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Apple Watchが必要な人と必要ない人の違いとは?使える便利機能を徹底解説

Apple Watchは、2015年に発売開始されたAppleのスマートウォッチです。
発売から5年以上が経ち、徐々に普及しつつあるApple Watch。具体的に何ができるのかわからず、購入するかどうか迷っている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、Apple Watchの便利な機能を紹介し、どのような人に必要なのかわかりやすく解説していきます。
また、モデルごとの機能の違いや選び方のポイントも解説するので、Apple Watchの購入を検討している方はぜひ最後まで参考にしてみてください。
この記事でわかること
目次
【結論】Apple Watchはどんな人に必要?

Apple Watcheが必要なのは、iPhoneをより便利に使いたい人です。
iPhoneの通知を手元で確認したり、Suicaで決済したりと、iPhoneとセットで便利になる機能がたくさんあります。具体的には、これらに当てはまる人にはApple Watchが必要です。
- iPhoneをより便利に使いたい
- 買い物や交通機関の支払いを楽に済ませたい
- 健康や運動を管理して生活習慣を改善したい
反対に、キャッシュレス決済を使わない方や、健康管理にあまり興味がない方にApple Watchは不要です。
これを見てもApple Watchが必要かどうかわからない方は、Apple Watchでできることを一緒に見ていきましょう。
Apple Watchでできること・便利に感じる機能
Apple Watchには日々の生活に役立つ、様々な機能が搭載されています。その中でも特に便利な機能を紹介します。
1.必要な通知だけすぐ受け取れる
「通知」はApple Watchの基本的な機能の1つです。メッセージの受信やカレンダーに登録した予定などiPhoneの通知をApple Watchで受け取れます。
iPhoneを鞄などから取り出す必要もなく、手元で通知を確認できるので、大切な連絡や予定の見落としを防ぐのに役立ちます。
また不要な通知をオフにして、必要な通知だけを受け取るように設定することも可能です。
2.電話やメッセージに簡単に応答・返信できる
iPhoneにかかってきた電話や届いたメッセージに応答・返信することもできます。
Apple Watchには「セルラーモデル」と「GPSモデル」があります。セルラーモデルは、キャリアと契約すればLTEを使ったモバイル通信が可能です。
セルラーモデルなら、Apple Watch単体で電話をかけたり、メッセージの送受信が可能です。一方、GPSモデルでもiPhoneとペアリングしていれば同様の機能が使えます。
音声入力や定型文を使えばメッセージが送れるので、家族や友人への簡単な返信であれば十分に対応できます。
3.Apple Payで簡単に支払いできる
「Wallet」アプリに登録したカードを使って、Apple Payで決済できます。
Apple PayとはiPhoneやApple Watchで使える決済サービスで、あらかじめクレジットカードやSuicaなどを登録しておくことで、専用リーダーにかざすだけで支払いができる機能です。
Apple WatchでApple Payを使う場合、サイドボタンをダブルクリックしてカードを選ぶだけでサッと支払いができます。
例えば、コンビニや自動販売機などで少額の買い物をする際にも、財布やスマホを取り出す必要なく、片手をかざすだけで支払いが可能です。
4.iPhoneがどこにあるか探せる
ペアリングしたiPhoneがどこにあるかわからない場合「iPhoneを探す」機能を使って探すことが可能です。
Apple Watchのコントロールセンターから、iPhoneのアイコンをタップするとiPhoneからアラーム音が鳴り、どこにあるかわかります。
またアイコンを長押しすれば、iPhoneのフラッシュライトを光らせることもでき、暗い場所や鞄の中を探す際に役立ちます。
5.音楽コントローラーとして使える
iPhoneで再生している音楽をApple Watchでもコントロールできます。曲やプレイリストの切り替え、音量の調節などが可能です。
また、あらかじめ同期をしておくことで、Apple Watch単体で音楽やオーディオブック、Podcastを楽しむこともできます。
6.健康を管理できる
Apple Watchは健康管理に役立つヘルスケア機能やアプリが充実しています。主な機能は次の通りです。
- アクティビティ
:運動量・消費カロリーを記録 - ワークアウト
:エクササイズによる運動量・消費カロリーを記録 - ECG機能
:心拍記録、不規則な心拍がないか確認 - 呼吸アプリ
:指示に合わせて深呼吸し、集中力を高められる - 心拍数の測定
:心拍数を測定し、危険な場合はアラート通知が届く
身体に関する計測や記録をすることで、運動不足の解消や健康の改善につながります。
腕につけているだけで簡単に計測や提案をしてくれるため、ヘルスケアをサポートする強い味方になります。
これらはApple Watchでできる代表的な機能で、まだまだ他にもできることがたくさんあります。
Apple Watchが本当に必要なのか悩んでいる方は、Apple Watchでできることや使いこなす方法をまとめた記事をご覧ください。
Apple Watchでできないこと・不便な点

