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ソフトバンクから楽天モバイルに損なく乗り換える方法!MNP転出の料金・注意点を徹底解説!

ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える前に、契約更新月や乗り換えにかかる費用など事前に確認しておくことがいくつかあります。
また、楽天モバイルの3か月間無料キャンペーンは終了してしまいましたが、現在もポイントが還元されるお得なキャンペーンを実施中なので、通信料を安く抑えるチャンスです。
この記事では、お得に乗り換えるための方法を中心に、MNP転出時にかかる手数料や解約違約金、データのバックアップや乗り換えで使えなくなる機能といった注意点を詳しく解説します。
目次
ソフトバンクから楽天モバイルへMNPで乗り換える前に確認!
MNPで乗り換える際に、いまのスマホを引き続き使用する場合と楽天モバイルで新しく機種を購入する場合、それぞれの確認事項を見ていきます。
いまのスマホ・iPhoneを持ち込みで乗り換え
楽天モバイルはSIMのみ契約が可能なので、利用中のiPhoneまたはAndroidスマホのSIMロック解除や差し替えができれば継続利用できます。
iPhoneの場合iPhone6s以降に発売された機種であれば、動作保証されているため、乗り換えが可能です。Androidスマホについては、メーカー・ブランドごとに対応機種を確認できます。
詳しくは公式サイトのご利用製品の対応状況確認で調べられます。
楽天モバイルで新規機種を購入して乗り換え
楽天モバイルでは機種とSIMカードをセットに購入することも可能で、以下の端末の取り扱いがあります。
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 13/mini/Pro/Max
- iPhone 12/mini/Pro/Max
- iPhone SE(第2世代)
- Rakuten Hand 5G
- Rakuten BIG s
- Rakuten BIG
- Rakuten Hand
- OPPO Reno A55s 5G
- OPPO Reno5 A
- OPPO A73
- AQUOS sense4 lite
- AQUOS wish
- AQUOS sense6
- AQUOS zero6
- Xperia 10 III Lite
- Galaxy S10
支払回数は、一括払いのほか24回払いと48回払い(楽天カード限定)を選択できます。
各端末の価格やスペック、特徴は楽天モバイルおすすめスマホ機種ランキングを参考にしてみてください。
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える前の注意点
機種の利用に問題がないことがわかったら、乗り換えにかかる費用や注意点を見ていきます。
乗り換えにかかる料金
乗り換えの際、解約違約金はじめとした料金がかかる場合があります。乗り換え元(ソフトバンク)と乗り換え先(楽天モバイル)でかかる費用を紹介します。
乗り換え元でかかる費用
項目 | 金額 |
---|---|
解除料(解約違約金) | ~10,450円(税込) ※契約更新月以外での解約の場合 |
MNP転出手数料 | 無料 |
端末残債代金 | 端末残債代金分の分割支払いが継続 |
SIMロック解除手数料 | ソフトバンクショップの場合:3,300円(税込) My Softbankの場合:無料 ※購入同日にSIMロック解除する場合は店舗でも無料 |
ソフトバンクの解除料は契約中のプランによって異なります。
2019年9月13日以降に申し込んだプランであれば2年契約でも解除料はかかりません。2019年9月12日以前に加入したプランの場合は更新月以外の解約で解約違約金10,450円(税込)がかかります。
乗り換え先でも同じ電話番号を使うために必要なMNP転出手数料は、これまで3,300円(税込)に設定されていましたが、2021年3月17日から無料になりました。
端末代金の残債が残っている場合は解約後も引き続き分割で支払います。ただし、解約すると端末代金の支払いに適用されていた割引等は、解約の前月で終了されてしまいます。
SIMロック解除は、ソフトバンクショップに依頼すると3,300円(税込)がかかりますが、「My Softbank」で手続きすれば無料です。
乗り換え先でかかる費用
項目 | 金額 |
---|---|
新規端末購入代金 | 端末による |
契約事務手数料 | 無料 |
楽天モバイルは契約事務手数料を2020年11月4日から無料にしているため、端末を購入しない限り乗り換え時にかかる料金はありません。
乗り換えに必要なもの
