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povoの設定・開通方法を解説!iPhone・AndroidでAPN設定できない原因は?

povoはオンライン専用の料金プランなので、店舗スタッフのサポートを受けられません。
そのため、開通手続きや初期設定など、どのようにしたらいいのか困っている方も多いのではないでしょうか。
難しそうに見えるpovoの初期設定ですが、手順に従って行えば簡単にできます。必要なものを用意して、本記事の設定方法を参考にしてみましょう。
povoへの乗り換え方法はこちらで解説しているので、契約前の方はご一読ください。
目次
povo開通手続き・初期設定
povoは、物理SIMとeSIMから選択可能です。eSIMはスマホ内蔵型のSIMなので、povo申し込み当日に利用開始できますが、物理SIMの場合は到着まで2,3日かかります。
それぞれ、開通手続きおよび初期設定が異なるので、手順を間違えないように気を付けましょう。
物理SIMの場合
まずは、物理SIMの開通手続き・初期設定を解説します。
事前に用意するもの
開通手続きや初期設定をスムーズに行うために、必要なものを事前に用意しておきましょう。物理SIMの場合、以下のものが必要です。
必要なもの
- 物理SIM
- SIMロック解除済みの端末
- SIMピン
SIMピンが手元にない場合、クリップや安全ピンで代用してください。SIMロックをまだ解除していない方は、こちらを参考に解除しましょう。
回線を切り替える
番号を引き継いで乗り換えるMNP転入の場合は、Webサイトで回線の切り替えを事前に行います。切り替え方法は、以下の通りです。
- Webサイトの「povo2.0への切り替え」をタップ
- SIMカード裏面記載のバーコードをスキャン
- 「SIMカードを有効化する」をタップ
- SIMカードの有効化完了のEメールが届いたら「次へ」をタップ
受付時間 | 9:30~21:30 (年中無休) |
---|
時間外に切り替えを行った場合は、翌日の9時30分以降順次有効化が完了します。
SIMカードを挿入する
次に、SIMカードをpovoで利用する端末に挿入します。手順は、以下を参考にしてください。
- 端末の電源をオフにして端末側面の穴にSIMピンを差し込む
- SIMスロットを取り出す
- SIMスロットにSIMカードを入れる
- SIMカードを入れたSIMスロットを本体に挿入する
- 端末の電源をオンにする




SIMカードをSIMスロットに入れる際、入れ方を間違えると取り出せなくなることがあるので、しっかりと確認してから入れましょう。
SIMカードを入れただけでは通信・通話はできません。SIMカードの挿入が完了したら、Androidの場合はAPN設定、iPhoneの場合はAPN構成プロファイルの削除を行います。
【Androidの場合】APN設定
APN設定とはSIMカードに自分の契約者状況を書き換える作業のことを指します。Androidの場合は、このAPN設定が必要です。
ただし、auで販売している多くのAndroidでは、すでにAPN設定が完了しています。なお、一部対象外の端末もあるので、事前に確認しましょう。
他社で購入したスマホまたは、SIMフリースマホの場合は、以下の手順でAPN設定を行ってください。
- 「設定」から「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップをタップ
- 「詳細設定」をタップ
- 「アクセスポイント名」をタップ
- 「新しいAPN」または「+」を選択
- 「APN情報」を入力
- 入力が完了したら「povo」を選択
- 戻るボタンをタップして設定完了
入力項目
名前 | povo2.0 |
---|---|
APN名 | povo.jp |
ユーザー名 | (設定不要) |
パスワード | (設定不要) |
認証タイプ | (設定不要) |
APNプロトコル | IPv4 / IPv6 |
APNタイプ | (設定不要) |
入力項目を1文字でも間違えると、インターネットにつながらないので注意が必要です。
【iPhoneの場合】APN構成プロファイルの削除
iPhoneの場合、SIMカード挿入後、自動的にAPN設定が行われます。
ただし、他社のプロファイル(APN)が設定されている場合は、以下の手順で他社プロファイル(APN)を削除してください。
- 「設定」アプリから「一般」を選択する
- 「VPNとデバイス管理」をタップする
- 「プロファイル」をタップする
- 削除する他社の構成プロファイル(APN)をタップする
- 「プロファイルを削除」をタップする
- パスコードを入力する
- 「削除」をタップする
- 他社のAPN構成プロファイルが削除されたことを確認する




