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ドコモ ahamoは無料でテザリングができる!テザリング手順も解説

ドコモのahamo(※1)は、2021年4月1日からスタートしたオンライン限定の料金プランです。
手続きやサポートを原則オンライン限定にしていることや、キャリアメールやキャリア決済といった一部のサービスをカットすることで低コスト運営を行っています。既存のドコモの料金プランに比べて、月20GBで2,970円(税込)を実現しました(※1)。
1回5分までの音声通話かけ放題が料金プランに含まれていることもあり、現在大きな人気を集めています。
月20GBも使えると、スマホでのインターネット利用の他にタブレットやノートパソコンをテザリング接続して使おうと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では「ahamoのテザリング機能」に注目し、ahamoのテザリング機能の概要、ahamoでテザリング接続するための手順をまとめました。
これからahamoに乗り換えてテザリングも活用したい、と考えている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
ドコモのahamoは無料でテザリングできる

テザリングとは、スマホを中継点にして別のスマホやデジタル機器をインターネット回線に接続して使うことです。
ドコモのahamoでは、このテザリング機能を無料で使えます。
ahamoのテザリングには、以下のような特徴があります。
ahamoのテザリングの特徴
- 月間データ容量は月20GBまで
- オプションの追加契約の必要なし
- 申し込み不要
iPadやPCにもテザリング可能
テザリングを活用してスマホに接続するデジタル機器としては、iPadなどのタブレットやノートパソコンなどが考えられます。
iPadはWiFiモデルとセルラーモデル(iPad自体にSIMカードを挿して使うもの)があります。
ahamoのようにテザリング可能な回線とスマホを持っていれば、WiFiスポットへ行かなくても、いつでもWiFi環境を作ってiPadをインターネットに接続可能です。
より高額なセルラーモデルを買う必要も、iPad用に回線を用意する必要もないので、節約もできるといえます。
iPad同様、ノートパソコンもahamoのテザリング機能を使ってインターネットに接続可能です。
ちなみにデスクトップパソコンは、数千円程度で売られている無線LANアダプタを接続すれば、テザリングを行えます。情報コンセントのない場所でデスクトップパソコンをインターネット接続したい時には便利です。
ドコモ回線なので速度は安定する
ahamoはドコモが行っているサービスなので、当然ドコモ回線を使っています。
そのため、通信速度は高速で安定しており、テザリングでも安心して使えます。
なお、ドコモの通信速度は4G LTEで下り最大1.7GB、5Gで下り最大4.2GB(共に理論値)であり、一般的な利用環境で「遅い」ことは考えられません。
ドコモのahamoの3種類のテザリング

テザリングは、スマホ(=親機)とインターネットを閲覧したい機器(=子機・タブレットやノートパソコンなど)を接続する方法として、以下の3つがあります。
3つのテザリング接続方法
- WiFi接続
- Bluetooth接続
- USB接続
それぞれの特徴は、以下の通りです。
親機側のバッテリー消費量 | 通信速度 | 親機の電波の届く範囲 | |
---|---|---|---|
WiFi接続 | 多い | 速い | 広い |
Bluetooth接続 | 少ない | 遅い | 狭い |
USB接続 | 逆に親機に給電ができる | 最も速い | ケーブルの長さ次第 |
WiFi接続
テザリングの際に最もよく使われるのはWiFi接続です。
WiFi接続の理屈は、自宅の無線LAN親機や街中のWiFiスポットにスマホやノートパソコンを接続して使うのと全く同じです。
WiFiという通信規格は「高速大容量」が特徴なので、通常テザリングを使う場合はWiFi接続を使うのが無難でしょう。
WiFi接続のメリットは高速大容量であること、デメリットは親機側のバッテリー消耗が激しいことです(WiFi環境を作り出すのに負荷がかかるから)。
Bluetooth接続
Bluetoothという通信規格は、WiFiに比べて近距離での簡易的な接続が想定されています。
そのため親機側は強い電波を出す必要がなく、WiFiに比べると親機のバッテリー消耗が少なくて済む、というメリットがあります。
逆にデメリットとしては、通信速度が遅い点が挙げられます。
Bluetooth接続自体が高速大容量を前提としていないため、親機の通信速度が速くても、 親機と子機の間の通信速度があまり速くないので、親機の通信速度を生かしきれません。
USB接続
USB接続は、親機と子機をケーブルで接続してテザリングを行うものです。
具体的には、親機のスマホのUSB端子(充電口)と、ノートパソコンのUSBスロットを接続して使うような形です。
USB接続最大のメリットは、WiFi接続やBluetooth接続に比べて通信速度が出やすい、という点です。有線接続なので、電波のように外部環境に影響されません。
また、ノートパソコンからスマホに給電しながらテザリングを行える、というのもメリットです。
逆に最大のデメリットは、スマホに有線接続する1台しかテザリングができない、という点です。
USBケーブルを持ち歩かなければならない、USBスロットがないと物理的にテザリングができない(子機にできない)のもデメリットといえます。
ドコモのahamoのテザリング手順

