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Androidストレージの空き容量を増やす方法|確認・購入・SDカード追加方法も徹底解説!


Android端末を使っている方は、新しいアプリがインストールできなかったり、写真が保存できなかったりすることはありませんか。
それはストレージ不足が原因かもしれません。
ストレージの空き容量をチェックする方法や、空き容量を増やす4つの方法を一緒に見ていきましょう。
目次
Androidのストレージ空き容量をチェック
自分の端末がどのくらいの容量を消費しているのか、空き容量をチェックしてみましょう。
また、チェックしてみると「その他」という項目が出てきます。「その他」には何が含まれているのかも併せて解説します。
ストレージのチェック方法
ストレージのチェック方法
- 「設定」を開く
- 「ストレージ」を選ぶ
- 使用容量が「〇〇GB」と表示される
チェックすると現在の「使用容量」が表示されます。全体の容量から「使用容量」を引き算すれば、「空き容量」がわかります。
上記の画像の場合、全体の容量は128GBです。よって、128GB-31.89GB=「96.11GB」が空き容量です。
ストレージの「その他」には何が含まれている?
「その他」には分類の難しいデータが含まれています。
「その他」に含まれるデータ例
- Androidのシステムファイル
- Androidのキャッシュ
- アプリの設定ファイル
- ゲームのデータパッケージ
- ダウンロードファイル など
削除しても問題ないデータと、削除してはいけないデータが混在していることが特徴です。
削除してはいけないデータを削除すると、アプリがうまく動かなくなるおそれがあります。
とくにシステムファイルは削除すると端末自体が動かなくなる可能性もあるため、十分注意してください。
Androidストレージの空き容量を増やす方法
空き容量を増やす方法は大きく4つに分けられます。
パソコンやSDカードなどの道具が不要な方法もあります。端末の容量が不足してきたら、試してみてください。
その1. 不要なアプリやデータ、キャッシュを削除する
手軽に空き容量を増やすには、不要なものを削除するのがおすすめです。
アプリをアンインストールする
アンインストールとは、端末からアプリを完全に削除する方法です。もう一度同じアプリを使いたい場合は、再度インストールしてください。
「設定」から削除する方法
- 「設定」を開く
- 「〇〇個のアプリをすべて表示」を選ぶ
- 削除したいアプリを選ぶ
- 「アンインストール」を選ぶ
ホーム画面から削除する方法
- アンインストールしたいアプリを長押しする
- 画面上部右に表示される「アンインストール」にドラッグ・アンド・ドロップする
ゲームアプリの場合は容量が1GBを超える種類もあります。空き容量を増やすには効果的な方法でしょう。
しばらく使っていないアプリがあれば、ぜひ試してみてください。
アプリデータを削除する
アプリデータの削除とは、アプリ自体は残しつつ内部データのみを削除する方法です。
アプリデータの削除
- 「設定」を開く
- 「アプリと通知」を選ぶ
- データを削除したいアプリを選ぶ
- 「ストレージとキャッシュ」を選ぶ
- 「ストレージを消去」を選ぶ
初期化と同じ意味のため、セーブデータやアカウント、設定情報などはすべて消えてしまいます。
端末によっては削除できないアプリ(プリインストールアプリ)もあります。その場合は、アプリデータを削除することで空き容量を確保できます。
削除できないアプリがいくつもあって困っている、そんなときにおすすめの方法です。
写真や動画、音楽などを削除する
思い出として残しておきたい写真や動画がある場合は、削除する前にパソコンやSDカード、クラウドストレージにデータを移動させておくのがおすすめです。
写真や動画を削除する方法(Googleフォト)
- Googleフォトを開く
- 削除したい写真や動画を選ぶ
- 「削除」を選ぶ
※Googleフォトでは日付を選んで写真や動画を削除することも可能です。
音楽を削除する方法
- 音楽プレイヤーアプリを開く
- 削除したい楽曲を選ぶ
- 「削除」を選ぶ
写真や動画をよく撮る場合は、アプリよりも写真や動画データがストレージを消費している可能性があります。
とくに動画は写真よりデータが大きいため、長時間になるほどストレージを圧迫しているでしょう。
キャッシュを削除する
キャッシュとは、アクセスしたサイトや起動したアプリのデータを一時的に保存しておき、次にアクセス(起動)したときに動作を高速にする仕組みのことです。
キャッシュを削除する方法
- 「設定」を開く
- 「アプリと通知」を選ぶ
- 「〇〇個のアプリをすべて表示」を選ぶ
- キャッシュを削除したいアプリを選ぶ
- 「ストレージとキャッシュ」を選ぶ
- 「キャッシュを削除」を選ぶ
ネット回線を使用しないため、表示速度を速められます。
動作の高速化に役立つため悪いものではありませんが、ストレージを消費することに変わりはありません。
キャッシュデータが多いアプリ
- ブラウザ
- LINE
- Instagram など
キャッシュデータのみで1GBを超える場合もあるため、空き容量を増やしたくなったら削除を検討してみてください。
その2. データをパソコンに移動させる
USBケーブルを使えば、Android端末とパソコンをつないでデータを移動させられます。
写真や動画など、長く保存しておきたいデータがストレージを圧迫している場合は、パソコンへ移動させましょう。
WindowsとMac、それぞれの方法を紹介します。
Windowsへのデータ移動方法
Windowsへのデータ移動方法
- Android端末とパソコンをUSBケーブルでつなぐ
- Android端末側でファイルの転送を許可する
- 「ファイル転送」を選ぶ
- パソコン側で端末名を選びフォルダを開く
- 移動させたいデータを探す
- パソコンにコピーする
通常、写真や動画が保存されているのは「DCIM」フォルダです。
カメラアプリ名が付いたフォルダに格納されている場合もあります。
パソコンへのコピーが終わったら、フォルダ内のデータを削除しましょう。これで空き容量を増やせます。
Macへのデータ移動方法
Macへのデータ移動方法
- 「Android File Transfer」をパソコンにダウンロードする
- 「Android File Transfer」を起動する
- Android端末のロックを解除する
- パソコンとAndroid端末をUSBケーブルでつなぐ
- 通知画面の「このデバイスをUSBで充電中」をタップする
- 「ファイル転送」を選ぶ
- 移動させたいデータを探す
- パソコンにコピーする
Windowsと同様に、写真や動画が保存されているフォルダは「DCIM」です。
ダウンロードしたファイルは「Download」、スクリーンショットは「Pictures」や「Screenshots」に格納されています。
その3. SDカードに保存する
写真や動画、音楽、文書ファイルはSDカードにも保存できます。これならパソコンを持っていなくても大容量のデータ移動が可能です。
Google PixelシリーズなどSDカード非対応の機種もあります。SDカード非対応機種の場合は、クラウドストレージを活用して空き容量を確保しましょう。
また、アプリをSDカードに保存できる機種もあります。しかし、現在は十分な量の内部ストレージを搭載している機種が増えているため、種類は限定的です。
SDカードの種類
- 標準サイズ
- miniSD
- microSD
最近のAndroidスマホで使えるのは、3つのなかで最も小さな「microSDカード」です。
SDカードの設定方法
写真をSDカードに保存する方法
- 「設定」を開く
- 「ストレージ」を選ぶ
- 「写真フォルダ」を選ぶ
- SDカードに保存したい写真を選ぶ
- 移動先をSDカードに指定する
写真や動画の保存先は最初、内部ストレージに設定されていますが、SDカードへの変更も可能です。
写真や動画の保存先をSDカードへ変更する方法
- カメラアプリを起動する
- 「メニュー」を開く
- 「共通」タブから「保存先設定」を選ぶ
- 「SDカード」を選ぶ
SDカードの規格や、保存できる目安、種類も確認しておきましょう。
データ容量ごとの規格
- SDカード:128MB~2GB
- SDHCカード:4GB~32GB
- SDXCカード:64GB~2TB
保存できるデータ容量によって呼び名はやや異なりますが、「〇〇GB」と容量で判断して問題ありません。
保存できる目安 | SDカード | SDHCカード | SDXCカード | ||
---|---|---|---|---|---|
容量 | 2GB | 4GB | 32GB | 64GB | |
写真 | 500万画素 | 1,270枚 | 2,540枚 | 20,330枚 | 40,670枚 |
1,800万画 | 300枚 | 600枚 | 4,810枚 | 9,620枚 | |
動画 | SD動画 | 30分 | 1時間15分 | 10時間 | 20時間 |
フルHD動 | 15分 | 30分 | 5時間 | 10時間 | |
音楽 | AAC128KbpsXPモード | 約500曲 | 約1,000曲 | 約8,000曲 | 約16,000曲 |
※ほかのデータが保存されている場合、枚数や時間、曲数は変動します。
その4. クラウドストレージに保存する
クラウドストレージに保存(バックアップ)してから端末内のデータを削除すれば、空き容量を増やせます。
パソコンやSDカード不要でできるため、余分な費用をかけずに済む方法といえます。
ただし、無料で利用できる容量は限定的です。大容量データを保存したい場合は、有料プランへ加入しましょう。
おすすめの保存先
写真や動画だけでなく書類データも保存したい場合は、以下がおすすめです。
写真や動画、書類データにおすすめの保存先
- Google Drive(Google One)
- OneDrive
- Dropbox
【Google Drive(Google One)】
容量 | 料金 |
---|---|
15GB | 無料 |
100GB | 月額250円(税込) or 年額2,500円(税込) |
200GB | 月額380円(税込) or 年額3,800円(税込) |
2TB | 月額1,300円(税込) or 年額13,000円(税込) |
※Googleフォトと共用