発信テストを行う
ここまで設定できたら、発信テストを行います。発信テスト用番号(111)へ電話をかけ、ガイダンスを最後まで聞いてから電話を切ってください。
発信テスト用番号へ電話をかける場合、通話料は無料です。
eSIMの場合
eSIMはスマホ内蔵型のSIMなので、商品の到着を待ったり、SIMカードの入れ替えを行う手間がありません。
ただし、eSIMに対応している端末の種類が少ないため、使用する端末がeSIMに対応しているかどうか確認してから申し込みましょう。
手順を間違えると開通できない場合があるので、しっかりと確認しながら進めてください。
手続きに必要なもの
開通手続き・初期設定を行う前に、必要なものを用意しておきましょう。
必要なもの
- SIMロック解除済みの端末
- その他の端末
- WiFi等のネットワーク
その他の端末は、プロファイルダウンロード用のQRコードを表示するためのものです。スマホ以外にも、パソコンやタブレットでも構いません。
回線を切り替える
MNPで契約した場合、Webサイトで回線の切り替えを行います。
なお、こちらの作業は、MNP契約でない方は不要です。
- Webサイトの「povo2.0への切り替え」をタップ
- SIMカード裏面記載のバーコードをスキャン
- 「SIMカードを有効化する」をタップ
- SIMカードの有効化完了のEメールが届いたら「次へ」をタップ
受付時間 | 9:00~21:30 (年中無休) |
---|
時間外に切り替えを行った場合、翌日の9時30分以降順次有効化が完了します。
別の端末でURLからQRコードを取得する
povoで使用するスマホ以外の端末で、QRコードを取得します。QRコードの取得方法は、以下の通りです。
- >povoで使用するスマホ以外の端末で、povo2.0のホームページからログインする
- 契約時に登録したメールアドレスを入力し「次へ」をタップ
- メールに届いた6桁の認証コードを入力し、「次へ」をタップ
- 「eSIMの設定」をタップ
- QRコードを表示
ここまで完了したら、次のステップに進みます。
QRコードを読み取る
QRコードを表示したら、povoで使用するスマホでQRコードを読み取ります。手順は以下の通りです。
iPhoneの場合
- povoで使用するスマホをWiFiなどのネットワークに接続
- 「設定」アプリから「モバイル通信」をタップ
- 「eSIMを追加」をタップ
- 「QRコードを使用」をタップ
- 先ほど表示したQRコードを読み取る
- 「モバイル通信プランを追加」をタップ
- カスタム名称に「povo2.0」と入力
- 手順に沿って選択
Androidの場合
- povoで使用するスマホをWiFiなどのネットワークに接続
- 「設定」アプリから「ネットワークとインターネット」をタップ
- モバイルネットワーク右横の「+」をタップ
- 「代わりにSIMをダウンロードしますか?」をタップ
- QRコードを読み取る
- 「有効化」をタップし「完了」をタップ
- 「povo」をタップ
- 「モバイルデータ」「通話の設定」「SMSの設定」でpovoを選択
【Androidの場合】APN設定をする
Android搭載のSIMフリー・他社スマホを利用する場合は、APNの設定が必要です。なお、auで販売しているAndroidの多くは、すでにAPN設定が完了しています。
eSIMプロファイルのダウンロードが完了すると、自動的に利用できます。自動的に設定されない場合は、以下の手順でAPN設定を行ってください。
iPhoneを使用する方は不要なので、次のステップに進んでください。
- 「設定」から「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「詳細設定」をタップ
- 「アクセスポイント名」をタップ
- 「新しいAPN」または「+」を選択
- 情報を入力して保存
入力項目
名前 | povo2.0 |
---|---|
APN名 | povo.jp |
ユーザー名 | (設定不要) |
パスワード | (設定不要) |
認証タイプ | (設定不要) |
APNプロトコル | IPv4 / IPv6 |
APNタイプ | (設定不要) |
上記の入力項目は、1文字でも間違えるとAPN設定ができないので、しっかりと確認しながら入力してください。
発信テストを行う
発信テスト用番号(111)へ電話をかけ、ガイダンスを最後まで聞いてから電話を切ってください。
最後まで聞かずに電話を切ってしまうと、処理が正常に終わらないことがあるので、必ず最後まで聞きましょう。また、発信テストの通話料は無料です。
povoサービス設定方法・手順

ここでは、開通手続き・初期設定後に行う、povoサービスの設定方法を紹介します。
povoでメール・テザリング・転送電話機能を利用したい方は、こちらを参考にしてください。
メールの設定方法
povoでは、auなどで提供されているキャリアメールが使用できません。そのため、キャリアメールで登録しているサービスの情報を変更しておきましょう。
また、povoでもメールを利用したい方は、申し込み前にGmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスを取得しておくことをおすすめします。
キャリアメールを使えないpovoでおすすめのフリーメールは、以下の記事でも解説しています。
テザリングの設定方法
テザリングとは、スマホのデータ通信を利用して、パソコンやタブレットなどをインターネットに接続できる機能です。
有料オプションとして提供されていることが多いですが、povoではこのテザリングが無料で利用できます。
povoで利用できるテザリング方法は、WiFi・Bluetooth・USB接続の3種類です。中でも、速度が速く接続しやすいのはWiFiなので、快適さを求める場合はWiFiを選びましょう。
ここでは、WiFiでテザリングする場合の設定手順を紹介します。
iPhoneの場合
- 「設定」アプリから「インターネット共有」を選択する
- インターネット共有画面内で「他の人の接続を許可」にチェックを入れる
- 接続したい端末でWiFi画面を開き、インターネット共有と同じ名前のiPhoneを探して接続する
Androidの場合
- 「設定」アプリから「無線とネットワーク(ネットワークとインターネット)」を選択する
- 「テザリング」をタップする
- 「WiFiテザリング」をオンにする
- 接続したい端末でWiFiの接続を実施して、Androidに表示されているネットワーク名とパスワードを入力して接続する
外出先でパソコンやタブレットを使用したい場合に便利な機能なので、povoユーザーはぜひ活用してみてください。
povo開通・APN設定できないときの原因

