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省エネ家電に買い換えならこれがおすすめ!省エネ家電の効果・補助金はある?

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省エネ家電への買い換えを検討しているけれど、実際どのくらい消費電力が減るのか、省エネ家電は何を基準に選べばよいのか、わからないという人も多いのではないでしょうか。
本記事では、省エネ家電へ買い換えると、年間消費電力がどれくらい減るのかまとめました。
さらに、省エネ家電を選ぶときのポイントや、2021年最新のおすすめ省エネ家電を家電の種類ごとに紹介しています。
省エネ家電買い換えの効果はどれくらい?

現在利用している家電を省エネ家電に買い換えた場合、年間消費電力はどれくらい変化するのかについて解説します。
家電別年間消費電力の割合
家電名 | 年間消費電力の割合 |
---|---|
冷蔵庫 | 14.2% |
照明器具 | 13.4% |
テレビ | 8.9% |
エアコン | 7.4% |
電気便座 | 3.7% |
経済産業省の資源エネルギー庁が2009年に調査し、日本エネルギー経済研究所が試算した世帯あたりの電気使用量の結果は、約4,618kWh/世帯です。
家庭で使用している家電の中で、年間消費電力が大きいのは電気冷蔵庫で、照明器具、テレビ、エアコン、電気便座と続きます。
その他にパソコンなどの電子機器や炊飯器、電子レンジ、ネットワーク機器や、DVDレコーダーも年間消費電力が大きい家電です。これらの家電の年間消費電力を合わせた割合は、全体の6割にも及びます。
毎日電源をつけたまま使用している家電や、使用が長時間に及ぶ家電は、家庭における年間消費電力の割合が高い傾向にあります。
省エネ家電でどれくらい変わる?
家電名 | 年間消費電力 | 省エネ家電に変えた場合の年間消費電力 |
---|---|---|
冷蔵庫 | 約420kWh | 約274kWh |
照明器具 | 約54W | 約8W |
テレビ | 約81kWh | 約53kWh |
エアコン | 約865kWh | 約821kWh |
電気便座 | 貯湯式約225~約311kWh 瞬間式約137~約189kWh |
貯湯式約135~約183kWh 瞬間式約58~約123kWh |
年間消費電力の割合が大きい冷蔵庫を省エネ家電に変更すれば、年間消費電力を約3分の2まで削減できます。電気代を1kWh27円として換算すると、年間約4,000円の節約が可能です。
その他の家電も省エネ家電に変更することで、照明器具の場合は約85%、テレビは約34%、エアコンは約5%、電気便座は約19%、年間消費電力を削減できます。
こちらも電気代に換算すると、照明器具は年間約1,200円、テレビは年間約700円、エアコンは年間約1,000円、電気便座は年間約1,700円~3,000円節約することが可能です。
年間消費電力の割合が高い家電を省エネ家電に買い換えると、電気代を年間約9,000円削減できます。
また、電気代自体を安くする方法として、電力会社の乗り換えもおすすめです。おすすめの電力会社はこちらを参考にしてください。
省エネ家電の選び方
省エネ家電を選び方について、ポイントを1つずつ解説します。
冷蔵庫
冷蔵庫は家族構成に合わせてサイズアップすれば、庫内の温度を一定に保つ効果が大きくなります。ものをぎゅうぎゅうに詰めこむよりも、スペースに余裕がある方が消費電力を抑えることができます。
また、断熱効果の高い素材を複数組み合わせている冷蔵庫もおすすめです。
従来、庫内壁と外壁の間にノンフロン発泡断熱材を使用しているモデルが主流でした。しかし、現在はノンフロン発泡断熱材だけでなく真空断熱材がプラスされているモデルも発売されており、省エネ効果が上がっています。
