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Xperia 10 III 実機レビュー!カメラ・スペックを比較

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2021年発売のXperiaは3種類ありますが、今回レビューするXperia 10 ⅢはXperia 1 Ⅲの廉価モデルという位置付けで低価格ながら、5G対応かつスペック十分なミドルクラスのスマートフォンです。
今回は、Xperia 10 Ⅲの実機を用いて端末の外観などハード部分、またスペックなどのソフト部分をくまなくレビューしていきます。
端末の購入を検討している、新しいスマホ何がいいか迷っているという方はぜひ参考にしてみてください。
目次
Xperia 10 Ⅲのハードウェア
Xperia 10 Ⅲは前モデルXperia 10 Ⅱに続くシリーズ3代目の5G対応モデルです。
デザイン・カラー

今回レビューしたのは、ブルー。他、ブラック、ホワイト、ピンク、ドコモオンラインショップ限定のイエローと全部で4~5色展開となっています。

背面はガラスの筐体になっていて、比較的指紋がつきやすいのがやや残念。一方で防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)対応で端末の強度は十分と言えるでしょう。また、タッチ精度が高いため、手や画面が水で濡れていても操作が可能、USBポートも防水に対応と、利便性の高さも特徴です。

本機は、3.5mmオーディオジャックが接続できます。モノラルスピーカーではありますが、ワイヤレス接続時には、LDAC対応のスピーカーもしくはヘッドフォンを装着することで、本格的な音楽体験が楽しめます。

充電口はUSB Type-Cに対応していますが、ワイヤレス充電には非対応です。

昨今のスマホはカメラの進化の一方で端末が重たく感じたり、カメラの出っ張りが気になると感じざるを得ません。本機のアウトカメラは、超広角レンズ(約800万画素/F値2.2)、広角レンズ(約1200万画素/F値1.8)、望遠レンズ(約800万画素/F値2.4)の3つのレンズで構成されたトリプルカメラが内蔵されています。
望遠レンズは2倍まで光学ズームが可能など高性能、高機能でありながら、出っ張りが目立ちにくいと感じました。

SIMスロットの引き出し口はSIMピン不要で手で開けられるタイプです。SIMカードはnanoSIM対応、またmicroSDカードを挿入すれば最大1TBの外部ストレージを持つことができます。

電源ボタンは指紋センサーが内蔵されています。新生活様式でも、ロックを解除しやすい、各認証をしやすい設計になっています。レスポンスの速度も申し分ない程度です。

本体表面上部のノッチは長方形ですが、本体自体が縦に長いため画面は比較的見やすくなっています。
大きさ・サイズ
本体は21:9のシネマワイドディスプレイに対応。約68mm×約154mm×約8.3mmと縦に長いのが特徴です。

