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Apple Musicを高音質にする設定方法|空間オーディオ・ハイレゾロスレスなど


Appleの音楽配信サービス「Apple Music」はさまざまなデバイスからアクセスでき、9,000万曲以上もの音楽視聴ができます。2021年7月には、空間オーディオまたロスレスオーディオの対応を開始しました。
さらにパワーアップしたApple Musicの楽しみ方を見ていきましょう。
Apple Musicのストリーミングを、ハイレゾ高音質で聴く方法や音質の設定の仕方などを紹介します。
目次
Apple Musicが空間オーディオやロスレスオーディオに対応

映画館で立体感あふれるサウンドを聴くと、その場にいるかような臨場感を味わえます。Apple Musicが提供を開始した空間オーディオとロスレスオーディオを活用すれば、そんな没入感を体感できるでしょう。
Apple Music では2021年7月から、ドルビーアトモスによる空間オーディオの提供が開始されました。
決まった方向からのサウンドではなく、あらゆる場所から音楽が降り注いでくるかのような立体感のある3Dサウンドは、楽曲を制作するアーティスト側にも感動を与えるほど。
アーティストが自分の部屋で歌っているかのような、オーケストラの真ん中にいるかのような、今までにない音楽体験ができるでしょう。
空間オーディオと同時に提供が開始したロスレスオーディオでは、スタジオで制作されたそのままのサウンドが聴けます。一部デバイスでは最大24ビット/192kHzのハイレゾリューションロスレスも視聴が可能です。
ますますパワフルかつ繊細なオーディオ体験が可能になる、Apple Musicの新機能をぜひ味わってみてください。

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追加料金なしで高音質なApple Musicの料金表
高音質の新機能はApple Musicのサブスク利用者に無料で提供されます。最高度の音響サービスを今までと変わらない値段で楽しめるので、利用者にとってうれしい限りではないでしょうか。
さらにグレードアップしているApple Musicのサービスについて詳しく見てみましょう。
プラン名 | 月額料金 |
---|---|
個人プラン | 980円(税込) |
ファミリープラン | 1,480円(税込) |
学生プラン | 480円(税込) |