また、年間消費電力量もチェックしましょう。省エネ基準達成率の星の数が多いほど、省エネ性能に優れている冷蔵庫の指標になります。
照明器具
照明器具は、設置する場所に適した明るさのものを選ぶと電気代を節約できます。
例えばリビングなどの広い部屋で使用する場合は強め、トイレなど決まった場所だけ明るくする場合は弱めを選ぶと電気代の節約が可能です。
中でもLEDは寿命が長く電気代も安いので、高い省エネ効果を発揮します。
ただし、LEDは熱に弱いので高温になる浴室などに置くと寿命が短くなります。これらの場所を避けて使用しましょう。
ライフスタイルに合わせて明るさを調節できる調光機能や、電気が自動で消えるタイマー機能が付いているものも便利です。このような機能を上手に活用していけば省エネにも繋がります。
テレビ
テレビはLEDバックライトを採用しているモデルを選ぶと、消費電力を大きく削減できます。LEDは映像シーンに応じた発光制御が可能で、蛍光管よりも少ない電力で稼働できるからです。
省エネモードや自動電源オフ機能を搭載している、待機電力の低いテレビもおすすめです。
また、消費電力が低いからといってサイズの小さいテレビを選ぶと、音量を小さく感じたり画面が暗いと感じたりすることがあります。
その際、音量を上げたり画面の明るさを上げるとかえって電力を消費することも。部屋の広さや視聴する距離に合わせてテレビのサイズを選びましょう。
エアコン
エアコンは部屋の広さに合わせて選ぶと、部屋を効率よく冷やしたり暖めたりできるので電気代を抑えられます。
人の動きを感知して送風してくれるAI機能が付いているモデルなら、消費電力を抑えて効率的にエアコンを利用可能です。
エアコンの統一省エネラベルには、APFという数値が記載されています。APFとは通年エネルギー消費効率を示す指標で、この数値が低ければ低いほど省エネに優れたモデルだと判断できます。
寝室や子供部屋など、エアコンを長時間使用する部屋には、省エネ能力の高いモデルを選びましょう。
電気便座
電気便座には、トイレを使用していない時間帯に自動で温度を下げたり、自動開閉によって放熱を防いだりするモデルがあります。
その他、温水タンクへの通電を制御するタイマー機能や、瞬間的に洗浄便座のお湯を温める瞬間式などの節電モードがあるモデルも省エネ性能に優れています。
側面や本体からの放熱を防ぐため、便蓋は便座に合った形状を採用しているモデルを選びましょう。
電気便座は節電だけでなく節水もできるものを選ぶとより省エネに貢献できます。
節水量6L以下の節水形の便器を選ぶとCO2の削減に繋がります。従来型の便器と比較して年間約60%の水が節約可能です。
[2021年]省エネおすすめ家電
エネルギーを多く消費する家電には、エネルギー向上を促すためのトップランナー基準が定められています。統一省エネラベルの省エネ性能で、評価4.0以上を達成している省エネおすすめ家電を紹介します。
※商品により仕様が異なるため、購入元の注意書きをよく読んで使ってください。
【冷蔵庫】シャープ プラズマクラスター冷蔵庫
シャープのプラズマクラスター冷蔵庫は、25項目の省エネ技術を採用しています。節電モードの設定により通常運転時よりも消費電力を約25%削減できます。
中でも最新の省エネ技術である高性能放熱システムや高効率冷凍サイクルにより、効率よく熱を逃がしながら冷媒の流れをコントロールしているので、放熱効率と冷却効率をダブルで高めることが可能です。
環境に配慮するためにノンフロン冷媒とノンフロン断熱発泡ガスを採用。地球温暖化の防止やCO2の削減にも成功しています。
ドアの閉め忘れを防ぐオートクローズドアや、独自構造のセンターピラーレスドアでムダな消費電力を防ぐことが可能です。
【冷蔵庫】日立 真空チルド プレミアム XGシリーズ
日立の真空チルドプレミアムXGシリーズでは、コンプレッサーを動かさずに霜の力で冷蔵室や野菜室を冷やすフロストリサイクル冷却により、年間消費電力量を従来のモデルよりも約9%削減しています。