便利な機能が数多く搭載されているApple Watchですが、できないことや不便な点もあります。
例えば、Apple Watchは次のことができません。
- iPhone以外のスマホとの連携
- ネット検索ができない
- 動画配信サービスや電子書籍には非対応
Apple WatchはiPhoneとの連携を前提とした機器なので、iPhone以外のスマホとは連携できません。
また、ネット検索したりウェブサイトを閲覧したりできません。
Siriを使った簡単な検索や、メールのリンクを開いて簡易的なページで閲覧することは可能です。
また、YouTubeやNetflixで動画を観たり、Apple BooksやKindleなどで本を読んだりすることはできません。
ただし、Apple Booksのオーディオブックには対応しています。再生速度の調節やトラックやチャプタの選択といった操作が可能です。
Apple Watchが必要な人・いらない人
ここまで解説してきたApple Watchでできること・できないことを踏まえて、Apple Watchはどのような人に必要か、必要ではないのかをまとめました。
Apple Watchが必要な人
Apple Watchは主に次のような人におすすめです。
- iPhoneをより便利に使いたい
- 買い物や交通機関の支払いを楽に済ませたい
- 健康や運動を管理して生活習慣を改善したい
Apple WatchはiPhoneの機能をさらに便利に使うためのアイテムです。
通知を受け取ったり、電話やメールに応対したり、音楽の再生をコントロールしたり、普段iPhoneを使っている人の生活をより快適にするのに役立ちます。
日常的な買い物や交通機関の利用時に支払いがスムーズになるのも、便利なポイントです。
また、ヘルスケア機能が充実しているのも大きな特徴です。効率的に生活習慣や健康状態を改善したい人にとっては、心強いアイテムとなるでしょう。
初めての方におすすめのApple Watch
初めての方におすすめなのがApple Watch SEです。Apple Watch Series 3よりも11,000円ほど高いですが、チップが2倍高速でディスプレイも大きく非常に使いやすいモデルです。
シルバー・スペースグレー・ゴールドの3色展開で、GPS+セルラーモデル・GPSモデルの2種類から選べます。
価格はApple公式で32,800円(税込)~となっています。
コスパのよいApple Watch
価格も機能も重視したい方には、Apple Watch Series 6がおすすめです!
最新のSeries 7よりも安く、性能に大きな差が見られないため非常にコスパがよいモデルといえます。
健康管理の面では体に取り込まれた酸素レベルを確認できる「血中酸素ウェルネスアプリ」や心電図が記録できる「心電図アプリ」が利用可能です。
Apple Watchがいらない人
一方で、次のような人にとってApple Watchはあまり必要でないと言えます。
- 複数の機能を使い分けるのが難しい
- 通知や充電を気にするのが面倒
- 常に時計をつけていることに抵抗がある
Apple Watchにはたくさんの機能が搭載されており、うまく使いこなせば便利です。
しかし「複数の機能を使い分けるのが難しい」「使いこなせるか不安」という人にとっては、かえって不便に感じられるかもしれません。
また、通知や充電を気にする必要があるので、それが面倒に感じる場合もあります。
普段から腕時計をする習慣がない人や、常に時計をつけていることに抵抗があるという人にもあまりおすすめはできません。
Apple Watch購入前に確認!必要・不要なもの

