って、TONE e21の外観・ベンチマークスコア・カメラ性能をレビューしていきます。

 

外観・デザイン

e21は虹色をイメージした「PRISM(プリズム)」カラー。光の加減によって虹色に反射する綺麗なカラーリングです。

背面には指紋認証センサーとTONEのロゴがあります。

カメラは4眼のクアッドカメラ構成となっており、2万円台で購入できるスマホとしては珍しいです。

接続端子はType-C。両脇にスピーカーが搭載されています。

本体上部にはイヤホンジャックを搭載。有線・無線イヤホンどちらも使えるのはありがたいですね。

SIMトレイは背面右手。nanoSIMとmicroSDを挿入でき、microSDでは最大256GBまで保存できます。

正面左上にはピンホールのインカメラがあります。ピンホールカメラとは、ピンホール(針金)のように小さなサイズのレンズのことです。

インカメラを収納するノッチがないため、全画面で広々表示できるのが特徴です。

手に持ったサイズは、女性の手でも第1関節を曲げて握れるくらいでした。大きすぎず小さすぎず、操作しやすい大きさです。

スペック・ベンチマークスコア

続いて、TONE e21のスペックとベンチマークスコアを見ていきます。

機種名 TONE e21
プロセッサ(CPU) Helio P35
メモリ(RAM) 6GB
ストレージ(ROM) 128GB
バッテリー容量 4000mAh
アウトカメラ クアッドカメラ
アウトカメラ内訳 メイン:4800万画素
広角:800万画素
マクロ:200万画素
深度:200万画素
インカメラ 800万画素
おサイフケータイ ×
顔認証
指紋認証
画面サイズ 6.53インチ

特筆すべきは、 大容量ストレージ・生体認証・クアッドカメラの3点です。

3万円以下の格安スマホでは、64GBのストレージ容量が一般的です。TONE e21はその2倍の128GBまで保存できるため、写真や動画の保存容量に困りません。

microSDを使えば追加で256GBまで保存できるので、長く使っても余裕の保存容量です。

また、ロックの解除には顔認証と指紋認証の両方が使えます。マスク生活で指紋認証の方が使いやすい、顔認証だと時間がかかるという声もあるので、指紋認証が使えるのはありがたいですね。

カメラについては、後ほど詳しく解説します。

ベンチマークスコアアプリ「AuTuTu」を使い、TONE e21のベンチマークスコアを測定しました。

結果は119597。2万円台で購入できる格安スマホのため、スペック的には価格相応といえます。

【トーンモバイル公式】詳細はこちら

カメラ性能

  • メイン:4800万画素
  • 広角:800万画素
  • マクロ:200万画素
  • 深度:200万画素

TONE e21はメイン・広角・マクロ・深度の4眼構成となっています。

深度カメラとは、背景をボカして被写体を際立たせるポートレート撮影に使われるレンズです。それぞれのレンズを使って撮影してみました。

▼メインカメラで撮影

▼メインカメラで撮影

▼広角カメラで撮影

広角レンズの画角は120度。同じ場所で撮影してもフレームに広くおさめられます。広角モードへの切り替えはワンタップなので簡単です。

▼深度カメラで撮影

深度カメラ、いわゆるポートレートモードで撮影した写真です。

1枚目が自然にボケているのに対して、2枚目がかなりボケが強いのがおわかりいただけるでしょうか?

2枚の写真のボケ具合が違うのは、TONE e21が自分でボケ具合を調整できるからです。

撮影中に自分でボカし具合を操作でき、1番左がボカし弱め、右に行くほどボケが強くなります。

あまりボケを強めると不自然にボケてしまうので、真ん中くらいで撮影すると綺麗に撮影できます。

こちらが、ボカしを中間に設定して撮影した写真です。画面中央に光とピントがあたり、周りが自然にボケているのがわかります。

他にもマクロモードや美顔、夜間モード、マニュアル撮影など豊富な撮影モードがあります。

撮影モードの切り替えはワンタップなので、どのモードが最適か選びながら撮影できます。

バッテリー持ち

TONE e21は、4,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。使っていない時は23日(※1)もバッテリーが持つとのことで、かなり充電の持ちが良いです。

実際2台あるTONE e21のうち1台を全く触れずにいたところ、1週間たっても充電が60%残っていました。

バッテリー持ちが良いと、1日中スマホを使う方も毎日使う習慣がない方も、充電の手間が省けるのでありがたいですね。

さらに便利な機能として、充電画面では残り何時間で充電が完了するかを表示してくれます。

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※1:TONE e21で3Gを利用した場合の連続待受時間(静止時)が約570時間。