【OneDrive】
容量 | 料金 |
---|---|
5GB | 無料 |
100GB | 月額224円(税込) |
1TB | 月額1,284円(税込) 年額12,984円(税込) |

【Dropbox】
容量 | 料金 |
---|---|
2GB | 無料 |
3TB(1ユーザー) | 月間払:2,400円(税込) 年間払:24,000円(税込) |
5TB(3ユーザー以上) | 1ユーザーごと 月間払:1,500円(税込)年間払:15,000円(税込) |
2TB(3ユーザー以上) | 1ユーザーごと 月間払:2,400円(税込)年間払:24,000円(税込) |
Dropboxは、年間払いにすると最大20%の割引があります。

写真と動画のみを保存したい場合は、Amazon Photosを利用してみましょう。
容量 | 料金/条件 |
---|---|
5GB | 無料 |
容量無制限の写真ストレージ | Amazonプライム会員になることが条件 |
5GBの無料ビデオストレージ |

Androidのストレージを使いこなそう
Android端末のストレージが足りなくなってきたと感じたら、まずは空き容量がどのくらいあるのかチェックしてみましょう。
空き容量を増やすには、不要なアプリを削除したり端末内のデータをパソコンに移動させたりして、ストレージ内を整理することがポイントです。
不要なデータを削除して、快適なスマホ環境をぜひ取り戻してください。
もっとストレージが大きなスマホに買い替えたいと考えている方は、おすすめの価格帯別におすすめスマホをランキング形式で紹介します。
公開日時 : 2021年08月21日

山形在住のフリーライター。現在使用しているスマホはiPhone7。機種変更するならAndroidもいいなと検討中。格安SIMや格安スマホの情報を初心者にもわかりやすい表現でお届けします。春~秋には農業(米作り)もやっています。