幅が狭いので女性でも片手でしっかりとグリップでき、重さ約169gとありますがやや軽く感じます。

ただし端末が縦に長いので上下に手が届きにくく、そういった場合にはサイドセンスを引き出し、操作部を右下もしくは左下に寄せる「片手モード」に設定しましょう。

動画では使ってみて感じたよかった点、微妙な点をまとめています。
Xperia 10 Ⅲのスペック・性能を比較
Xperia 10 Ⅲの性能、スペックを前モデルXperia 10 Ⅱと、同時期発売の上位モデルXperia 1 Ⅲと比較します。
Xperia 10 Ⅱからの進化点
前のモデルとの進化点を把握することで、型落ちモデルにするか、それとも最新のモデルにするか、選ぶ際の判断基準になりますね。
Xperia 10 III | Xperia 10 Ⅱ | |
---|---|---|
ドコモ発売日 | 2021年7月18日 発売 | 2020年7月25日 発売 |
新規一括価格 (税込) | 51,480円 | 41,976円 |
端末割引 | 他社3G回線から5Gへ乗り換えの場合 22,000円 | 他社3G回線から4Gへ乗り換えの場合 16,500円 |
サイズ | 約68mm×約154mm×約8.3mm | 約71mm×約165mm×約8.2mm |
重量 | 約169g | 約188g |
カラー | ブラック、ホワイト、ブルー、ピンク、 イエロー(ドコモオンラインショップ限定) | ミント、ホワイト、ブラック、ブルー |
OS | Android 11 | Android 10 |
CPU | Snapdragon 690 5G | Snapdragon 665 |
メモリ RAM/ROM | 6GB/128GB | 4GB/64GB |
4G ※ | 受信時最大1.1Gbps 送信時最大75Mbps | 受信時最大500Mbps 送信時最大75Mbps |
5G ※ | 受信時最大2.1Gbps 送信時最大218Mbps | – |
WiFi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
ディスプレイ | 約6.0インチ/有機EL /HDR対応/FHD+ | 約6.0インチ Full HD+/有機EL |
アウトカメラ | 超広角:約800万画素/F値2.2 広角:約1200万画素/F値1.8 望遠:約800万画素/F値2.4 | 超広角:約800万画素/F値2.2 広角:約1200万画素/F値2.0 望遠:約800万画素/F値2.4 |
スピーカー | モノラルスピーカー | モノラルスピーカー |
防水 | 防水(IPX5/IPX8) | 防水(IPX5/IPX8) |
防塵 | 防塵(IP6X) | 防塵(IP6X) |
生体認証 | 〇(指紋) | 〇(指紋) |
フルセグ/ワンセグ | -/- | -/- |
ワイヤレス充電 | – | – |
バッテリー | 4500mAh | 3600mAh |
※ 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。
大きな違いは、
- 通信世代 4G⇨4G/5G対応
- SoC Snapdragon 665 ⇨ Snapdragon 690 5G
- ディスプレイ HDRに対応
- バッテリー 3600mAh⇨4500mAh
この4点です。現在ドコモオンランショップでは端末を購入できませんが、価格差わずか1万円ながら5G対応などのアップデートもありました。
Xperia 1 Ⅲとの違い
上位モデルとどちらを選ぶべきか迷っている方もいるかもしれません。それぞれの違いを詳しく解説します。
Xperia 10 III | Xperia 1 III | |
---|---|---|
発売日 | 2021年7月18日 発売 | 2021年7月以降 発売予定 |
新規一括価格 (税込) | 51,480円 | 154,440円 |
端末割引 | 他社から乗り換え 22,000円 | 他社から乗り換え 22,000円 |
サイズ | 約68mm×約154mm×約8.3mm | 約71mm×約165mm×約8.2mm |
重量 | 約169g | 約188g |
カラー | ブラック、ホワイト、ブルー、ピンク、 イエロー(ドコモオンラインショップ限定) | フロストブラック、フロストグレー、フロストパープル |
OS | Android™ 11 | Android™ 11 |
CPU | Snapdragon™690 5G | Snapdragon™888 5G |
メモリ RAM/ROM | 6GB/128GB | 12GB/256GB |
4G ※ | 受信時最大1.1Gbps 送信時最大75Mbps | 受信時最大1.7Gbps 送信時最大131.3Mbps |
5G ※ | 受信時最大2.1Gbps 送信時最大218Mbps | 受信時最大4.2Gbps 送信時最大480Mbps |
WiFi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
ディスプレイ | 約6.0インチ/有機EL /HDR対応/FHD+ | 約6.5インチ/有機EL 4K/120Hz駆動 |
アウトカメラ | 超広角:約800万画素/F値2.2 広角:約1200万画素/F値1.8 望遠:約800万画素/F値2.4 | 超広角:約1220万画素/F値2.2 広角:約1220万画素/F値1.7 望遠:約1220万画素/F値2.3・2.8 |
インカメラ | 約800万 /F値2.0 | 約800万 /F値2.0 |
スピーカー | モノラルスピーカー | ステレオスピーカー |
防水 | 防水(IPX5/IPX8) | 防水(IPX5/IPX8) |
防塵 | 防塵(IP6X) | 防塵(IP6X) |
生体認証 | 〇(指紋) | 〇(指紋) |
フルセグ/ワンセグ | -/- | -/- |
ワイヤレス充電 | – | – |
バッテリー | 4500mAh | 4500mAh |
※ 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。
大きな違いは、
- 価格差 約10万円
- SoC Snapdragon 690 5G ⇨ Snapdragon 888 5G
- RAM/ROM 6GB/128GB ⇨ 12GB/256GBM
- 通信規格 WiFi 5 まで⇨ WiFi 6まで対応
この4点です。Xperia 1 Ⅲは上位モデルということもあり値は張りますが、特にSoCやRANなどにおいてXperia 10 Ⅲと大きく切り離していることがわかります。
Xperia 10 Ⅲのカメラ・作例
今回、手元にあるXperia Ace Ⅱと本機との作例を見比べていきます。
Xperia 10 Ⅲは最大10倍までのズーム撮影が可能です。

また、2倍までは光学ズームに対応しており、劣化の少ない寄りの撮影も得意です。

超広角撮影は0.6倍まで引くことが可能です。歪みなどもなく、綺麗に撮影できます。
また、今回なりより驚いたのはオートHDRの性能です。逆行時も手前の被写体を明るく撮影できます。

本機は標準レンズのF値が改良されましたが、色彩ははっきり、色域も広めです。

ポートレートの背景ボケは被写体とのラインが自然です。

ビデオに関しては、本機ならでは21:9のアスペクト比で撮影が行えます。映画風の動画が撮影ができます。
撮影時の反応の遅延やアプリが落ちるといったこともありませんでした。
Xperia 10 Ⅲの端末価格・キャンペーン有無
最後に本機の発売元と価格について比べます。
キャリアで購入する場合
本機は、ドコモの他、au、またサブキャリアのワイモバイルで購入が可能です。
ただしauでは端末購入サポートの適用がありますが、ドコモでは「スマホお返しプラグラム」は適用外です。一方、ドコモでは他社からの のりかえ(MNP)で、対象の5G端末を購入すると機種代金が割引となる「5G WELCOME割」が実施されています。
他社から乗り換えを検討っしている方はぜひ利用しましょう。
キャリア | ドコモ | au | ワイモバイル |
---|---|---|---|
機種代金 | 51,480円 | 53,985円 | 54,000円 |
割引代金 | 5G WELCOME割 22,000円 | かえトクプログラム 36,225円 | -18,000円 |
最終料金 | 29,480円 | 17,760円 | 36,000円 |
SIMフリー版の発売予定は?
現在、SIMフリー端末発売の情報はありません。ただし、昨年発売のXperia 10 Ⅱは発売から約4ヵ月後の10月1日より、SIMフリー版の発売を開始しています。
数ヵ月待てる方は続報を待ちましょう。
カメラや映像・音にこだわりたいならXperia 10 Ⅲ
昨年のモデルから大きく飛躍したたXperia 10 Ⅲは、5G対応ながら5万円台で購入できます。各社の割引を活用すれば、最安1万円台から購入も可能。音、映像、カメラにこだわりたい方におすすめの一台です!
公開日時 : 2021年07月02日

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