最後に、povoを開通できない・設定できないときの原因と対処法を紹介します。
手順に従って開通手続きや初期設定を行ったのに、正常に完了しない場合はこちらを参考にしてください。
端末にSIMロックがかかっている
auの端末またはSIMフリー以外の端末は、基本的にSIMロックがかかっており、povoのSIMを入れても通信ができません。
他社で購入したスマホをpovoで利用する場合は、事前にSIMロック解除の手続きが必要です。
SIMロック解除が完了していない端末では、開通手続きや初期設定ができないので、povo乗り換え前に手続きを済ませておきましょう。
povoの対応端末ではない
現在、povoでは端末とのセット販売を行っていません。そのため、自分でpovo対応端末を用意する必要があります。
非対応端末の場合スマホが正常に動作しない場合や通信ができない場合があるので、対応端末を使用しましょう。おすすめのpovo対応機種・端末は以下の記事で紹介しています。
切り替え手続きの受付時間外
povoはオンライン専用の料金プランなので、24時間申し込みを受け付けています。ただし、SIM切り替えの受付時間は9時30分~20時00分です。
夜間に申し込むと翌朝9時30分以降の利用開始となる場合があるので注意しましょう。
設定途中で受付時間外になる場合は、切り替え手続きが正常に終わらないことも考えられます。
povo側の開通処理が完了していない
回線切り替え手続きを行っても、povoで通信できない場合は、povo側の開通手続きが完了していない可能性があります。
すぐに回線が切り替わらない場合は、30分~1時間程度待ってみましょう。1時間ほど経過しても通信できない場合は、端末を一度再起動してみてください。
【Android】APN設定の入力が間違っている
au以外で購入したAndroidの場合は、基本的に手動でAPN設定を行う必要があります。
入力事項を1文字でも間違えるとAPN設定が正常に完了しないので、必ず内容を確認しながら入力してください。
また、auで購入したAndroidの中でも、APN設定が必要な機種もあるので、事前に確認しておきましょう。
【iPhone】旧プロファイルが残っている
現在使用しているiPhoneをそのまま利用する場合、これまで利用していた他社の構成プロファイルが残っていると、povoで通信できないことがあります。
通常、iPhoneではpovoのAPNが自動的に設定されますが、古い設定が残っている場合は、その設定が優先されてしまうのでpovoの設定が利用できません。
通信できない場合や設定ができない場合は、旧プロファイルが残っていないか確認して、残っている場合は削除してから再度試してみてください。
発信テストを行っていない
povoの開通手続きや初期設定が完了したら、最後に発信テストを行います。111に電話をかけると発信テストが開始しますが、必ず最後まで聞いてから電話を切ってください。
発信テストを最後まで聞かずに切ってしまうと、povoを正常に利用できない場合があるので注意しましょう。
MNP予約番号の有効期限が切れている
現在使用している電話番号を引き継いで使用する場合、乗り換え元でMNP予約番号の取得が必要です。このMNP予約番号は、15日間の有効期限が設けられています。
有効期限が過ぎると自動的に失効してしまうので、日数に余裕をもって取得しましょう。
また、手続き途中に失効してしまうと開通できないことがあるので、povo申し込みの1日~5日前に取得することをおすすめします。
povoの問い合わせ窓口や電話番号は?
povoは、オンライン専用の料金プランなので、店舗での申し込みやサポートを受け付けていません。
手続きに関して問い合わせたい場合は、チャットや電話を利用しましょう。
povoの主な問い合わせ方法として以下の3つが挙げられるので、問い合わせ内容に応じて選んでください。
povoに関して疑問点がある場合は、povo公式サイトのよくある質問で同様の質問がないか確認してみましょう。
該当する質問がない場合は、チャットで質問してみてください。公式サイトTOPの右下にチャットが表示されます。
ただし、チャットはAIが返答するため、オペレーターにつなぐことはできません。
povoの開通手続き・初期設定は簡単にできる!

- povoの開通手続き・初期設定の手順
- povo開通・APN設定できないときの原因
povoは申し込みから設定まで、すべて自分で行う必要があります。
そのため、これまで大手キャリアのサポートを受けていた方は難しく感じるかもしれませんが、手順に従えば簡単に利用できます。
必要なものを用意していれば数十分で完了するので、本記事やpovo公式サイトを参考に手続きを行ってください。
また、povoは契約期間の縛りがなく解約違約金も発生しないので、万が一サービスに満足できない場合は、好きなタイミングで大手キャリアに乗り換えも可能です。
他社でもオンライン専用の料金プランが増えているので、この機会に一度試してみてはいかがでしょうか。
公開日時 : 2023年03月02日