楽天モバイルに乗り換える際に必要な書類や情報は次の通りです。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、日本国パスポートなど)
- 楽天会員ユーザID/パスワード
- クレジットカードまたは銀行口座情報
- MNP予約番号(電話番号を継続利用の場合のみ)
楽天会員ユーザIDとパスワードは公式サイトから無料で取得できます。
なお、月額料金の支払いなら銀行口座情報を使えますが、端末代金の支払いには対応していません。クレジットカードであれば月額料金、端末代金の分割支払い分にも対応しています。
通常のクレジットカードでは一括払いまたは24回払い、楽天カードなら48回払いも選択できます。
乗り換えのタイミング
2019年9月13日以降に申し込んだプランであれば解除料はいつでも無料ですが、2019年9月12日以前に申し込んだソフトバンクのプランの場合、解約するのは解除料が発生しない更新月がベストです。
また、請求締日は契約状況によって異なります。
毎月10日、20日、月末の3種類のいずれかで、自分がどの締日に該当するかは「My SoftBank」で確認できます。1日超過だけでも翌月分全額を支払わらなければなりません。
ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換え手順
それでは、ソフトバンクから楽天モバイルへスムーズに乗り換えるための手順を解説します。SIMの発送や開通案内があるので、1週間ほどみておきましょう。
乗り換えの手順は次の通りです。
- MNP予約番号を取得する
- 楽天モバイルに申し込む
- 回線を切り替える
- APN設定を行う
1.SIMロックを解除する
これまでソフトバンク回線で使っていたスマホを、楽天モバイルでも使いたい場合はSIMロック解除が必要です。
ソフトバンクショップで手続きを依頼する場合は、手数料3,300円(税込)がかかります。「My SoftBank」から手続きする場合は手数料が無料です。
「My SoftBank」からのSIMロック解除方法
- スマホの製造番号を表示してコピーする(電話番号として「*#06#」を入力すると表示される)
- My SoftBankにログイン
- 三本線で表示されるメニューをタップ
- 「契約・オプション管理」をタップ
- 「オプション」をタップ
- 「SIMロック解除対象機種の手続き」をタップ
- 製造番号を入力欄に貼り付けて、「次へ」をタップ
- 「解除手続きをする」をタップ
- 手続き完了
これでソフトバンク側の解除手続きは完了です。
なお、iPhoneやGoogle PixelではそのままSIMの交換に移れますが、それ以外のAndroidスマホの場合は、手続き完了時に表示される解除コードを端末で入力する必要があります。
2.MNP予約番号を取得する
MNP転出には予約番号の取得が必要です。ソフトバンクでは、電話、ショップ、Webの3つの窓口が用意されています。
取得方法 | 受付時間 | |
---|---|---|
電話 | 一般電話:0800-100-5533 ソフトバンク携帯:*5533 |
午前9時~午後8時 |
ショップ | ソフトバンクショップ | 店舗による |
Web | My SoftBank | 24時間 ※予約番号発行は午前9時~午後8時 |
MNP予約番号を発行しても解約にはならないため、すぐにスマホが使えなくなることはありません。
取得した予約番号の有効期限は予約日を含めた15日間で、その間に楽天モバイルに乗り換えれば電話番号を引き継げます。15日を過ぎてしまった場合は再取得しましょう。
ただし、15日目ギリギリで楽天モバイルに申し込むと手続きが間に合わないことが考えられるので、できるだけ早めに次の手順へ進むことをおすすめします。
3.楽天モバイルに申し込む
楽天モバイルの申し込み方法にはWeb、電話、店頭の3種類があります。
自分で手続きするのが難しそうであれば電話や店頭の方が安心かもしれませんが、楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT VI」1種類なので、Webで簡単に手続きができます。
Webでの申し込み方法は次の通りです。
- 楽天モバイルの公式サイトにアクセス
- プランを選択(Rakuten UN-LIMIT VIのみ)
- あんしん保証やセキュリティ、通話かけ放題といったオプションを選ぶ
- SIMタイプを選ぶ(nanoSIMまたはeSIM)
- 製品を購入する場合は「製品選択へ進む」、購入しない場合は「この内容で申し込む」
- 楽天ユーザIDとパスワードでログインする
- 本人確認書類をスキャンまたはカメラ撮影してアップロード
- MNP予約番号、端末の送付先といった必要事項を記入、送信して完了