庫内壁と外壁の間に発泡ウレタンと真空断熱材をダブルで使用しているので、庫内の温度を一定に保つことが可能です。大容量でありながら優れた省エネ性があります。
食品への影響を最小限に抑えながら冷却を弱めたり、ドアの閉め忘れを防ぐドアアラームなどの節電モードが搭載されていたりするので、うまく活用することで通常運転時よりも約10~12%の節電が可能です。
旅行で長期間家を空ける場合は、冷蔵庫が自動で使用しないことを判断し、コンプレッサーの回転数を抑えた省エネ運転に切り替えてくれます。
【照明器具】日立 LEDシーリングライト [ラク見え]搭載タイプ
日立のLEDシーリングライト「ラク見え」搭載タイプは、青緑色のLEDを採用しているので本の文字が見やすく、色が鮮やかに見えるのが特徴です。
日立独自の効率的な放熱技術により、LEDモジュールの性能を最大限に引き出せます。そのため、畳数基準最大の明るさである6,099lmを達成。
効率的にLEDモジュールが放熱するので、従来のLEDシーリングライトに比べて消費電力が約10%削減されています。定格消費電力・固有エネルギー消費率を下げるために、LEDの配置も工夫されています。
【照明器具】アイリスオーヤマ メタルサーキットシリーズ
アイリスオーヤマのLEDシーリングライトメタルサーキットシリーズは、省エネ大賞を受賞した新技術のメタルサーキット構造を採用しています。
メタルサーキット構造とは、アイリスオーヤマが独自に開発した「錫(すず)めっき銅板」の回路基板のことです。導熱性と放熱効果に優れているので、省エネ性能が高い発光効率140lm/Wを実現しました。
明るさはアップしているのにもかかわらず、従来のモデルよりも消費電力を13W節電することに成功しています。
蛍光灯とLEDシーリングライトを比較した場合、10年間で電気代を約40,000円も節約可能です。
【テレビ】シャープ AQUOS
シャープのAQUOSは、光を効率よく使って省エネ性能を高めるUV2A技術を採用しています。光漏れを少なくできる構造で、バックライトの電力をムダなく利用可能です。
また、光源にLEDバックライトを使用しているので、テレビの画面全体を効率よく照らすことができます。UV2A技術との組み合わせにより、少ない電力で効率よく発光できます。
部屋の明るさに合わせて画面の明るさが自動調整される明るさセンサーや、画面の明るさを抑える省エネモード、消し忘れを防げる電源オフ機能などの節電機能が豊富です。
【テレビ】ソニー ブラビア
ソニーのブラビアは、LEDバックライトに応じてパネルの明るさをコントロールするECOパネル制御機能を搭載しているので、テレビ視聴中でも消費電力を節約可能です。
また、明るさセンサーが部屋の明るさに合わせて画面の明るさを自動調節してくれるので、テレビが見やすくなります。ムダな明るさを抑えることで、消費電力も効率的に抑えられます。
指定時刻に自動で電源を入れるオンタイマーと、自動で電源が切れるスリープタイマーを搭載しているので、消し忘れによりムダな電力を消費する心配がありません。
【エアコン】シャープ プラズマクラスター
シャープのプラズマクラスターは、部屋にいる人の人数や床の温度などを総合的に判断して設定温度を調整するエコ自動が搭載されているので、快適性と省エネが両立できます。
人感センサーが付いているので、部屋から人がいなくなったら設定温度がゆるくなります。人が戻ってくると運転を自動で再開するので、冷やしすぎや暖めすぎによる電力消費の無駄がありません。
室温が安定しているときは、新サイクル制御により湿度が上昇しないようにコンプレッサーの回転数が抑えられます。湿度が上昇しにくい環境を作れるので、電力の消費を抑えながら快適に過ごせます。
【エアコン】日立 白くまくん
