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ゲーム機に保険がかけられる!モバイル保険の特徴・加入条件

スマートフォンの普及とともに、私たちの生活は飛躍的な変化を遂げました。
誰でも気軽にインターネットを楽しむことができるようになっただけでなく、通勤中の電車の中でも動画を視聴できたり、ゲームができたり、音楽を聴けたり、ガラケー時代には考えられなかったほど生活が豊かになっています。
しかし、気になるのが落下による破損や盗難、水没といったトラブルではないでしょうか。
修理費用も高額になることから、スマートフォンを契約する際は、モバイル保険に加入しておくと安心です。
本記事では、スマートフォンのあらゆるトラブルを補償してくれるモバイル保険についてご紹介しましょう。
目次
モバイル保険の必要性
スマートフォンの急速な普及とともに広がったモバイル保険。
「YAHOO!JAPAN」や「楽天」「ビックカメラ」「NEXTBB」といったメーカーから、様々なモバイル保険が登場しています。
モバイル保険は、スマートフォンの液晶画面の破損やひび割れ、水没、紛失、盗難といったトラブルを、最大で年間10万円まで補償してくれるという嬉しいサービス。
モバイル保険の加入にかかる月額費用はメーカーによって千差万別ですが、一番手頃なもので月額400円から加入することが可能です。
スマートフォンだけではなく、タブレット端末や仕事やプライベートで使っているPC、スマートウォッチ、ゲーム機、モバイル音楽プレイヤーなど、モバイル端末が最大3台まで登録することができます。
また、スマートフォンを買い換える際には、加入しているモバイル保険はそのまま引き継ぐことができるんです。
古いスマートフォンのモバイル保険を一旦解約して、また新しく登録し直すという手間がないのは嬉しいポイント。
モバイル保険のメリット

精密機械であるスマートフォンの、落下によるディスプレイのひび割れや本体の破損、水没、バッテリーの劣化、ホームボタンやSIMの不具合といったトラブルは、注意していても完全に防ぐことは難しいもの。
大切なスマートフォンを長く使い続けるために必要な、モバイル保険のメリットとデメリットを見ていきましょう。まずはメリットからです。
スマホ以外のモバイル機器も幅広く補償
モバイル保険は、現在使っているスマートフォンだけではなく、タブレット端末、PC、スマートウォッチ、ゲーム機(Nintendo 3DS、PS4)、モバイル音楽プレイヤー、モバイルルーター、無線LAN、Bluetoothというように、無線通信が可能な機器にも対応しています。ただし、モバイル保険に加入できるのは、日本国内で生産・販売された「技適マーク」があるもののみです。
モバイル保険に最大3台まで登録できる
大手キャリアの場合は1つの保険に対して1台しか加入できませんが、モバイル保険は1度の契約で最大3台まで登録することができるんです。
また、家族で格安SIMを使っている場合は、家族名義の端末も3台までモバイル保険に登録することも可能。
なお、モバイル保険に加入できるスマートフォンは、被保険者が使用あるいは所有している端末のみとなります。
最大10万円まで何度でも補償可能
モバイル保険の代表的な特徴の1つは、年間10万円分が補償されるというものです。iPhoneのモデルにもよりますが、モバイル保険に加入していないスマートフォンのひび割れを修理に出す場合、安く見積もっても15,000円はかかってしまいます。
スマートフォンの端末代金の支払いと修理費用を抱き合わせで支払わなければならなくなるため、負担する費用も高額になってしまうのです。
しかし、モバイル保険に加入しておけば、月々400~700円で年間最大で10万円まで修理費用を補償してくれるんですよ。
キャッシュレスでデバイスを修理してもらうことができる
「今月ピンチで修理費用を払うお金がない」というときでも、キャッシュレスリペアにも対応。
キャッシュレスリペアとは、その場で現金を支払う必要がなくスマートフォンを修理してもらえるというサービスです。
加入しているモバイル保険のマイページから、修理の申し込みを事前に行っておけば店頭で修理費用を支払う必要がありません。そのため、手持ちがないときでも安心です。
モバイル保険加入のデメリット