楽曲の豊富さ、高音質、多彩な機能などがすべてそろったApple Musicの魅力的なサービスは、リーズナブルな月額料金で提供されています。。
Apple Musicと他のおすすめ音楽アプリを比較したい人は、こちらの記事もチェックしましょう。
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Apple Musicを高音質にする設定方法
AppleではiOS/iPadOS 14.6以上、macOS 11.4以上の端末で利用可能であるとされています。利用条件にかなうデバイスを用意しましょう。
空間オーディオとロスレスオーディオの音質の設定をデバイスごとに紹介します。
空間オーディオの設定方法
空間オーディオは、iPhone、iPad、Mac の内蔵スピーカー、Apple TV 4Kなどで利用できます。「AirPods Pro」や「AirPods Max」のイヤホン、「HomePod」のスピーカーにつなげて楽しむことも可能です。
具体的な設定方法を見ていきましょう。
iPhone・iPadの場合
iPhoneのiOSやiPadのiPadOSが14.6にアップデート済みになっているか、まず確認しましょう。
iPhone・iPadの空間オーディオの設定方法
- 「設定」を開く
- 「ミュージック」をタップする
- 「オーディオ」のタブにある「ドルビーアトモス」をタップする
- 「ドルビーアトモス」で「自動」、「常にオン」または「オフ」を選択する
「自動」を選択しておくと、対応しているデバイスに接続される際、自動的にドルビーアトモスの空間オーディオで再生されます。
自動で空間オーディオを利用できるデバイス
- 内蔵スピーカー:iPhone 7以上のiPhone、12.9インチiPad Pro(第3世代以降)、11インチiPad Pro、iPad(第6世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad mini(第5世代)
- AirPods Pro ・AirPods Max(設定で空間オーディオをオンにしておく)
- AirPods
- BeatsX、Beats Solo3 Wireless、Beats Studio3、Powerbeats3 Wireless、Beats Flex、Powerbeats Pro、Beats Solo Pro、Beats Studio Buds
Macの場合
MacBook Pro(2018年モデル以降)のデバイスなら内蔵スピーカーでドルビーアトモスが楽しめます。macOS11.4にアップデートされている必要があります。
Macの空間オーディオの設定方法
- Apple Music Appを開く
- メニューから「ミュージック」をクリックし「環境設定」を選択する
- 「再生」をクリックする
- 「ドルビーアトモス」で「自動」、「常にオン」または「オフ」を選択する
自動で空間オーディオを利用できるデバイス
- 内蔵スピーカー:MacBook Pro (2018年モデル以降)、MacBook Air (2018年モデル以降)、iMac (2021年モデル)
- AirPods・AirPods Pro ・AirPods Max
- BeatsX、Beats Solo3 Wireless、Beats Studio3、Powerbeats3 Wireless、Beats Flex、Powerbeats Pro、Beats Solo Pro、Beats Studio Buds
Apple TV 4Kの場合
tvOS14.6にアップデートされたApple TV 4Kでも空間オーディオを利用しましょう。HomePodのスピーカーと接続して利用可能です。
Apple TV 4Kの空間オーディオの設定方法
- Apple TV の「設定」を開く
- 「App」を選択する
- 「ミュージック」を選択する
- 「ドルビーアトモス」で「自動」または「オフ」を選択して切り替える
ロスレスオーディオの設定方法
スタジオの現場の音をそのまま聴けるロスレスオーディオは、制作された音楽のどの部分も欠落せず耳元まで届く画期的な技術です。
それが可能なのは、Apple Lossless Audio Codec(ALAC)というApple独自のオーディオ圧縮技術が使われているため。
圧縮されたデータを伝送し、展開する間に多くの音がロスするのを防ぎます。ただし、データ量が大きくなるので、ストリーミング時のデータ消費量や保存容量を確保する必要があるでしょう。
また、Bluetoothで接続する際にはロスが発生してしまうので、ワイヤレスイヤホンでロスレスオーディオは聴けません。AirPods、AirPods Pro、AirPods Max、Beatsワイヤレスヘッドホンなどでは、ロスレスの高音質は楽しめないので注意しましょう。
音質には「ロスレス」と「ハイレゾロスレス」の2つの音質があります。ロスレスならiPhoneやiPadの内蔵スピーカー、また有線接続のヘッドホンで十分楽しめます。
iPhone・iPadの場合
iPhoneのiOS・iPadのiPadOSが14.6にアップデートしておきましょう。
iPhone・iPadのロスレスの設定方法
- 「設定」を開く
- 「ミュージック」をタップする
- 「オーディオの品質」をタップしてオン・オフを切り替える
オーディオの品質にはロスレスとハイレゾロスレスの2つから選択可能です。
オーディオのストリーミング時やダウンロード時の音質の解像度は、ロスレスは最大24ビット/48kHz、ハイレゾロスレスは最大24ビット/192kHzです。外付けDACがない場合は、ロスレスで楽しみましょう。
Macの場合
mac OSを11.4にアップデートしておきましょう。
Macのロスレスの設定方法
- Apple Music Appを開く
- メニューから「ミュージック」をクリック
- 「環境設定」を選択
- 「再生」をクリック
- 「オーディオの品質」で、「ロスレスオーディオ」の切り替えを行う
ロスレスオーディオの画面では、ストリーミングやダウンロード時の解像度の設定変更も行えます。「ロスレス」または「ハイレゾロスレス」を選択可能です。
Apple TV 4Kの場合
Apple TV 4KのtvOSを14.6にアップデートしておきましょう。
Apple TV 4Kのロスレスオーディオの設定方法
- Apple TVの「設定」を開く
- 「App」を選択
- 「ミュージック」を選択
- 「オーディオの品質」を選択して「ロスレス」を切り替える
音の解像度が48kHzを上回るハイレゾロスレスにApple TV 4Kは対応していません。
HomePodやHomePod miniは今後のアップデートで対応する可能性があるので、楽しみに待ちましょう。
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ロスレスオーディオで聴くために必要な機器