Apple Watchはモデルによって搭載されている機能が異なります。このような機能は必要かどうか、またカバーや保護フィルムなどのアクセサリは必要かどうか解説します。
カバー・保護フィルムは必要?
Apple Watchは基本的に腕につけた状態で使用するので、スマホと比べると落下の心配は少なく、保護フィルムやケースをつけなくても傷はつきにくいです。
また、ディスプレイには割れにくいIon-Xガラスという強化ガラスを採用しています。上位モデルであればさらに硬いサファイアクリスタルガラスが使われているので、傷がつきにくくなっています。
したがって「そのままのデザインで楽しみたい」という人は、ケースやフィルムは不要です。
ただし、絶対に傷がつかないという保証はないため、心配な人は購入しておきましょう。
GPSモデルよりセルラーモデルにすべき?
セルラーモデルは単体で通信ができるモデルです。iPhoneとペアリングをしなくても通話をしたり、メッセージを読んだり、簡単な返信ができます。
単体でできる機能が多い分セルラーモデルは本体価格が高く、別途通信契約もかかります。
Apple Watch単独での通話やメッセージの送受信が不要なら、セルラーモデルにする必要はありません。
GPSモデルも、近くにペアリングしたiPhoneがあればセルラーモデルと同じように使えます。
常時点灯は必要?
常時点灯は常に画面を表示できる機能です。Series 4までは非対応で、特定の動作や操作をしないとディスプレイは点灯されませんでした。
Series 5および6には新たに常時点灯機能が搭載され、常にディスプレイを表示できるようになりました。
常時点灯機能は、荷物を持っていて手が離せないときや、すぐに時間を確認したい時に便利な機能です。
常にデザインが表示されるため、ファッション性にこだわる場合もおすすめの機能です。なお、常時点灯機能はオンオフの切り替えができます。
常時点灯が必要なシチュエーションは限られますが、上記のポイントがメリットに感じる場合はあると便利です。
血中酸素濃度の機能は必要?
血中酸素濃度を計測する機能はSeries 6から新たに搭載されました。
血中酸素濃度とは、赤血球によって肺から全身に運ばれる血液の中にどれだけ酸素が取り込まれているかを示すものです。
正常値は95〜99%と言われており、これを把握することで健康状態を把握できます。
ただし、Apple Watchは医療用診断機器ではないため、測定結果はあくまでも目安の数値です。そのため、この機能の主な目的は、毎日計測することで身体のコンディションをチェックすることになります。
つまり、日々の血中酸素濃度を記録することに意義を感じる場合は必要な機能と言えますが、そうでなければなくても困らない機能と言えそうです。
Apple Watchを買うならどのモデルがおすすめ?

現在販売中のApple Watchのモデルは複数ありますが、中でもおすすめなのがApple Watch SEです。
Apple Watch SEはSeries 5と同レベルの性能を持ちながら、32,780円(税込)〜とコストパフォーマンスに優れたモデルです。

また、上位モデルを求める人にはApple Watch Series 7がおすすめです。こちらは2021年10月15日(金)に発売され、SEより価格が高い分より高性能なチップや機能を搭載しています。
Apple Watch SEとApple Watch Series 7の主なスペックを次の表にまとめました。
製品名 | Apple Watch SE | Apple Watch Series 7 |
---|---|---|
販売価格 | 32,780円(税込)~ (GPSモデル) 38,280円(税込)~ (セルラーモデル) |
48,800円(税込)~ (GPSモデル) 60,800円(税込)~ (セルラーモデル) |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ | 常時表示Retinaディスプレイ |
素材 | アルミニウム | アルミニウム ステンレススチール チタニウム |
カラー | シルバー スペースグレイ ゴールド |
ミッドナイト スターライト グリーン ブルー (PRODUC)RED |
健康機能 | 高心拍数と低心拍数の通知 不規則な心拍リズムの通知 |
血中酸素ウェルネスアプリ 心電図アプリ 高心拍数と低心拍数の通知 不規則な心拍リズムの通知 |
価格以外の大きな違いとして、Apple Watch Series 7にはRetinaディスプレイが常時点灯と血中酸素濃度測定機能が追加されている点が挙げられます。
常時点灯があれば、常にディスプレイが表示されるため、手が離せない状態でも時間などの情報が確認できます。また、血中酸素濃度の測定は日々の健康管理に役立ちます。
この2つの機能が必要な人はApple Watch Series 7がおすすめです。必要がない人はApple Watch SEで十分です。
また、カラーバリエーションはApple Watch Series 7の方が多く用意されています。色にこだわる場合はカラーバリエーションもチェックしてみてください。
公開日時 : 2022年03月25日

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