申込みから1週間ほどでSIMカードまたはeSIMの開通方法の案内が届きます。ただし、混雑時は1週間以上かかることもあります。
なお、申込みが完了した時点ではまだソフトバンクは解約されていません。回線切り替え完了後に解約となります。
4.回線を切り替える
製品を同時に申し込んだ場合はこの手順は不要です。ソフトバンクで使っていたスマホをそのまま利用する場合に回線切り替えが必要です。
- 「my楽天モバイル」のアプリをインストールする
- メニュー一覧にある「お申し込み履歴」をタップ
- 履歴一覧にある申し込み番号を選択する
- 「MNP転入する」をタップ
MNP転入の受付時間は午前9時~午後9時で、その時間内であれば当日中に回線切り替えが完了しますが、時間外であれば翌朝午前9時以降に切り替わります。
「MNP転入する」をタップすると、そのまま「APN設定」に移ります。
5.APN設定を行う
こちらも、楽天モバイルで端末を購入した場合は不要な手続きです。
開通手続が完了した後は、回線自体はソフトバンクから楽天モバイルに切り替わっていますが、ネットワーク設定(APN設定)の切り替えは自分で行う必要があります。
【iPhoneの場合】
- SIMを挿入する
- iPhoneの「設定」を開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」をタップ
- 「音声通話とデータ」のVoLTEをオンにして、「OK」をタップ
- 「モバイル通信ネットワーク」をタップ
- 「モバイルデータ通信」と「インターネット共有」の「APN」欄に「rakuten.jp」を入力
【Andoroidの場合】
- 「設定」を開く
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- APN設定の追加画面を開く
- 次の表で記載するAPN情報を入力する
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
---|---|
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
なお、上記情報を入力してもテザリングを利用できない場合は、APNタイプに「,dun」を追加することで改善される可能性があります。
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えるメリット
楽天モバイルの大きなメリットは次の3つです。それぞれの項目について、詳細を説明します。
- 毎月のスマホ代が安くなる
- 楽天ポイントが貯まる
- 通話料無料・データ無制限で使える
毎月のスマホ代が安くなる
楽天モバイルとソフトバンクのデータ容量ごとの料金比較は次の通りです。
データ容量 | 楽天モバイル | ソフトバンク |
---|---|---|
20GB〜 | 3,278円(税込) | 7,238円(税込) (メリハリ無制限) |
3〜20GB | 2,178円(税込) | 2,728円(税込) (LINEMO) |
1〜3GB | 1,078円(税込) | 2,178円(税込) (ワイモバイルシンプルS) |
〜1GB | 0円 | 2,178円(税込) (ワイモバイルシンプルS) |
楽天モバイルでは1つのプランのなかに4段階の料金設定があるのが特徴で、いずれの段階でもソフトバンクより安い金額が提示されています。さらに1GBまでであれば無料というのも楽天モバイル独自の魅力です。
楽天ポイントが貯まる
支払いを楽天カードに設定していれば、楽天モバイルの月々の支払額に応じて、110円(税込)あたり1ポイントが貯まります。
さらに、楽天モバイルユーザーが楽天市場で買い物をするとポイントが1.5倍になるという特典付きです。1ポイント1円として料金の支払いにも使えるため便利です。
通話料無料・データ無制限で使える
楽天回線エリアであればデータ無制限で使い放題というのも大きなメリットです。
また、一般的な電話では通話料が22円(税込)/30秒かかりますが、Rakuten Linkアプリを使えば通話も無料です。
また、テザリングも無料でデータ制限がありません。ソフトバンクはメリハリ無制限プランでもテザリングには30GB制限があるので、テザリングでパソコンやゲーム機を使いたい人には楽天モバイルがおすすめです。
ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えに関するFAQ
最後に、ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える際に使える端末やSIM契約の種類など、気になる疑問に答えていきます。
楽天モバイルでiPhoneは使える?