日立の白くまくんは、2019年に省エネルギーセンター会長賞を受賞しています。横幅800mm以下のコンパクト室外機において、業界トップクラスの省エネ性と認められました。
熱交換器から排水周りまで内部を自動で掃除する凍結洗浄機能や、ファンに付着したホコリを自動で除去するファンロボが搭載されているので、能力低下による消費電力の増加を抑制できます。
暮らしAIカメラで部屋にいる人を識別し、それぞれの体感温度を予測できます。足元に向けて温風をコントロールするので、快適性と省エネが両立可能です。
【電気便座】パナソニック ビューティ・トワレ DL-EN
パナソニックのビューティ・トワレDL-ENは、人センサーで人の入室を検知し、瞬間的に便座を温めるので、保温に必要な電力が節約可能です。
また、エコナビが搭載されているので、使わないときは保温温度をセーブできます。外出中や就寝時は便座が使われないので、便座の保温が8時間停止されます。
省エネ基準達成率204%の、省エネ性能が高い電気便座です。
【電気便座】TOTO ウォシュレットアプリコット
TOTOのウォシュレットアプリコットは、瞬間暖房便座機能によりセンサーが人の動きに反応するので、使用するときだけ便座を温めることが可能です。
便座と便蓋の両方に断熱材が使用されているため、保温効率がよく、保温のときに使用される電力を最小限に抑えられます。
p>便器から離れるとライトが消灯し、瞬間暖房便座がオフになるので電力のムダがありません。オート開閉により、蓋の閉め忘れがないので安心です。省エネ家電の買い換え補助金・キャンペーン
省エネ家電の買い換え時に利用できる補助金やキャンペーンについて紹介します。
自分の住んでいる地域にキャンペーンがないか確認し、有効に活用しましょう。
【東京都】家庭のゼロエミッション行動推進事業
対象者 | 令和元年10月1日以降に対象製品に買い換えを行い都内の住所に設置した都民 |
---|---|
対象製品 | 統一省エネルギーラベル4つ星以上のエアコン 統一省エネルギーラベル5つ星の冷蔵庫 高効率給湯器 |
事業期間 | 令和元年度~令和2年度まで |
申請受付開始日 | 令和元年10月1日 |
付与ポイント数 | エアコン12,000~19,000ポイント 冷蔵庫11,000~21,000ポイント 給湯器10,000ポイント |
ポイント交換品 | 商品券及びLED割引券 |
申請手続き | 事務局HP上で入力・印刷 申請書に手書きで記載 |
※本記事で紹介した内容は予告なく変更される可能性があるため、必ず公式ページで確認するようにしてください。
事業期間は令和2年度までとなっていますが、申請受付期間は1年間延長されて令和4年3月31日までです。
家庭のゼロエミッション行動推進事業とは、省エネ性の高い家電への買い換えに対し、1ポイントあたり1円として使える東京ゼロエミポイントを付与したり、省エネアドバイスを行う事業のことです。
ポイントは商品券かLED割引券として利用可能です。
省エネアドバイスは、ポイント交換券に同封されたリーフレットの情報を読むか、LED割引券を使用するときに店頭で受けられます。
省エネ家電に買い換えて電気代を節約しよう
家庭での年間消費電力の割合が大きい冷蔵庫や照明器具、テレビ、エアコン、電気便座家電を省エネ家電に買い換えることで電気代の節約が期待できます。
省エネ家電にはメーカー独自の技術により消費電力の削減に貢献しているものや、節約機能が付いているモデルがあります。
省エネ基準達成率の星の数が多いほど省エネ性に優れているので、省エネ家電選びに迷ったら統一省エネラベルを確認してください。
地域によっては省エネ家電への買い換えを推進・啓発するためのキャンペーンも行われています。お得に省エネ家電に買い換えられる可能性があるのでチェックしてみましょう。
公開日時 : 2021年06月28日

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