次に、ドコモのahamoでテザリングをする際の手順を紹介します。
iPhoneの場合
iPhoneをテザリングの親機にする手順
- 「設定」をタップ
- 「インターネット接続」→「ほかの人の接続を許可」をタップ
- 「Wi-Fi(とBluetooth)をオンにする」もしくは「USBのみ」をタップ
- 「Wi-Fiのパスワード」を入力
Androidの場合
Androidをテザリングの親機にする手順
- 「設定」をタップ
- 「ネットワークとインターネット」→「テザリング」をタップ
- 「Wi-Fiテザリング」「ワンタッチWi-Fiテザリング」「USBテザリング」「Bluetoothテザリング」のいずれかをタップ
- 「OFF」スイッチをタップして「ON」にする
- 「パスワード」を入力
ahamoのテザリング対応機種

ahamoは、公式サイトにて対応している端末を紹介しています。
この対応端末一覧に掲載されていないスマホは、ドコモ側で動作確認が取れていません。 端末によっては、ahamoを利用できない場合もあるので注意しましょう。
また、ahamoで使えるからと言ってテザリングもできることにはなりません。 スマホによっては、ahamoでは使えてもテザリングはできないので、利用するスマホの機能も確認しておきましょう。
現在のところ、対応端末一覧に掲載されているドコモのスマホ、ドコモ以外のスマホは全てテザリングが可能です。
ahamoでテザリングをしたい人は「そのスマホがahamoで使えるか」「その上でテザリングができるか」を確認するようにしてください。

なお、当サイトではahamoの対応端末・使えない機種一覧について以下のような記事を用意していますので、こちらもぜひお読みください。
ahamoは無制限ではないので使いすぎに注意

ahamoには「月20GBまで」というデータ容量があります。
長時間テザリングを行っていると、想像以上にデータ量がかさんでしまうので、テザリングを使う際は十分注意が必要です。
ahamoは月20GBを超過すると、通信速度が1Mbpsまで低下してしまいます。この速度はサイト閲覧程度であればそれほど問題はありませんが、動画視聴やゲームなどは使い勝手が悪いです。
テザリングでデータ量がかさまないようにするには「使う時だけテザリング接続する」「使っていない時はこまめに切る」というのがポイントです。
また、ネットサーフィンをしている時なども「飽きたから少し読書をしよう」「目が疲れたからお茶を飲んで休憩しよう」という場合は一旦テザリング接続を切ると、無駄なデータ消費を避けることができます。
なお、20GBというと、LINEの音声通話なら約1,100時間、YouTubeの再生時間なら480p(SD画質)で約32時間、ヤフーニュース程度の重さのサイト閲覧なら約66,000ページ、ツイッターのタイムライン閲覧なら約80時間程度分の容量です。
意外に多いと思われるかもしれませんが、1日に置き換えると「LINE通話を合計2時間して、YouTubeを約45分、サイトを約20ページ、ツイッターのタイムラインを約30分みる」という感じです。
これを1ヵ月間毎日繰り返すと、約20GB前後に到達します。
毎日のようにダラダラと使っていると、想像以上にデータ量の消費が進んでしまうので注意しましょう。
万が一月20GBを超えて速度制限がかかってしまった場合は、1GBあたり550円(税込)を払えば追加のデータ量をチャージすることもできます。
ahamoのテザリングで快適にスマホを使おう

以上、ahamoのテザリング機能の概要と、3つのテザリング機能の違い、ahamoで実際にスマホをテザリング接続する際の具体的な手順について紹介しました。
テザリングは、実際に使い始めてみるととても便利です。
SIMカードの入っていないタブレットや、ノートパソコンをインターネットに接続するのも便利ですが、使っていないスマホを車でカーナビ代わりに使ったり、動画視聴専用として使ったりする、という活用方法もあります。
これらをテザリングでインターネット接続できれば、接続なしで使う場合に比べてより快適に使えるようになるからです。
また、格安な価格の割に高性能なことで知られるAmazonのFireタブレットシリーズなども、ahamoのテザリング機能を使うことで外で自由にインターネット接続して使えるようになります。
FireタブレットシリーズはAmazonプライムビデオやAmazonミュージック、Kindleなど、Amazonのコンテンツにより特化した作りになっていますが、外でこれらのコンテンツを自由に楽しめるようになるので、楽しみ方が広がります。
ぜひahamoのテザリング機能を活用して、より快適なインターネット生活を送ってください。
(※1)ahamo注意点についてはこちら
サービスについて:ahamoでは、キャリアメールなど一部ご利用できないサービスがあります。
サポートについて:ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。ドコモショップなどでのサポートをご希望の場合は、「ahamoWebお申込みサポート」(税込3,300円) をご利用ください。
ahamoWebお申込みサポートとは、お客さまのご要望に基づき、ahamo専用サイトからのお申込みの補助を行うものです。
なお、お申込み時の端末操作はお客さまご自身で実施頂きます。また、端末初期設定およびデータ移行などは本サポートの範囲外となります。
端末初期設定およびデータ移行の補助をご希望のお客さまは「初期設定サポート(有料)」を別途お申込みください。初期設定サポート(有料)とは、お客さまのご要望に基づき、ahamoアプリおよび専用サイトからのお手続き補助を行うものです。
オンライン手続きについて:サイトメンテナンス中など、受付できない場合がございます。
月額料金について:機種代金別途
国内通話料金について:5分超過後は、22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金 がかかります。
海外パケット通信について:15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です
端末のご契約について:ご利用端末がドコモで提供している通信方式とは異なる通信方式のみに対応している機種の場合、また SIMロック解除がなされていない場合についてはahamoをご利用いただくことはできません。ご利用中の機種が 対応しているかはahamoサイトにてご確認ください。
SIMカードのご契約について:MNP予約番号を取得のうえ、ahamoサイトからMNPによる新規お申込み手続きが必要です。
公開日時 : 2021年11月02日

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