楽天モバイルでは、iPhone 6s~iPhone 13シリーズのモデルで動作確認が取れています。すべての機能を利用できるので、基本的には問題なく利用することが可能です。
なお、楽天回線での対応状況は、「楽天回線対応製品」ページから「確認時のOSバージョン」を確認してください。
SIMのみの契約も可能?
楽天モバイルはSIMのみの契約も可能です。物理的なSIMカードを挿入するnanoSIMタイプと、SIMカード不要なeSIMの2種類があります。
eSIMはスマホに内蔵された本体一体型のSIMを活用するので、SIMカードの到着を待ったり差し替えたりする必要がありません。
現状では対応機種が多くありませんが、Google Pixel 4以降の機種やOPPO A73、AQUOS sense4 lite、iPhone XR以降の機種ならeSIMを選択できます。
データ移行方法は?
スマホをそのまま使うのであれば写真やビデオといったデータは消失しませんが、機種変更する場合はデータを移行するのがおすすめです。
なお、LINEをはじめとしたアプリのデータ引き継ぎは、アプリごとでバックアップをとる必要があります。
iPhoneからAndroidへの機種変更などOSが異なる場合には、アカウント情報以外を引き継げないこともあるので、機種選びには注意しましょう。
楽天モバイルでもLINEのID検索は使える?
LINEのID検索はキャリアの年齢認証に基づいて行われますが、楽天モバイルには年齢認証がないため、楽天モバイルにしてから新たに取得したアカウントではID検索ができません。
一方、ソフトバンクからの乗り換えのように、キャリアで年齢認証が済んでいるアカウントを引き継ぐのであれば、それまで通りID検索できます。
ソフトバンク回線を使っているうちに年齢認証を済ませておきましょう。
メールアドレスは継続利用できる?
ソフトバンクの「メールアドレス持ち運び」を利用すると、ソフトバンクのメールアドレスを楽天モバイルに引き継げます。「メールアドレス持ち運び」の料金は3,300円(税込)/年間で、330円/月も2022年夏以降提供予定です。
こちらは、ソフトバンク解約後31日以内にMy Softbankから申し込む必要があります。なお、2022年夏までメールアドレスの変更ができない点に注意しましょう。
乗り換えキャンペーンやキャッシュバックは?
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対象のiPhoneは、iPhone SE(第3世代)・iPhone 13シリーズ・iPhone 12シリーズです。還元ポイントは購入するiPhoneによって異なるので、詳しくは公式サイトを確認してみましょう。
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楽天モバイルの新プランと人気のiPhoneをお得に申し込めるチャンスなので、この機会を見逃さないようにしてください。
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楽天モバイルをお得に契約できるチャンスなので、ぜひこの機会を見逃さないようにしてください。
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楽天モバイルは1GBまで0円、そこから使用したデータ容量に合わせて月額料金が変動します。契約期間の縛りや解除料もなく、エリアや速度の確認がしやすいのも特徴です。
ただし、ソフトバンクから乗り換えることによってキャリアメールやYahoo!プレミアムの無料特典などは利用できなくなります。
また、楽天モバイルはソフトバンクと比較して対応エリアが限定的であるため、乗り換え前に楽天回線の対応エリアは必ず確認しておきましょう。
公開日時 : 2022年03月11日

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