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端末別iPhoneのスクリーンショットの方法|便利なショートカットやおすすめのアプリも紹介


何年も前からiPhoneを使っている人なら、スマホといえば、ホームボタンのあるデザインを思い浮かべるのではないでしょうか。
今のスマホデザインはiPhoneが発祥になったと言っても過言ではありません。iPhoneはそれほどスマホ業界にとって大きなインパクトだったのです。
ところが、iPhoneX発売以降、Appleはデザインを一新し、iPhone端末には、ホームボタンがなくなりました。
それによって端末ごとの操作が少し異なります。
今回は歴代機種から最新の機種までiPhoneのスクリーンショットの撮り方をチェックしていきましょう。
目次
タイプ別iPhoneのスクリーンショットの撮り方

iPhoneのスクリーンショットの撮り方は、iPhoneXを境に異なっています。ホームボタンを押してスクリーンショットを撮ることができる機種は、以下のとおりです。
ホームボタンのあるiPhoneのスクリーンショット
iPhone8/8 Plus以前のiPhoneにはホームボタンがあります。ホームボタンのあるタイプのiPhoneには3つのスクリーンショットの撮り方があります。

iPhone 6s・iPhone 7/7Plusのスクリーンショットの方法
iPhone7/7Plusのスクリーンショットの方法には次の3つがあります。
- スリープボタン+ホームボタン
- Assistive Touch
- iPhoneスクリーンショットアプリ
ここではオーソドックスな1つ目の方法について説明します。
「スリープボタン」と「ホームボタン」を同時に押すことでスクリーンショットを撮る方法です。この方法が最もメジャーなスクリーンショットの撮り方といえるかもしれません。

画像の赤部分を同時押しです。
スクリーンショットの撮影に成功すると、シャッター音が鳴り画面が点滅します。スクリーンショットで撮影することで、iPhoneの表示画面をそのままカメラロールに保存できます。
iPhone 8/8Plusのスクリーンショットの方法
iPhone 8/8Plusでスクリーンショットを撮る方法は、上述したiPhone7/ 7Plusと同じです。
iPhone7以降の機種から、iPhoneのホームボタンは物理ボタンではなくなりました。ボタンを何度も押すことによるボタンの劣化や、故障の心配はありません。
設定なしにスクリーンショットを撮るなら、ホームボタンと電源ボタンを同時に押すのが簡単です。うまくスクリーンショットを撮れない場合には、同時に押しているつもりでも、タイミングがずれている可能性があります。
どちらかのボタンを先に押してしまっていると、音声コントロールやSiriが動いてしまうこともあるので注意してください。
操作に問題がないのにスクリーンショットが撮れないときには、iPhoneの不具合、電源ボタンの故障、ホームボタンの故障のいずれかの原因が考えられます。
一度再起動して様子をうかがってみましょう。そのほかの動作も悪いときには故障の可能性が高いので、修理に出すことも検討してみてください。
ホームボタンがないiPhoneX以降のスクリーンショット
iPhoneX以降、iPhoneからホームボタンがなくなりました。iPhoneにホームボタンがない機種は次のとおりです。

これまでの機種とはスクリーンショットの撮り方が異なります。最初は慣れずに戸惑いを感じる人も多いかもしれません。ホームボタンのなくなったiPhoneでスクリーンショットを撮影する方法を説明します。
iPhone11とiPhoneXシリーズのスクリーンショットの方法
iPhoneX以降の機種でスクリーンショットを撮るには、右のサイドボタンと左の音量ボタンの+を同時に押します。同時押しすると、シャッター音が鳴って、画面の左下に現れるサムネイルを確認しましょう。
サイドボタンと音量ボタンを同時押しするこの方法は、最も基本的なスクリーンショットの撮り方です。
これまでのiPhoneに慣れているユーザーなら、従来の操作方法との違いに戸惑うかもしれません。慣れてしまえば、片手での操作も簡単です。

画像の赤部分を同時押しです。
スクリーンショット同時押しのポイントは、同時に長押しするのはなく、同時押ししたら指を離すことです。そのまま長押しをしていると電源がオフになってしまうこともありますので、注意してください。
無音でスクリーンショットを撮影する方法