ロスレスオーディオの高音質を最大限に味わいたい人におすすめの機器を紹介します。
ロスレスオーディオをiPhoneやiPad以外で楽しむには、USB DACとイヤホンを別途用意する必要があります。さらに、最大解像度が24ビット/192kHzのハイレゾロスレスは、iPhoneやiPadであっても24ビット/192kHzに対応しているDACの接続が必要です。
また、AirPodsなどBluetooth接続のワイヤレスイヤホンではロスレス音質を楽しめないので注意してください。
Bluetooth接続でも普通に再生はできますが、ロスレス再生をするなら有線イヤホンなどを用意しましょう。
INTIME 碧 -SORA- 2|イヤホン
ハイレゾに対応しているカナル型イヤホンです。
中高域のサウンドの透明感やハイレゾの音質に評判のあるイヤホンで、ハイコスパの有線イヤホンを探している人におすすめです。
ステンレスのボディは軽量化が図られていて、制震性にも優れています。滑らかなロスレスオーディオ、空間オーディオを楽しむための良いチョイスになるでしょう。
CCA CA16|イヤホン
8つのドライバーによって、解像度の高いサウンドが再生できるハイブリッドイヤホンです。
7mm二重磁束ダイナミックドライバーが低域に1基、中域に2基、超高域にバランスド・アーマチュア型ドライバー4基が搭載され、きめ細やかで明瞭なサウンドが楽しめます。
人間工学に基づいた設計がされており、高音質再生と同時にフィット感や軽量感も実現しています。空間オーディオに浸るのにぴったりのイヤホンでしょう。
final E3000|イヤホン
ビデオ会議や通話などでも利用するなら、マイク付きコントローラーが搭載されたカナル型イヤホンが便利でしょう。
再生・停止・巻き戻し・早送り・着信応答などが可能です。音質解像度も高く、最新の音響工学が適用された設計も魅力があります。
バランスのいい自然なサウンドが再生されるので、空間オーディオやロスレスオーディオの没入感を十分に味わえるでしょう。
Maktar Spectra X2|USB-DAC
最大32ビット/384kHzに対応したDACポータブルアンプです。
Lightningから3.5mmのイヤホンジャックへの変換ケーブルとして使用できます
iPhoneで再生するハイレゾ楽曲を、普通のイヤホンやヘッドホンにつなげて高音質で楽しめるでしょう。
重量は15gと超軽量。持ち歩きに便利なサイズで充電なども必要ありません。
ハイレゾロスレスオーディオをいつでもどこでも楽しみたい人はぜひ購入を検討しましょう。
AGPTEK HA1|USB-DAC
コストを抑えつつ高音質を楽しみたい人におすすめのポータブルヘッドホンアンプです。
AGPTEKのヘッドホンアンプは充電が必要なタイプですが、長時間利用できる1,500mAhリチウムイオン電池が内蔵されています。
USBでiPhoneなどに接続し、イヤホンジャックで有線イヤホンにつなげれば、最大10~16時間の高音質サウンドが楽しめます。
手のひらに収まるサイズなので、持ち歩きのときも重荷にならないでしょう。
FiiO Q3|USB-DAC
最大で32ビット/384kHzに対応したUSB DAC機能がついているポータブルヘッドホンアンプです。
Apple社のMFI認証もされているので、iOSデバイスとの相性はばっちり。
LightningからUSB TypeCに変換できるショートケーブル、micro USBロングデータケーブル、3.5mmオーディオケーブル、シリコンバンド、シリコンパッドなど、付属ケーブルやアクセサリーが豊富なので、購入後すぐに利用開始できます。
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Apple Musicを高音質で楽しもう

高音質を無料で楽しめるApple Musicの新機能は見逃せません。デバイスのアップデートや対応機器を把握する必要がありますが、試す価値がある素晴らしいサービスです。
空間サウンドで立体的に音を体感し、きめ細やかなロスレスオーディオのハイレゾ楽曲を十分に味わいましょう。
公開日時 : 2021年08月24日