「TONE e21」の見守り機能をレビュー

ここからは、TONE e21の見守りスマホとしての機能をレビューしていきます。

お子さんやご両親に持たせるスマホを探している方は、ぜひ参考にしてください。

1.家族の居場所がわかる

TONE e21には、同一名義で契約している家族のTONE端末を保護者が管理できる機能がいくつかあります。

その1つが、家族の居場所がわかる見守り機能です。設定しているTONE端末の居場所を、アプリで確認できる機能となっています。

「TONE見守りアプリ」を起動すると、最新の現在地と位置情報を取得した時間が表示されます。

子供の帰りが遅い時、塾に行っているか不安な時に便利な機能の1つです。

2.使えるアプリを制限できる

TONE e21の見守り機能2つ目は、アプリの利用制限です。

親御さんの端末を親機、子供用の端末を子機とすると、子機の使えるアプリを制限できる機能があります。

子機では勝手にアプリのインストールはできず、使いたいアプリは「リクエスト」を行う必要があります。

子機からきたアプリのリクエストは、親機に通知が飛ぶようになっています。

親機がアプリのインストールを許可をすれば、子機でインストールできるようになります。

また、アプリとは別にインターネットのフィルター設定も可能です。

フィルタリングの強度はなし〜小学生モードまで選択でき、お子さんの学年に応じてフィルターが設定できます。

不審なサイト・危険なサイトにアクセスしないか心配な方も、TONE e21なら年齢に応じたフィルター設定ができるので安心です。

3.利用時間を制限できる

アプリの制限の1つに、使用時間を設定する機能も搭載されています。

アプリごとに使える時間帯や合計時間を設定できるため、スマホの使いすぎを制限できる機能です。

特にゲームアプリやSNSは、ルールを決めないと無制限に使ってしまう場合もあります。

お子さんとの話し合いのもと、帰宅後や1日1時間だけといった設定ができるのは便利ですね。

4.子機の使用状況を確認できる

TONE e21では、子機の閲覧履歴やインターネットの利用時間を確認できる機能があります。

また、不審なサイトへのアクセスがあった場合は「アクセスブロック数」も表示されます。

実際の利用時間が確認できるので、利用時間に応じてお子さんとルールを再設定・相談するのにも使えます。

5.TONEカメラで自画撮り防止

TONE e21の特徴的な機能の1つに、「自画撮り防止」機能が挙げられます。自画撮りとは、文字通りスマホのカメラで自分自身を撮影することです。

ここ数年SNSで知り合った人や知人に自分の写真を送った結果、拡散されてしまうなどの犯罪が増加しています。

こうした自画撮りによる犯罪を防止するため、TONE e21のAIカメラが不適切な画像を検出する機能が備わっています。

子機のTONEカメラを設定しておくと、不適切な撮影が検出された場合に親機へ通知がいくようになっています。

設定次第では、撮影された画像の確認有無や画像の判定レベルを決められます。

フィルタリング機能はキッズケータイや他のアプリでも見かけますが、自画撮り防止ができるのはTONE e21だけです。

【トーンモバイル公式】詳細はこちら

「TONE e21」はどんな人におすすめ?

9,980円(税込)で購入できる格安スマホTONE e21を実機レビューしました。

使ってみた感想から、TONE e21がおすすめなのはこんな方です。

  • 安くてコスパの良いスマホが欲しい
  • 小学生〜高校生のお子さんにスマホを持たせたい
  • 子供向けにセキュリティがしっかりしたスマホが欲しい

まず、TONE e21の特徴はなんといってもコストパフォーマンスが高い点です。

2万円のスマホでありながら、ストレージ容量・バッテリー容量・カメラ性能いずれの点でも申し分ありません。

また、お子さんに初めて持たせるスマホとして、見守り機能やフィルタリング機能が充実している点も大きな特徴です。

一般的な見守り機能に加えて、アプリごとの使用時間や自画撮り制限など、TONE e21ならではの機能が搭載されています。

TONE e21は、お子さんに初めてのスマホを持たせたい方や、コスパの良いスマホを探している方におすすめです。

【トーンモバイル公式】詳細はこちら

公開日時 : 2021年08月10日

sato ― ライター
sato ― ライター

格安SIMでスマホ代を節約中。大学時代は軽音サークルでベースを担当。カフェラテの摂取量に定評のあるカフェイン中毒。