普通にスクリーンショットを撮ると「カシャッ」という大きなシャッター音がします。
元々、シャッター音は痴漢などの迷惑行為を防止するために設定されたものですが、海外ではシャッター音を簡単にオンオフできるようになっているようです。
マナーモードでも大きなシャッター音のする日本のiPhoneは海外から見ると変わっていると見られることもあるようです。
しかし、iPhoneでスクリーンショットを撮るたびに毎回シャッター音がするのは、人の多い場所では気になる、という人もいるのではないでしょうか。
そんなときのために、無音でスクリーンショットを撮影する方法を知っておくと便利です。
iPhoneのスクリーンショットを無音にする方法は簡単です。本体にあるサイドの切り替えスイッチをマナーモードに設定するだけです。
この状態にすると、スクリーンショットを撮っても、画面がフラッシュするだけで、カシャッというシャッター音は鳴りません。ただし、通常のカメラ撮影ではマナーモードにしてもシャッター音は消えないことは覚えておきましょう。
なお、スクリーンショット撮影時のシャッター音は、iOS10.2以降の機種は音量調節ができます。操作方法は次の通りです。
【iOS10.2以降の機種】スクリーンショット撮影時のシャッター音量調節方法
「設定」→「サウンドと触覚」→「ボタンで変更」


ここまで設定すると、iPhone本体横にあるボリュームボタンを押せば、スクリーンショットのシャッター音も変更できるようになります。
【iOS10.2以前の機種】スクリーンショット撮影時のシャッター音量調節方法
続いて、iOS10.2以前の機種の設定方法も見ていきましょう。
- 「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「Assistive Touch」をON
- 「最上位メニューをカスタマイズ」から「−」ボタンでアイコンを「カスタム」1つだけにする
- 「消音」をタップ
Assistive Touchボタンでスクリーンショットを撮影する方法

スクリーンショットをよく撮る人なら、ホームボタンが故障してしまったときや、両手での操作が難しいといったケースを考えると、いくつかの方法を知っておくと何かと便利です。
片手でスクリーンショットを撮ることができるのは、iPhoneの「Assistive Touch」機能を使う方法です。
Assistive Touchボタンにスクリーンショット機能を割り当てる方法
Assistive Touchとは、ホームボタン操作などを画面タッチで行う方法です。
スクリーンショットだけでなく音量の調節や再起動やアプリの切り替えなどのさまざまな複雑な操作を画面の丸いボタンで操作できるようにする機能のことをいいます。
よく使うメニューを登録しておけば、ショートカット操作も簡単ですので知っておくと重宝します。Assistive Touchを設定してスクリーンショットを撮る方法を解説します。
- ホームボタンの「設定」から、「一般」、「アクセシビリティ」、「Assistive Touch」の順にタップ
- 「Assistive Touch」をオンにする。iPhone画面に丸いボタンが表示されるのを確認する
- 「最上位メニューをカスタマイズ」をタップし、「−」ボタンを押し、アイコンが1つだけ残るようにする
- 残したアイコンをタップし、リストから「スクリーンショット」を選択、「完了」のボタンを押す
Assistive Touchを設定すれば、丸いボタンを押すだけでスクリリーンショットを撮ることができます。
Assistive Touchボタンでスクリーンショットをする方法
Assistive Touchボタンでスクリーンショットするには、Assistive Touchのメニューボタンをタップします。
タップして開いたメニューの中にあるスクリーン・ショットのアイコンをタップすると、スクリーンショットできます。
ショートカットの設定方法
Assistive Touchをショートカットに設定する方法は次のとおりです。
- 「設定」→「アクセシビリティ」→「ショートカット」→「Assistive Touch」をオン
この方法でAssistive Touchをシートカットに追加しておくと、コントロールセンターから素早くアクセスできるだけでなく、再度ボタンやホームボタンでも使えるようになります。
webページ全体のスクリーンショットが撮れるおすすめアプリ

電波状況の悪い地下鉄や地下街でも、同じページを何度も繰り返して見られる「画面メモ」の機能がiPhoneにあったらいいのに、と思うことはないでしょうか。
多くの人がネットにつなぐ昼休みなど時間帯もブラウザが重くなりがちです。そんなときにおすすめしたいのは、ブラウザで見ているページをオフラインでも見られるようにすることです。
画面メモアプリでページを保存してみましょう。ここでは、ページ全体を1枚の画像で保存できるおすすめ画面メモアプリを紹介します。
画面メモ