次に、モバイル保険のデメリットを見ていきましょう。
モバイル保険対象外のトラブルは自己負担になる
モバイル保険の対象となるおは、歩きスマホによる人との接触によって起こった端末の破損、損壊のほか、水漏れ全損、故障、盗難など。ちなみに、モバイル保険サービスを提供している「さくら少額短期保険株式会社」では、「通信端末修理費用補償保険普通保険約款」 において下記のように定めています。
「補償対象事故」:補償の対象となる通信端末に対する外装破損、損壊、水濡れ全損、故障、および盗難をいいます。
「修理費用」:補償の対象となる通信端末に盗難を除く補償対象事故が生じ、修理または有償交換された場合に負担された費用をいいます。 ただし、通信端末に係る見積り取得に関する費用、送料および費用支払い時の事務費用等の付 随費用は除きます。
※「通信端末修理費用補償保険普通保険約款」より一部抜粋
- 【モバイル保険の対象にならないトラブル】
- 自然の消耗、劣化、変質、さび、かび、腐敗、浸食、ひび割れ、はがれ、肌落ち、ねずみ食い、虫食い
- 端末の欠陥によって生じた損害
- 置き忘れまたは紛失によって生じた損害
- 地震、噴火やこれらによる津波によって生じた損害
- 水災によって生じた損害
- 台風、旋風、暴風、暴風雨などの風災によって屋外に置いていた端末に生じた損害
- 購入から1年以内のメーカー責による故障
- 日本国外で生じた損害
日本国内を旅行中に、見知らぬ誰かに自分のスマートフォンを盗まれてしまった場合は、盗難だと判断されるためモバイル保険が適用となります。
しかし、トイレに起き忘れてしまった、電車の座席に落としたスマートフォンを誰かに持って行かれたという場合は、紛失とみなされ自己負担になってしまうんです。
なお、スマートフォンが盗まれてしまった場合、警察署に出向いて盗難届を書いて盗難届出証明書をもらわなければなりません。
盗難届を提出した際に発行される盗難届出証明書は、モバイル保険の補償申請の手続きに必要となります。
中古購入のスマートフォンは補償対象外
上記で挙げた内容に加えて、オークションにて格安で購入した中古のスマートフォンは、モバイル保険の対象から除外されていまいます。
最近は、最新モデルを大量に購入してオークションや中古販売店に売り飛ばし、そこで利益を得ている外国人バイヤーも多くいるもの。
しかし、こうした中古で購入したスマートフォンはモバイル保険に加入することができません。
ただし、中古ショップやヤフーオークションで販売されているスマートフォンでも、3ヵ月以上の保証期間内であればモバイル保険に加入することができます。
初期費用を安くおさえるために中古商品の購入を検討する際は、保証期間をきちんと確認しておきましょう。
一度登録を削除した端末は再登録できない
モバイル保険に加入していた端末の登録を削除してしまうと、「やっぱり入っておこう」という具合に気軽に再登録することができません。
さらに、再登録できないからと別のモバイル保険を契約することもできないのです。
アウトドアで山登りやトレッキング、スキーをする機会が多い、iPhoneの洗練されたデザインを楽しみたいからケースはつけないという場合は、今一度「その保険が本当に必要かどうか」を考えてみてください。
モバイル保険はどんな人におすすめ?

ここまで、モバイル保険のメリットとデメリットについてご紹介してきました。
モバイル保険は、外装破損や水没によるや全損、故障、バッテリーの不具合、盗難といったらあらゆるトラブルを年間最大10万円で補償してくれるサービスです。
通勤中の電車や移動中はネットサーフィンやゲーム、動画を観る機会が多い、今まで破損で何度か修理に出したことがある、アウトドアスポーツが趣味という方はぜひ、この機会にモバイル保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか?
公開日時 : 2018年12月06日

紙媒体の編集を経て、フリーのライターに。インフルエンサーでもなければ才能でもないですが、コツコツと地道に書いてます。年内にタイに移住する予定で、タイ語を猛勉強中。
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