画面メモは、ページをまるごと保存しフォルダ分けできる便利なアプリです。保存したい画像だけを選んで保存できるので、カメラロールの容量が気になる人も安心して使えます。
safariから直接アプリを呼び出して使うこともできるので、使い勝手は抜群といえるでしょう。

画面メモSS

画面メモSSは、シャッター音をさせることなくページ全体をスクリーンショットできるアプリです。デフォルト設定で、カメラロールに画像を保存してくれるのでアプリから画像を移すのが面倒な人でもストレスなく使えます。
保存方法は複数ありますので、状況に応じて他の保存方法を選択することもできます。保存の際にヘッダーやフッダーなどの余分な文を自動でカットしてくれるのもこのアプリのおすすめポイントです。

Awesome Screenshot for Safari

Awesome Screenshot for SafariはSafariのwebページ全体をスクリーンショットができるアプリです。
画面のすみずみまで画像でメモしておけるだけでなく、画像に書き込みできる機能を使ってマーカーを引いたりメモをしたりすることもできるので、メモ用紙のような使い方もできます。
チケットの予約完了画面をまるごと撮影して、日付や金額など重要な部分にチェックやコメントを入れてみるのもよいでしょう。家族や友達と情報をシェアするにも向いているアプリです。
なお、iOS13以降はアプリを使わなくても、WEBページ全体のスクリーンショットが撮影可能になっています。
スクリーンショットの方法はこれまでと同じです。スクリーンショットを撮った後にするべきことをまとめました。
- 画面左下に表示されるプレビュー画面をタップ
- スクリーンショットの編集画面で「フルページ」をタップ
- 画面下のペンを使ってマーカーを引いたり、必要な部分を切り取ったりして加工する
- 保存する場合には画面上の「完了」から保存先を指定する
フルページの編集画面で、細長い帯を上下にスライドするとページの位置を変えることができます。フルページはPDFファイルでの保存となるので、カメラロールではなくファイルアプリへの保存となります。
なお、フルページのスクリーンショットができるのは、safariのみとなっています。Chromeなど他のブラウザではフルページのスクリーンショットはできませんので注意してください。
なお、自分のiPhoneでフルページスクリーンショットができるかどうか気になる人は、「設定」→「一般」→「情報」から、iOSのバージョンをチェックしてみましょう。

iPhoneで画面の動画録画の方法

最後に、iPhoneで画面を動画で録画する方法を説明します。
iOSのバージョンは頻繁にアップデートされるので、iPhoneユーザー中にも知らない人が多いのですが、実はiOS11以降の機種には画面収録ができる機能がついています。操作方法は次のとおりです。
- 「設定」→「コントロールセンター」
- 「コントロールをカスタマイズ」をタップ
- 「カスタマイズ画面」→「画面収録の+アイコン」をタップする
- 画面をスワイプし、画面収録ボタンをタップ



5.3秒のカウントダウンの後、録画が始まる。iPhoneのマイクで音声を録音もできる。
スクリーンショットができないときにチェックするべきこと

アプリや動画の中には、スクリーンショットが禁止されており撮影しても黒い画像になるように、構成プロファイル内の機能で制限がかけられているものがあります。
そうしたアプリでは「カメラの使用に許可」や、「スクリーンショットと画面収録を許可」の項目に制限がかけられているようです。制限がかけられているアプリのジャンルの一例を紹介します。

NetfilixやAmazon primeビデオなどの動画配信系サービスはスクーンショットができない代表的なアプリです。こうしたアプリで画面録画すると「録画終了時に動画が保存されませんでした」というエラーメッセージが表示されます。
スクリーンショットや画面収録の禁止は、アプリ側で著作権の侵害などの不正利用を防止するために施されているものですが、アプリ側が設定した禁止事項を回避できるアプリもあります。
しかし、仮にスクリーンショットや画面収録ができるものであっても、節度を守って行うようにしましょう。
iPhoneには便利機能やショートカットがたくさん

iPhoneでスクリーンショットをする方法を解説しました。iPhoneユーザーでも知らない機能があった人も多かったのではないでしょうか。
新機種の発売や、iOSのバージョンがアップデートされたタイミングで、どんな機能が加わったのかチェックするようにすると、iPhoneを今よりもっと使いこなせるようになります。
公開日時 : 2020年01月08日

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。